プリンセスと魔法のキスの元ネタと原作はグリム童話?ストーリーを解説!

プリンセスと魔法のキス 元ネタ 原作 グリム童話 ストーリー 解説 あらすじ 

ディズニー映画『プリンセスと魔法のキス』は、元ネタと原作がグリム童話だと言われています。

元ネタの作品名やストーリーはどんな感じなのでしょうか?

そこで今回は、

  • プリンセスと魔法のキスの元ネタや原作は何?どんな話?

について解説していこうと思います。

ネタバレを含む場合があるのでご注意ください。

目次

プリンセスと魔法のキスの元ネタは何?どんな話?

プリンセスと魔法のキスの元ネタは、グリム童話の『カエルの王さま』です。

グリム童話について詳しい方はご存じでしょうか?

私は初耳だったので、『カエルの王さま』について詳しく調べてみました。

グリム童話はかなりブラックな話が多いので、『カエルの王さま』もショッキングな部分があるかもしれません!

それでは、どんなストーリーなのかチェックしていこうと思います。

『カエルの王さま』のストーリー

ある国の王女様が森の泉で遊んでいた時のことです。

王女様が金の鞠を泉に落としてしまったところ、カエルが現れて声をかけられました。

『金の鞠を取ってあげるから、僕を愛して、遊び相手になって欲しいんだ』と言ったのです。

王女様はカエルの望みを受け入れますが、金の鞠を取ってもらった王女様は約束を破って帰ってしまいました。

そして城に帰った王女様でしたが、なんとカエルが王女様を訪ねて城を訪れたのです。

王女様はカエルが怖いと感じましたが、事情を聞いた王様は『約束を守らなければいけないよ』と王女様に言い聞かせました。

やむなくカエルの望みにこたえる王女様でしたが、王女様はカエルが気持ち悪くて嫌だったのです。

そんな様子を見たカエルは、『言うことを聞かないと、王様に言いつける』と脅しめいたことを王女様に言ってきました。

我慢できなくなった王女様は、カエルを壁に向かって投げつけたのです。

するとカエルは美しい人間の王子さまになりました。

王子さまは魔女に魔法をかけられていて、カエルの姿になっていたのです。

その後、王子さまと王女様は仲睦まじく、めでたく結婚することになったのでした。

『カエルの王さま』の解説

ストーリーをチェックしてみると結構ブラックで驚きませんか?

王女様もカエルも自分勝手ですし、カエルは脅しめいたことを言い始めたことに驚きました!

カエルは壁に投げつけられたということになっていますが、実は違う展開が諸説あります。

『カエルにキス』や『カエルの首を切断する』などです。

カエルは王女様にそこまでひどいことをされているにも関わらず、人間に戻ったら普通に結婚するとは…。

王女様もイケメン王子になったとたん、好きになったのもちょっと怖いです。

ブラックなストーリーがグリム童話らしいですが、『カエルが実はイケメン王子だった』というところはプリンセスと魔法のキスと同じですね。

プリンセスと魔法のキスの原作は何?

プリンセスと魔法のキスの元ネタを紹介しましたが、原作は小説です。

E.D.ベイカーさん著書の『カエルになったお姫様』が原作だとされています。

日本では2004年5月に角川書店から発売されていて、ネット通販で現在も購入可能となっています。

プリンセスと魔法のキスとはどのような違いがあるのでしょうか?

ストーリーをチェックしてみたいと思います。

『カエルになったお姫様』のストーリー

不器用なお姫様のエマは、魔女の叔母に憧れていて、魔法を練習してても失敗ばかりしています。

しかもエマは近いうちに好きでもない相手と無理やり結婚させられそうな状況でした。

そんな時、一匹のカエルに出会ったのです。

そのカエルは悪い魔女の魔法でカエルになったそうで、元は王子だったと言います。

王女のキスで人間の姿に戻れるらしく、カエルから『キスをして欲しい』と頼まれたのです。

エマは『好きでもない相手と結婚するくらいなら』とカエルにキスをしました。

するとなんとエマまでカエルの姿になってしまったのです!

2人は元の姿に戻るため、悪い魔女を探して旅に出る決心をします。

『カエルになったお姫様』の解説

プリンセスと魔法のキスの主人公・ティアナは一般家庭の女の子ですが、原作は元々王女様だったことがわかりました。

しかも原作の主人公・エマの叔母は魔法使いだったのですね。

エマはかなり明るい性格の女の子で、あまり王女様らしくなく、自分もカエルになってしまっているのに前向きなところが素敵です。

政略結婚をさせられそうだったところもプリンセスと魔法のキスと違いますが、そもそもエマは王女なので不思議ではありません。

そして原作の主人公・エマは白人の王女様なので、ディズニー側が黒人の女の子に変更したことがわかります。

やはりディズニー側としては、世界中の黒人の人々のためにも黒人のプリンセスを誕生させたかったということなのかもしれません。

『カエルになったお姫様』のレビューを見てみると、

とても可愛らしいお話。頑張っている姿にとても好感が持てます。人に薦めたくなった本。

引用元:kinokuniya

かなり高評価なレビューが多く、素敵な物語なのがわかります。

原作本の表紙も非常に可愛いイラストなので、気になる方は是非チェックしてみて下さい。

\『プリンセスと魔法のキス』/
\関連記事/

▼批判殺到⁉︎『プリンセスと魔法のキス』が人種差別と批判されたのはなぜ?
▼いい子!シャーロットが優しいと言われる理由と年齢を調査!
▼馴染み薄い?『プリンセスと魔法のキス』が日本で人気がなく海外で人気な理由!
▼美味しそう!ベニエやガンボってどんな料理?
▼怪しい魔術⁉魔術師ファシリエが使う”ブードゥー”って何?

まとめ

プリンセスと魔法のキスの元ネタや原作はどんな話なのか解説してきました!

解説のまとめをすると、

  • 元ネタはグリム童話の『カエルの王さま』
  • 『カエルの王さま』にはカエルを壁に投げつけるなどショッキングな場面も
  • 原作はE.D.ベイカーさん著書の『カエルになったお姫様』
  • 『カエルになったお姫様』の主人公エマは白人

ということになります。

元ネタは少々怖い部分もありましたが、とても気になるので読んでみたくなりました!

プリンセスと魔法のキスと話はちょっと違いますが予習にもなりますし、元ネタと原作を読んでみることをおススメします。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次