ノートルダムの鐘(ディズニー)のあらすじをネタバレ!伝えたいことを考察!

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映画『ノートルダムの鐘』のあらすじをネタバレありで徹底解説しますよ!

主人公の心優しさと、教訓のある物語が魅力の本作は、何度観ても楽しめます。

今回は、最後の結末まで、感想も一緒にわかりやすくしっかり解説しますよ~♪

目次

映画『ノートルダムの鐘』作品情報

『ノートルダムの鐘』基本情報

『ノートルダムの鐘』の基本情報を押さえてきましょう。

  • 作品名:ノートルダムの鐘
  • 公開日:1996/8/24
  • 上映時間:91分
  • 監督:ゲイリー・トゥルースデイル
  • 脚本:タブ・マーフィ
  • キャスト:トム・ハルス、デミ・ムーア、ハイジ・モーレンハウアー、トニー・ジェイ、ほか

ウォルト・ディズニー・ピクチャーズによる長編ミュージカル・アニメーションです。

音楽担当は「美女と野獣(1991)」「アラジン」のアラン・メンケン、日本語吹替版の声優は劇団四季が担当しました。

『ノートルダムの鐘』のあらすじ(簡単に・ネタバレなし)

15世紀のパリ、ノートルダム大聖堂の鐘突き塔に、カジモドという男が閉じ込められていました。カジモドは心優しい男でしたが、ひどく醜い容姿であり、鐘突き塔の外に出ることを許されていませんでした。

カジモドは自由を夢見ており、年に一度の祭りの日に、こっそり街へ出かけることに決めました。

祭りに来たカジモドは、美しいジプシー娘エスメラルダに出会います。しかし、ある騒動がきっかけでエスメラルダは、カジモドの育ての親である判事フロローに目をつけられてしまいました。

カジモド、フロロー、そして護衛隊長のフィーバスの3人がエスメラルダに惹かれていきます。フロローは、エスメラルダの心が思い通りにならないことに怒り、次第に強引な方法で支配をしはじめます。

外の世界に出て、愛と友情を初めて知ったカジモドは自分の心を信じて勇気を振り絞ります。

『ノートルダムの鐘』のあらすじ内容を詳しくネタバレ解説!

醜い男カジモド

15世紀のフランス・パリで判事クロード・フロローはジプシー狩りをしていました。ジプシーとは踊り子や占い業で稼ぐ移民であり、パリの風紀を乱す者と考えられていました。

ある日、フロローがジプシーの抱えていたものを奪うと、それは怪物のように醜い赤子でした。

フロローは赤子をノートルダム寺院の近くの井戸に捨ててしまおうとしましたが、司祭によって制され引きとどまりました。代わりに、自ら引き取って養うことになりました。

フロローは赤子に「カジモド(出来損ない)」と名付け、ノートルダム大聖堂の鐘突き塔に閉じ込めました。

20年後、カジモドは心優しい青年へと育ちました。大聖堂の鐘突きの仕事をしており、フロローからは外へ出ないように言われています。

一方、街では年に一度の祭りが迫っていました。カジモドは一度でいいから外に出たいと願っており、祭りの日にこっそりと外出することを決めました。

踊り子エスメラルダとの出会い

祭りの場で、カジモドは美しい踊り子・エスメラルダに出会いました。エスメラルダはカジモドの顔をマスクだと思い、パリで一番醜い男を決める大会に出場させてしまいます。

大会で優勝したカジモドでしたが、顔の醜さがマスクではないことがわかると、民衆たちから嘲笑を浴びせられます。エスメラルダは責任を感じてカジモドをその場から逃がしました。

しかし、それは「大聖堂から出てはいけない」という言いつけに背いたカジモドを庇ったことになってしまい、エスメラルダはフロローの怒りを買ってしまいました。

カジモドとエスメラルダはフロローから逃げるため、ノートルダム寺院に駆け込みました。

フロローも追ってきましたが、聖域であるノートルダム寺院では、それ以上追うことはできませんでした。フロローは寺院の外でエスメラルダが出てくるのを待ちました。

カジモドはエスメラルダを逃がすため、鐘突き塔まで連れていきます。エスメラルダは逃げる際、カジモドにお守りのペンダントを手渡しました。

カジモドは初めて人の優しさに触れて、エスメラルダに惹かれていきました。

エスメラルダに恋する3人

カジモドだけでなく、護衛隊長フィーバス、そしてフロローもエスメラルダに惹かれていました。

フロローはエスメラルダの逃亡に怒り、強引な方法で支配しようとします。家に押しかけたり、見せしめとして家に火をつけようとしたりと、兵士に横暴な指示を出しました。

護衛隊長のフィーバスはフロローの指示に従いませんでした。その結果、他の護衛隊から攻撃されて川に落ちてしまいました。

負傷したフィーバスをエスメラルダが助けます。エスメラルダはフィーバスをノートルダム寺院のカジモドの元へ連れていき、かくまってもらえるようにお願いしました。

カジモドはエスメラルダとの再会に喜びましたが、エスメラルダとフィーバスの関係を見ると気乗りしませんでした。しかし、エスメラルダから貰ったペンダントを見て、考えを正しました。

フロローは、ジプシー狩りする立場でありながらジプシーに恋してしまった自分に葛藤していました。

次第に、「自分を虜にするジプシーが悪い」と思いを歪め、パリの街を焼き尽くしてでもエスメラルダを捕えると考えだします。

ジプシーの隠れ家「奇跡の法廷」

フロローはカジモドの落ち着かない様子を見て、エスメラルダをノートルダム寺院から逃がしたのはカジモドだと気づきます。そして、カジモドを試すために「夜が明けたら、ジプシーの隠れ家を攻撃する」と告げます。

カジモドはエスメラルダに危機を伝えに行こうとします。カジモドは、エスメラルダからもらったペンダントがジプシーの隠れ家を示していることに気付づくと、フィーバスと共に隠れ家へ向かいました。

ジプシーの隠れ家「奇跡の法廷」に到着した2人は、一度スパイと間違われてしまいますが、エスメラルダによって助けられます。

カジモドとフィーバスは、エスメラルダにフロローが攻撃しに来ることを伝えました。

しかし、2人の後ろを尾行してきたフロローが現れて、フィーバス、エスメラルダ、奇跡の法廷の住民たちは全員拘束されてしまいました。

カジモドの勇気

カジモドは鎖に繋がれて、鐘突き塔に閉じ込められてしまいました。

「自分には何もできない」と落ち込むカジモドに対して、塔の石像たちは「鎖に縛られているのは自分の心」だと説きます。

カジモドは自分の中の力を思いっきり使いました。すると鎖が解けて動けるようになりました。

エスメラルダはフロローに捕らえられ、ノートルダム大聖堂の広場で処刑されようとしていました。

フロローは、愛人になれば処刑を免ずると言いましたが、エスメラルダは拒絶してツバを吐きます。フロローは怒り、そのままエスメラルダに火をつけました

事態に気付いたカジモドは大聖堂へ向かい、エスメラルダを助け出します。エスメラルダを抱えて「ここは聖域だ!」と叫ぶと、パリ市民たちは歓声をあげました。

フロローは兵士を仕向けて総攻撃を仕掛けようとしますが、フィーバスと奇跡の法廷の住人たちが応戦します。

『ノートルダムの鐘』の最後と結末

フロローの最期

フロローは激怒しました。司祭が止めるのを振り切って自らカジモドとエスメラルダの命を奪いにかかります。

カジモドは、未だフロローのことを「ご主人様」と慕っていましたが、フロローがナイフを手に持っていることに気付くとその場から逃げます。

カジモドとエスメラルダは寺院の手すりをつたって逃げようとしました。しかし、逃げる途中にカジモドは大聖堂から転落してしまい、エスメラルダはカジモドを助けようとしてその場を離れられなくなりました。

フロローは身動きがとれないカジモドとエスメラルダをまとめて始末しようとします。しかし、ついに神は怒り、フロローの足場の石像は崩れ去ってしまいました。フロローは転落して、炎の中へと落ちてしまいました

パリ市民に迎えられるカジモド

エスメラルダはカジモドの腕を掴んで転落しないように支えていましたが、耐えきれずに手を放してしまいました。

そこへフィーバスが駆けつけて、カジモドはどうにか助かりました。カジモドとフィーバスは地上で抱き合いました。

パリ市民たちはフロローを倒したことに興奮していました。フィーバスとエスメラルダが市民の前に出ていくと、歓声があがります。

カジモドは大聖堂の暗闇に佇んでいましたが、エスメラルダに手を差し伸べられ、市民の前に姿を見せました。

カジモドを見ると市民は一瞬沈黙しますが、再び大きな歓声が沸き上がりました。

鐘突き塔の中で孤独に生きていたカジモドは、市民に迎え入れられ、新たな人生を歩み始めるのでした。

『ノートルダムの鐘』て伝えたいことは何?

ディズニー映画の『ノートルダムの鐘』は、他の大半のディズニーアニメと異なり、映画全体に少し暗い雰囲気が漂い続けます。

『ノートルダムの鐘』で伝えたいこととは何なのでしょうか。考察していきましょう!あくまで私個人の見解です。

人は外見ではなく中身

外見重視、ルッキズムの風潮は世間で当たり前のようにありますが、

人として大事なのは外見ではなく中身だ

ということが『ノートルダムの鐘』ではテーマとして挙げられていると思います。

外見が醜いとされているカジモドは、中身はとてもピュアで正直な青年です。カジモドはエスメラルダにお祭りで助けてもらったお返しに、フロローの追っ手から逃げるエスメラルダを匿い、ノートルダム大聖堂から逃げ出すのを手伝います。

エスメラルダ自身もジプシーで、映画の舞台では差別されている人たちの1人です。しかし、エスメラルダはお祭りで見せ物にされてしまったカジモドを、自分の命を惜しまず救い出しますよね。

一方で、フロローは判事として正義を行う職務でありながら、カジモドを「怪物」呼ばわりして大聖堂の中に数十年も閉じこめ、またジプシーたちを偏見を持って排除します。

映画冒頭と最後にの「ノートルダムの鐘」という歌の中が流れますが、そこには、

誰が怪物で、誰が人間か

という問いかけがありました。映画を最後まで見終わると、フロローこそが怪物で、カジモドが人間だという結論に至るはずです。外見ではなく、人の心・中身こそが怪物かそうでないかを決めるものだ、と伝えたいのだと思います。

『ノートルダムの鐘』感想まとめ

映画『ノートルダムの鐘』の感想をまとめました!

ディズニーでは珍しい主人公の設定で驚いた。
カジモドの心優しさと勇気ある行動に心打たれた。

パリの街並みを描いた緻密な描写が素敵だった!
映像も音楽も壮大で見ごたえがあった。

意中の人へ向けた三者三様の行動が印象的だった。
ラストは少ししんみりしたけれど、カジモドの未来を応援したくなった!

\『ノートルダムの鐘』/
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まとめ

映画『ノートルダムの鐘』のあらすじを、ネタバレあり(詳しく)とネタバレなし(簡単)で解説してきました!

最後の結末までご紹介してきましたが、主人公カジモドの勇気と心優しさに心が打たれる映画でしたね♪

何度も見たくなってしまう映画です!

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