【ノートルダムの鐘】結局は顔で選ばれない?カジモドがかわいそうすぎる!

ノートルダムの鐘 結局 顔 カジモド かわいそう

ディズニー映画『ノートルダムの鐘』の主人公・カジモドは、曲がった背中や左目にコブがあるなどの醜い容姿で描かれています。

ディズニー映画の主人公と言ったら美男美女がお決まりだと思っていたので、ノートルダムの鐘は斬新的なのかもしれません。

そこで今回は、

  • ノートルダムの鐘は結局は顔が大事という話?
  • ノートルダムの鐘カジモドがかわいそう!

について考察していきたいと思います。

ネタバレを含みますのでご注意ください。

目次

ノートルダムの鐘は結局は顔が大事という話?

ノートルダムの鐘のカジモドは醜い見た目で、ヒロインのエスメラルダを助けたのに結ばれることはありませんでした。

このことから考察すると、

結局は顔が大事というのは間違いないでしょう。

エスメラルダは護衛隊長のフィーバスに恋しており、彼はいわゆる『イケメン』として描かれています。

もし、カジモドの見た目がハンサムに描かれていたとしたら、結果は違っていたのではないでしょうか。

昨今、話題となっている『ルッキズム』ですが、まさにノートルダムの鐘はルッキズムを考えさせられます。

しかし、

ノートルダムの鐘は『結局は顔』ということよりも、生まれてからずっと監禁状態だったカジモドが人と関わり、恋を知り、変わっていくこと、つまり精神面の成長を描きたかったのだと思います。

フロローとの対決を経て、カジモドはエスメラルダやフィーバスと友情を得られましたし、パリの人々に受け入れられています。

結果的に物語はハッピーエンドとなっているものの、やはり見た目が良くないと男女の愛は成立しないのかと疑問に思ってしまったのも確かですね。

好きな女性が友人の彼女というシチュエーションは、やはり酷だと思いますが、カジモドの性格の良さで救われていると思いました。

カジモドの障害について

カジモドはジプシーの母親をフロローに殺されてしまい、フロローは赤ん坊ながら醜い容姿のカジモドに驚愕していました。

フロローはカジモドを殺そうとしますが、間一髪で司祭に救われ、フロローが養育することになります。

カジモドの身体の特徴として、

  • 曲がった背中
  • 左目のコブ
  • 酷く悪い歯並び
  • 難聴

などが挙げられます。

カジモドの場合、歪んだ顔は生まれつきでしたが、上記の特徴からするとある病気が疑われます。

その病気とは、

ビタミンD不足が原因と言われる『くる病』ではないかと考えられます。

カジモドはフロローに引き取られてからというもの、ずっとノートルダム大聖堂に監禁されて育ちました。

子供らしく外を走り回って遊ぶ機会を奪われて日光を浴びることがほとんどなかったため、ビタミンDが体内で生成されずに『くる病』を患った可能性が高いです。

ノートルダムの鐘が舞台の15世紀は、障害を持つ人々に対して現代よりも差別意識が相当強かった時代なので、カジモドのような人々が生きていくのはかなり大変でした。

もし現代だったら児童虐待として事件になりますし、マズいことに色々抵触してしまうのは明らかですね。

ノートルダムの鐘カジモドがかわいそう!

ノートルダムの鐘のカジモドは、明らかにかわいそうな境遇だと思います。

生まれつきの醜い顔、ノートルダム大聖堂に監禁されたことにより『くる病』を患うなど、本当に大変な人生ですよね。

ちなみにカジモドの難聴は後天的で、ノートルダムの鐘の音を近くで聴きすぎたことで難聴となったと原作では書かれていました。

初恋は失恋で終わる

カジモドはヒロインのエスメラルダに恋をしました。

さらし者となったカジモドをエスメラルダが庇ってくれて、生まれて初めて優しさを感じたのです。

すでに成長しているのに初めて優しさを感じたところもとても寂しく感じてしまいますね。

しかし、

エスメラルダはカジモドが醜い顔のマスクを付けているのだと思っていたのです。

設定が酷すぎてカジモドの気持ちを思うと胸が締め付けられます。

しかし、カジモドはエスメラルダに恋をしたことで、今までにないほど様々な経験をしました。

フロローやフィーバスもエスメラルダが好きなので、初恋なのにライバルが多いのもある意味、普通ではできない経験だったかもしれませんね…。

結果的にディズニー版では、エスメラルダはフィーバスと結ばれることとなりますが、最後に街の人々に受け入れてもらったカジモドは幸せだったのかもしれません。

カジモドは恋愛で報われる?

『ノートルダムの鐘』ではカジモドの初恋は実らずに終わってしまいますが、『ノートルダムの鐘2』でカジモドは結婚するのです。

マデリンというサーカスの看板娘に恋をするカジモドですが、とうとうカジモドが幸せになれると思うと本当に良かったと思います。

ここでは詳しく書きませんが、気になる方は『ノートルダムの鐘2』をご覧になってみてください。

いくら友情や街の人々から受け入れられても、悲しい境遇には変わりなかったカジモド。しかし、カジモドの人生が報われて本当に良かったと思います。

\『ノートルダムの鐘』/
\関連記事/

▼障害複数?カジモドが患っていた病気はいったい何なのか考察!
▼モヤモヤする結末!原作でのエスメラルダの死因が悲惨!
▼こじらせ系中年!フロロ―はエスメラルダが好きで気持ち悪い!
▼実在した⁉ジプシーとは何か、トプシーターヴィーは本当にあるのか調査!
▼名作なのに不人気!つまらない・面白くないと言われる理由は何?
▼後世に伝えたい名作!『ノートルダムの鐘』あらすじをネタバレ解説!
▼残酷!結局は顔で選ばれないカジモドがかわいそうすぎる件を考察!

まとめ

ノートルダムの鐘は結局は顔なのかということやカジモドがかわいそうということについて考察してきました。

結論とすると、

  • ノートルダムの鐘は結局顔が大事だと思ってしまう
  • ノートルダムの鐘はカジモドの成長を描いている
  • カジモドは『くる病』を患っていた可能性
  • カジモドはかわいそうな境遇だが、ノートルダムの鐘2で結婚する

ということになります。

カジモドがかわいそうと思ってしまう人は多いと思いますが、決して悲しいばかりでなく、最後は彼の人生に光が差してきたことに感動しました。

みなさんもノートルダムの鐘を見て、カジモドに寄り添ってみてはいかがでしょうか。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次