【考察】もののけ姫のカヤとアシタカの関係とその後!子孫が伝説を語り継いだ?

ジブリ映画『もののけ姫』に登場する娘カヤとアシタカの関係、2人のその後について、徹底考察します!

カヤは映画冒頭にしか登場しないため、あまり記憶にない人もいるかもしれませんが、ストーリー上は重要な役割を果たしていますし、アシタカとの関係が非常に興味深いんです…

  • カヤとアシタカの関係が気になる
  • カヤとアシタカの子孫がアシタカ伝説を受け継いだって本当?

という疑問に答えるために、しっかり考察していますよ!早速確認していきましょう♪

目次

『もののけ姫』カヤとは?

まずは、カヤとはどういう人物なのか、おさらいしておきましょう。

カヤのプロフィール

  • 名前:カヤ
  • 年齢:1314
  • アシタカと同じエミシ(蝦夷)一族の村に住む娘
  • タタリ神になったナゴの守に襲われたが、アシタカに救出される
  • 旅立つアシタカに黒曜石の玉の小刀を渡す

ぱっと見、中学生くらいのかわいらいしい女の子ですよね。

エミシの村では、年上の男性のことを「兄様」と呼ぶようですね。カヤもアシタカのことを「兄様」と呼んで慕っていました。

素直でアシタカを想う従順な気持ちから、最強の妹キャラだと思っています(^^;

【考察】カヤとアシタカの関係は?

カヤとアシタカは婚約者の関係

結論から申し上げると、

カヤとアシタカは婚約者同士の関係

という設定です。カヤはアシタカの許嫁、とされています。

アシタカの年齢は17歳くらいと言われていますので、2人とも10代ですね。しかし、舞台となっている中世の日本では、10代後半で結婚することは珍しくなかったと思われます。

それにしても、こんなイケメンとかわいい女の子のカップルはお似合いですよね♪アシタカは村の将来を背負う青年でしたから、村でもさぞかし期待されていたと思われます。

カヤがアシタカに小刀を渡した意味

タタリ神の呪いを受けたアシタカは、呪いを解くために村を出ます。村を出るアシタカを見送るのは禁則事項とされていましたが、許嫁のカヤはアシタカを見送りに行きます。

そのとき、カヤがアシタカに手渡した黒曜石の小刀を渡しますが、

小刀は、アシタカの旅の無事を祈ったお守りアイテムではありません。

実は、もっと深い意味があります。

エミシの一族に伝わる黒曜石の小刀は、

女性から男性に送る、変わらぬ心の証
一生添い遂げる

という意味を持った小刀だったのです。

同時に、「一生未婚のまま人生を全うする」、つまり貞操の印でもあったとされています。

それはつまり、カヤとアシタカがすでに男女の関係であったことを示すのですが…それにしても14歳で一生未婚なんて決断、なかなかできませんよね。

カヤはアシタカがもう二度と村に戻ってこないことを悟って、小刀を渡したのだと考察されます。カヤの一途な思いに心打たれますね。

アシタカがサンにカヤの小刀を渡した理由

ちょっと待ってください。

「アシタカ以外の人とは恋愛関係になりません!」宣言をしたカヤからもらった大事な黒曜石の小刀を、アシタカはあっさりとサンにプレゼントしてしまっているじゃないですか…!

一見するとカヤの想いを踏みにじるような許しがたいこのアシタカの行為に、憤慨する女性も多いですよね。私もその一人です…カヤが今後一体どんな思いでアシタカを想い続けると思っているのか、アシタカに問い詰めたくなります。

実は、サンとカヤ両方の声優を務めた石田ゆり子さんも、この件については宮崎駿監督に抗議したそうです。しかし、監督からは、「男ってこんなもん」との返答でした。

監督もあえてそういう演出にしているのですね…世の中の男性、特にイケメンはこういうもんだよ、という妙にリアリティのある演出だということがわかりました。

アシタカがサンにカヤからもらった大切な小刀を渡してしまった理由としては、2人はすでに体の関係にまで発展してしまっていたからだと言われています。2人がすでにやっていた説については、こちらで解説しています。

【考察】カヤとアシタカのその後

カヤとアシタカのその後についても、考察していきます。

まずカヤは、『もののけ姫』劇中では、冒頭以外に登場しません。悲しいことに名前すら言及されません。

しかし、アシタカとサンは明らかにできていて、「共に暮らそう」とまで最後言っています。また、アシタカはタタラ場で暮らしていく宣言もしていますので、

エミシの村には戻らず、カヤにも二度と会うことはなかった

と思われます。

では、カヤが一生を孤独に過ごしたのかというと、そうではありません。カヤのその後には、まだ続きがあります。

カヤとアシタカに子孫ができる?

カヤがアシタカを見送った時点で、実は

アシタカとの子を身ごもっていた

という解釈することもできます。

見た目ではわからないので、驚かれる人も多いかもしれませんが、わりと広く言われていることです。

というのも、そもそも『もののけ姫』は『アシタカ聶記(せっき)』というタイトルに宮崎駿監督が変更しようとしていました。主人公はアシタカですからね。

アシタカの伝説が後に受け継がれた、という設定なのです。

また、アシタカとの子を身ごもっているからカヤはアシタカについていかなかった、とも言われています。

カヤはアシタカの子を村人たちの力を借りながら、後の村の長になるように頑張って育てて、その子孫がアシタカの伝説を語り継いだと考えられます。

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その後2人は伝説に?









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まとめ

ジブリ映画『もののけ姫』のカヤとアシタカの関係とその後について、考察してきました。結論としては、

  • カヤとアシタカは婚約者同士の関係
  • カヤはアシタカに「一生未婚のままでいる」ことを誓った
  • アシタカは村に戻らなくてもカヤは一人で子ども(子孫)を育てた

ということがわかりました。あくまで考察なので真実は定かではありませんが、カヤの存在を考察してみると、『もののけ姫』の背景設定がいかに複雑でリアリティにあふれているかがわかりますね♪

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