ノートルダムの鐘の原作あらすじをネタバレ!エスメラルダの死因が悲惨?

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1996年に公開されたディズニー映画『ノートルダムの鐘』ですが、興行成績こそふるわなかったものの、重厚なストーリーと美しいアニメーションで高い評価を得ている作品。

そんな『ノートルダムの鐘』ですが、原作とディズニー映画ではストーリーが少々異なります。

そこで今回は、

  • 『ノートルダムの鐘』原作のあらすじ・結末をネタバレで知りたい!
  • 『ノートルダムの鐘』ディズニー映画と原作の違いは?
  • 『ノートルダムの鐘』原作でのエスメラルダの死因は?

について解説していきたいと思います。

ネタバレ解説をしていくので、気になる方はご注意下さい。

目次

『ノートルダムの鐘』原作のあらすじ・結末をネタバレ!

原題は『ノートルダム・ド・パリ』で、邦題が『ノートルダムのせむし男』でした。邦題が放送コードに引っかかってしまうため、『ノートルダムの鐘』となったそうです。

ディズニー映画版のストーリーは、序盤こそ原作に忠実なものの、ラストはかなりシリアスな展開に。

それでは原作のあらすじや結末をネタバレで解説していこうと思います。

原作のあらすじ

ノートルダム・ド・パリの舞台は15世紀という中世の荒んだフランス・パリ。

パリのノートルダム大聖堂の前に醜い風貌の赤ん坊が捨てられており、助祭長のフロロに拾われたのです。フロロは赤ん坊に『カジモド(不完全なという意味)』という名前を付け、大聖堂の屋上に監禁して育てたのでした。

カジモドは成長してノートルダム大聖堂の鐘つきとなりますが、目の上と背中のコブ、目も片方しか見えない身体的なハンデを負っています。それでもカジモドは鐘をつくことに幸せを見出していたのです。

一方、パリを訪れたジプシーのエスメラルダは、美しい容姿と踊りで周囲を魅了していました。

美しいエスメラルダに恋をしたフロロは、聖職者でありながら女性に恋をしたことに悩んだ末、カジモドを使いエスメラルダの誘拐を計画するのです。カジモドはエスメラルダを誘拐しようとしますが、王室射手隊隊長のフェビュスに捕まってしまいました。

さらし刑に処されたカジモドは、喉がカラカラに渇いても誰も水をくれません。しかしエスメラルダはカジモドを哀れみ、水を持ってきたのです。

人生で初めて人の優しさに触れたカジモドはエスメラルダに恋をしました。また、エスメラルダを助けたフェビュスも彼女に恋をしてしまったのでした。

エスメラルダの想いは?

カジモド、フロロ、フェビュスと3人の男性から思いを寄せられるエスメラルダですが、助けてくれたフェビュスに恋をしたのです。

エスメラルダとフェビュスが恋仲となり、2人の密会現場をフロロが目撃してしまいます。嫉妬に狂ったフロロはフェビュスを刺し、エスメラルダが衝撃で気を失っている最中に逃亡。

刺したナイフだけが残され、エスメラルダが犯人に仕立てられてしまいました。『死刑』の判決が下りますが、カジモドはエスメラルダをかくまうことに成功するのです。

エスメラルダは助けてくれたカジモドに感謝しつつも、彼のあまりの醜さに直視できませんでした。そんな彼女にカジモドは笛を託します。耳が不自由なカジモドですが、この笛の音だけは聞きとることができたのです。

悲しい結末

エスメラルダのかくまわれていた小部屋にフロロが忍び込みますが、エスメラルダはカジモドの笛を思いっきり吹きました。そして彼女に襲いかかる男を思いっきり突き飛ばしたカジモド。

その男がフロロだと知ったカジモドは衝撃を受けました。

一方、エスメラルダが住んでいた地域『奇跡の御殿』の人々が暴動を起こし、フロロは暴徒の怒りをノートルダム大聖堂に向けさせようと画策しますが、大聖堂のすべてを知るカジモドが危機を回避。

しかし、すでにエスメラルダはフロロに断頭台へ連れて行かれてしまったのです。フロロの愛人になるか断頭台に上るかの選択を迫られたエスメラルダですが、彼女の心にはフェビュスしかいません。

役人たちの中からフェビュスの声を聞き取ったエスメラルダは、思わず声をあげてしまいました。

そしてエスメラルダは処刑されてしまい、フロロはその様子を笑いながら見ていたのです。それを見ていたカジモドはフロロを塔から突き落とし、姿を消しました。

数年後、処刑場で白骨化した遺体が2体見つかり、エスメラルダの骨を抱きしめるように異様な形の骨が横たわっていたのです。異様な形の骨は2体を離そうとすると粉々になってしまったのでした。

『ノートルダムの鐘』ディズニー映画と原作の違いは?

誰一人幸せにならない結末の原作ですが、ディズニー映画版と原作の設定の違いなどをチェックしてみたいと思います。

どんな違いがあるのでしょうか?

カジモドとエスメラルダの関係が違う!

ディズニー映画版では、

カジモドとエスメラルダに友情が芽生えたという設定ですが、
原作では『カジモドのあまりの醜さに直視できなかった』という
エスメラルダの思いが説明

されています。

カジモドに処刑寸前を救ってもらった恩は感じていましたが、それ以上の感情は湧いてこなかった様子ですね。

悲しいですが、、、なんともリアルなエスメラルダの反応だと思いました。

エスメラルダとフェビュスの実情が違う!

ディズニー映画の方では、フェビュスではなく「フィーバス」と呼ばれていますが、同一人物です。

ディズニー版でのフェビュスは力強く心もいい男ですが、
原作ではエスメラルダに恋をする以前に婚約者がいます。

なんと、、、婚約者でした!ディズニー映画のフィーバスをかっこいいと思っていた人にとっては衝撃ですよね。世の女性陣からはブーイングが起きますし、フェビュスはチャラ男なのでしょうか?(笑)

そんなフェビュスに恋をしたエスメラルダも若干印象が悪化してしまいました。

フロロの狂いぶりが違う!

ディズニー版でも、フロロのエスメラルダへの想いはストーカーじみていましたが、原作はさらに狂っているところがあります!

エスメラルダとフェビュスの逢引き現場に現れたり、
嫉妬に狂いフェビュスを刺す

ところです。

もはや重度のストーカーで、すでに犯罪を犯してしまっていますよね。そんなことをしてもエスメラルダは絶対に振り向かないのがわからないのでしょうか?

エスメラルダの処刑の理由が違う!

エスメラルダが処刑にかけられる理由も、ディズニーアニメと原作小説では異なります。

ディズニー版でのエスメラルダの処刑理由は『ジプシーで魔女だから』
原作では『フェビュスを刺した殺人犯』

ということで、こちらもかなり違いますね。処刑されるのかされないのか、という結果も異なります。

原作では愛するフェビュスを刺した容疑をかけられてしまったエスメラルダ。愛する人を刺したなどという濡れ衣は、どうしても受け入れ難いですよね。

『ノートルダムの鐘』原作でのエスメラルダの死因は?

ディズニー版では、カジモドとエスメラルダは大聖堂から転落しますが、奇跡的に一命を取り留めました。

しかし、原作は悲しくもエスメラルダは助かりません。彼女はどんな最期を迎えたのでしょうか?

死因は斬首の可能性が高い

『ノートルダムの鐘』は15世紀のパリが舞台ですが、この時代は処刑=斬首が一番多かったので、

エスメラルダは斬首で首を落とされたことが死因

になっていると思われます。

この頃のフランスでは、罪の重さによって同じ死刑でも処刑法が異なりました。

  1. 斬首刑
  2. 絞首刑
  3. 車裂きの刑
  4. 八つ裂きの刑

上から順に罪が軽いので、最も多かったのは斬首となっています。

3、4番にもなると残虐すぎて想像するだけでも震え上がってしまいました。

エスメラルダが冤罪で処刑されてしまったのはとても悔しいですが、方法的には一番苦しまないのかもしれません。

しかし、斬首といっても当時はよく失敗することもあったと聞くので、やはりどんな方法でも死刑は恐ろしい刑罰に違いないです。

\『ノートルダムの鐘』/
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まとめ

ディズニー版『ノートルダムの鐘』について原作のネタバレあらすじや結末、原作との違い、エスメラルダの死因について解説してきました。

結論とすると、

  • ノートルダムの鐘はディズニー版よりも原作のほうがシリアスで悲しい物語だった
  • ディズニー版と原作では設定などかなり細かい違いがある
  • エスメラルダの死因は斬首の可能性が高い

ということになります。

ノートルダムの鐘の原作『ノートルダム・ド・パリ』は悲しい物語で、婚約者がいたエスメラルダの想い人・フェビュスのみが助かったという結末。

なんとも後味が悪い結末ですが、ディズニー版と原作両方をチェックしてみるのをおすすめします。

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