アクマゲームの映画化はなぜ?ドラマが大コケした理由!

アクマゲーム 映画化 なぜ ドラマ 大コケ 爆死 理由

2024年4月期に日本テレビ系列で放送していたドラマ『アクマゲーム』の映画版が製作されました。

ドラマ版の視聴率が芳しくなかったこともあり、ネット上では映画公開前から不安の声がちらほら。

そこで今回は、

  • ドラマ『アクマゲーム』が大コケしたのになぜ映画化された?
  • ドラマ『アクマゲーム』が大コケした理由は?

について考察していこうと思います。

ネタバレを含みますのでご注意ください。

ドラマ化・映画化された物を見ると、原作漫画『ACMA:GAME』が読みたくなりますよね!

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この記事の監修者
つくつく

映画鑑賞は年間100本以上映画ブログ運営4年

中学生の頃に『スターウォーズ』に感動して以降、
映画の沼にハマり続けて20年。
結婚・出産後も年間100本は必ず鑑賞中。
Filmarksアカウントにも鑑賞レビューを掲載中。

目次

ドラマ『アクマゲーム』が大コケしたのになぜ映画化された?

ドラマ『アクマゲーム』は最終回の視聴率が2.9%と落ち込んでしまい、世間的に大コケと認識されてしまいました。

それなのになぜ2024年10月25日に『劇場版 ACMA:GAME 最後の鍵』が公開されるのでしょうか?

日テレの一大プロジェクト

『劇場版 ACMA:GAME 最後の鍵』は、日テレが製作に2年をかけるほど気合の入った大型プロジェクトでした。

ドラマを放送した時すでに劇場版を製作することは決まっていたということですね。

日テレはドラマ版がヒットすることにかなり自信があったのかもしれません。

なぜ日テレはそんなにも自信があったのかが気になりますが、

『アクマゲーム』の原作が人気漫画だったということが理由のひとつではないでしょうか?

漫画が原作のヒットドラマは多く、近年では『今日から俺は!』がみなさんの記憶に新しいかもしれませんね。

他にも『アクマゲーム』と同様に映画公開が決定している『孤独のグルメ』もヒットが期待されている作品です。

『アクマゲーム』の配給元である東宝は、ヒットの前例も多いことから製作にOKを出したのかなと思いました。

体面を保つための映画化?

日テレは2023年10月期に放送されたドラマ『セクシー田中さん』の原作改変問題が解決していない中、『アクマゲーム』のドラマと映画の撮影を慣行しました。

『セクシー田中さん』に関しては、報道を見てご存じの方も多いでしょう。

原作漫画の作者・芦原妃名子さんが急死し、ドラマの脚本をめぐるトラブルがあったことがわかっています。

ドラマを製作した日テレ側は会社の都合を優先していたり、保身に走ったりしている様子で疑問に思うばかりでした。

『アクマゲーム』の劇場版をドラマと同時期に撮影せず、ドラマ放送が終了してからの撮影にすべきだったのかもしれません。

プロジェクトを一時停止せずに推し進めたということは、『私たちは悪くないですし、このまま続けます』という風に受け取られかねないのではないでしょうか。

ドラマ『アクマゲーム』が大コケした理由は?

人気俳優の間宮祥太朗さん、人気アイドルグループ『SixSTONES』のメンバー・田中樹さんらを起用し、ヒットの予兆は十分にあったドラマ『アクマゲーム』。

ドラマ自体が大コケしてしまった理由は一体何だったのでしょうか?

原作と世界観が異なる

ドラマ『アクマゲーム』は原作漫画とかなり世界観が異なっており、原作者のメーブさんが『漫画と設定を変えるのは仕方ないけど、そのせいでキャラの心情がわからなくなっている』とXに苦言を投稿しました。

原作者の苦言はかなり影響力があると思います。

しかし、原作者のメーブさんは作品を愛するが故の意見という感じがしますよね!

実写ドラマで登場人物の設定を原作と変えることはよくあることなのでしょう。主人公の織田照朝は原作では高校生ですが、ドラマでは27歳のフリーターという設定に変更。

『アクマゲーム』はドラマ放送前から映画化が決まっていたこともあり、どうしても話を映画に繋げていかなければならなかったのかもしれません。

ドラマのラストでは、吉川晃司さん演じる織田清司がアクマゲームのトーナメント会場で死亡します。

原作では小澤征悦さん演じる崩心祷を道連れにするのですが、ドラマで崩心祷は逃げ延びました。

やはりドラマと映画がセットということもあり、原作とはストーリーが大きく異なるようです。

また、登場人物の背景や心情を描いた場面が少なく、重要なバトルシーンがイマイチ盛り上がらないということもありました。

漫画が原作の作品を実写化するには、どこを細かに描くべきか判断が非常に難しいのかもしれません。

VFXの悪魔が不評だった

ドラマ『アクマゲーム』に登場する悪魔はVFXで表現されており、視聴者からは『なんか微妙…』という反応が多く聞かれました。

近年の映画やドラマではVFXが多く用いられており、『ゴジラ-1.0』のアカデミー賞視覚効果賞受賞でも話題になっています。

VFXはCGやSFXを組み合わせて映像を作っていくということで、実写で撮影するのが難しい部分を表現することができるということ。

しかし、『アクマゲーム』の悪魔は実写とのバランスが悪く、いかにもCGな感じが出てしまったのではないでしょうか。

かといって実写で悪魔を表現するのも微妙ですし、とても難しい問題ですね…。

また、

日テレの有名ドラマプロデューサー・加藤正俊さんが2022年に亡くなっており、ドラマ不調はその影響を受けているのではとも言われています。

加藤正俊さんはヒットドラマ『ごくせん』『東京タラレバ娘』『働きマン』などに関わってきた人物。

日テレ側は加藤正俊さんに絶大なる信頼を寄せて『アクマゲーム』の製作を期待していたという可能性もあり、残念でなりませんね…。

しかし、失敗は成功の基とも言いますし、次世代を担う素晴らしい人材がきっと素敵なドラマを作っていくはずです。

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まとめ

ドラマ『アクマゲーム』が大コケしたのに映画化された理由、ドラマが大コケした理由について考察してきました。

結論とすると、

  • 『アクマゲーム』の映画化は日テレの一大プロジェクトだった
  • 『アクマゲーム』の映画化は局側の体面を保つため
  • ドラマは原作と世界観が異なる
  • VFXで作られた悪魔が不評だった

ということになります。

様々な問題が絡みドラマ『アクマゲーム』はあまりヒットとはなりませんでしたが、まだ映画はわかりません。

俳優陣は素晴らしい演技をしているはずですし、『劇場版 ACMA:GAME 最後の鍵』に期待ですね!

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