アニメ映画『耳をすませば』は1995年にスタジオジブリにより制作されたアニメーション映画です。
読書好きの少女が一人の少年に出会い、甘酸っぱい初恋を経験する物語です。2人が青春時代を過ごした時代や、舞台はどこなのかが気になりますね。
そこで今回は
- 『耳をすませば』の時代はいつ頃の設定?
- 舞台になった場所はどこ?
- 舞台になった駅はどこ?
について考察していきます。ネタバレを含む可能性がありますのでご注意ください。
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中学生の頃に『スターウォーズ』に感動して以降、
映画の沼にハマり続けて20年。
結婚・出産後も年間100本は必ず鑑賞中。
Filmarksアカウントにも鑑賞レビューを掲載中。
『耳をすませば』の時代はいつ頃の設定?
「耳をすませば」1995年。平成を代表する名作。
— リジス@C100 8/13 東ハ28b 高木さん本&ゆゆゆ本 (@lidges) January 11, 2019
ネットや携帯電話の普及によりコミュニケーションの変革が起こりはじめる直前、まだ昭和の香りも残る日本が豊かだった時代の物語。 pic.twitter.com/bwpVopMmAp
『耳をすませば』は柊あおいさん原作の少女漫画を映画化した作品で、原作とは設定や展開が異なっています。
- 原作発売は1990年
- 映画公開は1995年
となっています。
特に時代設定については語られていませんが、
1990年頃という、昭和から平成に移り変わる頃を設定としている
と考えられます。
どこかノスタルジーを感じてしまうのは、今でいう「平成レトロ」を作品から感じられるからかもしれません。
登場人物たちはスマートフォンも持っておらず、パソコンを使って動画を見たりもしません。
小説家になりたい、という雫の夢に対し家族に猛反対されてしまう、学歴や安定した職業重視の保守的な時代であることが伺えます。
舞台になった場所はどこ?
映画では丘の上から見える景色が現実よりも田畑が残っています。「耳をすませば」は1995年公開ですが、それよりもさらに10年前の景色が参考にされました。近藤監督も宮崎駿さんも多摩市にある日本アニメーションに勤務経験があり、この界隈が宅地化されていく様子を見ています。#耳をすませば pic.twitter.com/QgYsW9gpGJ
— キャッスル@ジブリフリーク (@castle_gtm) January 27, 2017
『耳をすませば』の舞台は、東京都多摩市になっています。
詳しいロケ地をあげていきます。
ロケ地①霞ヶ関橋
ロケ地探訪
— みつまえ (@r0kPHnb5JNzFq5X) July 2, 2021
耳をすませば
霞ヶ関橋
いろは坂通り#耳をすませば pic.twitter.com/IIkKFA6Ly8
まずご紹介するのは
「霞ヶ関橋」
です。
作中で、雫と聖司が渡っていた橋です。
霞ヶ関橋は東京都多摩市にある「大栗川」を跨いでかかる橋です。
新緑の季節には緑が美しく、橋からの眺めは映画そのものになっています。
また、雫が大栗川に沿って歩くシーンもあり、映画ファンには聖地として有名です。
ロケ地②いろは坂
「耳をすませば」聖地巡礼 その1。 pic.twitter.com/5U72ixhg5Z
— 酸化鉄(ジャイ)@自転車日本一周中 (@space_dog640167) May 11, 2018
雫の大好きな図書館がある坂は
「いろは坂」
が舞台となります。
劇中に登場する「杉の宮図書館」では雫の父が働いており、雫がお弁当を届けに行くシーンなどでも登場します。
「いろは坂」は曲がりくねった形状が特徴的な坂で「杉の宮図書館」は存在せず、「いろは坂桜公園」があります。
坂から公園にかけて、美しい桜並木が立ち並らび、秋には紅葉も見られる美しい坂になっています。
ロケ地③金毘羅宮
「耳をすませば」聖地巡礼 その2。
— 酸化鉄(ジャイ)@自転車日本一周中 (@space_dog640167) May 11, 2018
杉村が雫に告白した神社。 pic.twitter.com/TJm5TIk3BP
雫が同級生の杉村から告白された場所は
「金毘羅宮」
です。
「金毘羅宮」は国の守護神の1つとされる大物主神(おおものぬしのかみ)が祀られた神社です。
1958年に火災に見舞われたために現在は再建されました。その後現在まで丁寧に手入れが施され、地元の人々により守られ続けています。
かなり細かなところまで忠実に再現されているため、作品と見比べてみるのもいいかもしれません。
境内には『耳をすませば』にちなみ、恋みくじが設置されており、聖地巡礼に来た映画ファンをはじめとした人々に人気があります。
ロケ地④いろは坂の高台
お前ら!学生でプロポーズした聖司と雫を見習うにゃ!(耳をすませば) pic.twitter.com/qv0iG2C35u
— ネコマンタ (@nekoevolution) November 16, 2021
『耳をすませば』のロケ地、舞台となった場所として忘れてはならないのが、なんといっても、
「いろは坂の高台」
です。
映画のラストシーンで聖司が雫を連れていく場所ですが、作中では「秘密の場所」と言われています。
高台までは、いろは坂にある一番大きな階段を上らずに車道に沿って歩き、カーブに差し掛かかるところで細い階段を上がります。
その先に住宅地があり、少し左手に進むとフェンスがない場所があり、河岸の風景を眺めることが出来ます。
ここで夜明けの景色を眺めながら、聖司が雫にプロポーズしたのは映画史に残る名シーンじゃないでしょうか?
舞台になった駅はどこ?
#これを見たフォロワーさんはアカウント名の由来を言う
— 杉の宮坂 (@sugi_no_miya) June 7, 2020
スタジオジブリ映画「耳をすませば」に登場する駅名「杉の宮」と同作で描かれている「坂」から。
初めて「聖地巡礼」をしたのが、モデル地の「聖蹟桜ヶ丘」で、2012年5月20日に行きました。金環日食を観るため、晴天の関東に遠征した日でした。 pic.twitter.com/lH8uHQAhKN
雫が猫のムーンと出会い、降り立った駅は
「聖蹟桜ヶ丘(せいせきさくらがおか)駅」
です。
東京都多摩市関戸一丁目にある京王電鉄京王線の駅です。映画の中では京王線「杉の宮駅」として登場しています。
聖蹟桜ヶ丘駅の周辺は大型の商業施設が立ち並ぶ一方で、少し外れると桜並木が川沿いに広がり暮らしやすい街として人気があります。
この駅に降り立たなければ雫は「地球屋」と出会うことはなかったため、物語の中でも重要な場所になっています。
また、聖蹟桜ヶ丘駅の発車メロディーは映画でおなじみの「カントリーロード」です。
まとめ
今日は「耳をすませば」の聖地巡礼してました https://t.co/9ZGFtFMSWA pic.twitter.com/DbeLyvDopa
— マグコン (@maguro_control) November 14, 2021
今回は「耳をすませばの時代はいつの設定?舞台になった場所や駅まとめ!」について考察してきました。
結論として
- 『耳をすませば』の時代設定は1990~1995年前後
平成から昭和への移り変わりの時期 - 物語の舞台になったのは東京都多摩市であり、
実在の場所を物語に映しこんでいる - 舞台になった駅は「聖蹟桜ヶ丘駅」で、
メロディとしてカントリロードが流れている
と考察出来ました。
実在する場所をモデルに制作しているため、物語によりリアリティと深みが出ています。映画『耳をすませば』をみて聖地巡礼に出かけてみるのはいかがでしょうか?