ジブリ映画『猫の恩返し』のあらすじをネタバレ解説!最後の結末と感想もヤバい!

スタジオジブリの映画『猫の恩返し』のあらすじをネタバレ含めて解説します!

名作中の名作といっても過言ではない『猫の恩返し』の最後と結末も、いろいろ考えさせられますよね。

観た人もそれぞれにさまざまな感想を持っていますが、どれも皆考察が深くてヤバい!

ネタバレなしで完結にまとめたあらすじも用意したので、早速見ていきましょう!

目次

映画『猫の恩返し』作品情報

基本情報

  • 作品名:猫の恩返し
  • 公開日:2002年7月20日(日本)
  • 上映時間:75分
  • 製作国:日本
  • 制作会社:スタジオジブリ
  • 監督:森田宏幸
  • 脚本:吉田玲子
  • 原作:柊あおい『バロン 猫の男爵』
  • 声優キャスト:池脇千鶴、袴田吉彦、前田亜季、山田孝之など

実は、スタジオジブリの作品『耳をすませば』の主人公である月島雫が描いた物語という設定で、スピンオフ作品です。

『耳をすませば』の続編ではないものの、位置づけとしては続編の本作。続編を作らないとジブリでは珍しい作品です。

『猫の恩返し』のあらすじ(ネタバレなし/簡単版)

主人公は女子高生のハル。学校に遅刻したり、ゴミ箱の中身をぶちまけたり、おまけに憧れのクラスメイトには付き合っている女の子がいて、すっかり落ち込んでいました。

ある日、ハルはたまたまトラックに轢かれそうになっていた1匹の猫を助けました。

しかしその助けた猫が、「猫の国」の王子ルーンだったことから、ハルはお礼として猫の国に招待されます。

さまざまな歓迎を受けて、いつの間にか、ハルはつらい現実より猫になって時間も忘れて楽しくいきたい、と願うようになるのでした。

そこへ、猫の男爵バロンが現れます。揺れ動くハルの想いと、猫の国の歓迎ぶり、果たしてハルは自分らしく自分の時間を生きていくことができるのか――。

『猫の恩返し』のあらすじをネタバレ解説!

猫の恩返しプロジェクト開始

主人公のハルはごく普通の女子高生。ある日、友人と下校中に、リボンのついた箱をくわえて道路を横断しようとする猫を発見します。

猫にトラックが近づいていて危険を察知したハルは、とっさに友人のラクロスのラケットを借りて猫を救い出します。

すると、その猫が立ち上がって丁寧にお礼を言って去っていきました。

この件をハルは母親に報告すると、ハルが小さな頃にも猫と話をすることができたといいます。小学生のころ、クッキーを食べながら歩いていると、お腹を空かせた白い猫がついてきて、クッキーをあげると喜んでくれたという話もありました。

その夜、外が騒がしいのでハルが思わず玄関へ出ると、猫の大行列が歩いてきており、玄関先で止まりました。家来のナトル曰く、ハルが救った猫は、猫王様の息子ルーン王子であり、その感謝の意味で猫の国を挙げて恩返しをすると言って、帰っていきました。

猫の事務所

次の日から、自宅前が一面猫じゃらしになったり、学校に行くまで猫に追い掛け回されたり、下駄箱にはネズミが入ったプレゼント箱が大量に入れられていました。

困り果てたハルでしたが、ゴミ捨て場で改めてナトルに出会い、ナトルから、王様はハルを猫の国へ招待しルーン王子の嫁にする計画を考えていると伝えられます。

大変なことになったと頭を抱えるハルに、天から「猫の事務所に助けを求めて。白い猫に案内してもらって」という声が聞こえました。

ハルが指定された場所に向かうと、普通の猫の2倍はある大きさの白い猫(ムタ)がいました。ムタの案内により猫の事務所に向かい、白いタキシードを着た紳士的な猫バロンと、カラスのトトに迎えられます。

しかしそんな時間も束の間、ナトルと猫の集団が事務所に押し寄せ、ハルは猫の集団に乗せられ、猫の集団に連れていかれてしまいます。バロン、ムタ、トトは後を追い、猫の国にたどり着きます。

そこは、日暮れを知らない浮世離れした猫の国でした。

猫の城からの脱出

ハルは猫の国のお城に連れられ、着飾って宴会場に向かいます。そのころ、ムタは王様の手下によってゼリーに閉じ込められてしまいました。

ショックを受けるハルに、楽しませようと猫王様が手下に出し物をさせますがことごとく失敗。そんな中、仮面をつけた猫がハルをダンスに誘います。

この猫が正体を隠したバロンでした。正体がバレたバロンは猫王様の手下からなんとか逃げ切り、ムタも騒動の中でゼリーから脱出し、その場を切り抜けます。

このとき、宴会場にいた給仕係であり、かつてハルがクッキーをあげて助けた白い猫ユキが、猫の国からの脱出方法を示してくれます。猫の姿に変わってしまったハルは、人間界の夜明けまでに城の迷路を抜けて、塔のてっぺんに着けば、人間界に戻って人間に戻れるといいます。

ハルとムタ、バロンは迷路でなかなか塔までたどりつきません。よく見ると、手下たちがはりぼての壁で道をふさいでいたのでした。はりぼてを突っ切ると、塔までたどり着きました。

『猫の恩返し』の最後・結末

3人が塔を上って中まで進むと、猫王様が塔を爆破してしまいます。途方に暮れた3人を、とうとう王様の手下が取り囲んでしまうのでした。

しかし、そこへルーン王子が現れ、王の暴挙を止めます。実は、ルーン王子はすでに給仕係のユキとの結婚を考えていたのでした。

ルーン王子はユキの思い出のクッキーを探して、プロポーズをするためにプレゼントを運んでいたところ、トラックに轢かれそうになったのでした。

ルーン王子もトラックに轢かれそうになったところを助けてくれたのが、ユキにクッキーをあげた同じ人物であるハルと気づき、2人の命の恩人であるハルにお礼をしたいと申し出ます。

ハルはお礼は要らないと伝え、代わりに自分の嫁になることを迫ってきた猫王様を引き留めてもらい、なんとかバロンとムタと一緒にハルは人間界の出口にたどり着きました。

しかし、塔が崩れてしまったことが影響し、出口はなんと雲の上。窮地に陥った3人でしたが、トトの仲間である鳥たちが作った絨毯によって、無事に地上に降り立ちました。

そして3人は再び日常生活を送るのでした。

『猫の恩返し』の感想

『猫の恩返し』の感想をご紹介します!ファンはやはり多いみたいですね♪♪

20代女性

ハルが小学生の頃にクッキーを食べながら歩いていた時、後ろから泥だらけの白い猫ゆきがやってきて、
それを見たハルが振り向くゆきに、クッキーをあげるシーンが素敵でした。
猫の国に来たハルがドレスを着て、バロンと一緒に踊るシーンがまるでプリセンスになっているように見えます。
主題歌「風になる」も素敵な歌でした。

30代女性

学校帰りに、プレンゼントを持ったルーンが、道路に出てトラックに轢かれそうになった瞬間、
ヒロインのハルが、友人のラクロススティックを借り、ルーンを助け出すシーンがとてもかっこよかったです。
ハルが猫の国に行った時、猫の城でパーティーを開いた時、
正体を隠したバロンとハルが踊るシーンが素敵で好きなシーンです。

まとめ

スタジオジブリの映画『猫の恩返し』のあらすじをネタバレありとネタバレなしで解説してきました!

最後の結末までご紹介してきましたが、かなり見応えのある映画であることがわかりましたね♪

見る年齢によって、持つ感想が変わる映画ですので、何度でも観たいですね!

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