耳をすませばと猫の恩返しの繋がりと順番は?バロンやムタとの関係も

スタジオジブリの人気作『耳をすませば』と『猫の恩返し』

どちらも心温まる優しいアニメ映画ですが、この2つが関連があると言われています。いったいどのような関係があるのでしょうか?

そこで今回は

  • 耳をすませばと猫の恩返しはどういう繋がり?
  • 耳をすませばと猫の恩返しの順番は?どっちが先?
  • 耳をすませばのバロンやムタは猫の恩返しと同じ猫?

について考察していきます。ネタバレを含む可能性がありますのでご注意ください。

目次

耳をすませばと猫の恩返しはどういう繋がり?

実は、

『猫の恩返し』は『耳をすませば』の主人公、
月島雫が書いた小説

なんです!

これはスタジオジブリの公式設定になっています。

そのため『耳をすませば』で登場したバロンや、雫の前に現れた野良猫のムーンがそれぞれ「バロン」と「ムタ(ルナルド・ムーン)」として『猫の恩返し』に登場しているのです。

二つの作品の共通点を探してみました。

  • 『耳をすませば』で雫が書いたのは主人公が女の子で、猫のバロンがヒーロー
  • 『猫の恩返し』も主人公は女子高生で猫のバロンが登場するファンタジー

となっています。

他にもバロンとの出会いはどちらも地球屋ですが『耳をすませば』では「古道具屋」、『猫の恩返し』では「猫の事務所」という設定でした。

雫が「地球屋」に出会ったことで『猫の恩返し』がうまれることになったんですね。

原作者が同じ

もう一つの共通点、それは

2作とも原作者が柊あおいさん

ということです。

『猫の恩返し』の原作は『バロンー猫の男爵』という本です。

原作は映画とは少し異なる内容になっています。

柊さんは

「宮崎さんからお話を頂いた後、考え始めた時に、
バロンは『耳をすませば』の世界にしかいない。
だけどその考えで書いちゃうと、
雫や聖司が出てくるのかなって観る人が期待しちゃうんじゃないかと
おもったんです。
それはちょっと嫌だったので、雫が書いた話にしたんです。
雫は中学生の時にバロンの話を書いたけど力が及ばなかった。
でもその後、勉強して、またきっと書き直すに違いないと思っていましたから。」

と語っています。

『猫の恩返し』は『耳をすませば』の続編ではなく、あくまで一つのファンタジー作品ですが、雫が執筆したという隠れ設定があり、『耳をすませば』ファンには嬉しいですね。

耳をすませばと猫の恩返しの順番は?どっちが先?

『耳をすませば』のほうが先になります。

それぞれの劇場公開は

  • 『耳をすませば』1995年
  • 『猫の恩返し』2002年

となっており、『耳をすませば』が『猫の恩返し』より7年も前の作品となります。

『耳をすませば』ファンには嬉しい『猫の恩返し』の公開だったのではないでしょうか?

耳をすませばのバロンやムタは猫の恩返しと同じ猫?

ズバリ

『耳をすませば』のバロンやムーンは
『猫の恩返し』のキャラクターのモデルになっている

というのが答えです。

『耳をすませば』のバロンは「地球屋」に置いてある猫の人形

『猫の恩返し』ではバロンは猫の男爵でした

また『耳をすませば』のムーンは『猫の恩返し』では愛称ムタ・本名ルナルド・ムーンとして登場しています。

個性豊かな猫たちに出会ったことで、雫の創作意欲が花開いたのでしょう。

まとめ

今回は「耳をすませばと猫の恩返しの繋がりと順番は?バロンやムタとの関係は?」について考察してきました。

結論として

  • 『猫の恩返し』は『耳をすませば』のヒロイン、雫が書いた小説
  • スタジオジブリの公式設定では続編ということになっている
  • 『耳をすませば』『猫の恩返し』の順に公開されている
  • バロンやムタは2作に共通して登場する猫で物語の重要な役割を担っている

と考察出来ました。

ジブリは続編を作らないので2作品の繋がりはファンにとっても嬉しいですね。今回の考察をもとに『耳をすませば』『猫の恩返し』を続けて観てみるのはいかがでしょうか?

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