ゴーストプロトコルのは殺し屋役女優は誰?その正体に迫る

ゴーストプロトコル 殺し屋 女優 正体

2011年公開の『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』において、冷血な暗殺者サビーヌ・モローは、物語の前半に登場する重要な敵役です。

彼女はIMFのエージェント、トレヴァー・ハナウェイを容赦なく殺害し、核戦争の引き金となる情報を奪って逃走。

サイレンサー付きの銃を使った一連の冷静な動作は、観客に忘れがたいインパクトを与えました。

この役を演じたのが、フランス出身の女優レア・セドゥ

ハリウッドではまだ知名度が高くなかった時期に、彼女はこの短い出演シーンで国際的な注目を集めることになります。

この記事の監修者
つくつく

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目次

レア・セドゥのプロフィールと家系の背景

  • 本名:レア・エレーヌ・セドゥ=フォルニエ・ド・クロゾンヌ
  • 生年月日:1985年7月1日(フランス・パリ生まれ)
  • 身長:168cm
  • デビュー年:2006年

レア・セドゥは、フランス映画界の名門に生まれました。

祖父は老舗映画会社「パテ社」の会長であり、大叔父はゴーモン社という、フランス最大の映画制作・配給会社の会長。

幼い頃から映画と密接に関わる環境に育ちましたが、本人は当初音楽の道を志していたといいます。

俳優になる決意をしたのは10代後半。

演技学校に通いながらフランス映画界に挑戦し、やがて世界的なスターへの階段を上り始めました。

演技力の進化を示す代表作5選

『美しいひと』で注目されたフランス女優の原点

2008年公開の『美しいひと』では、文学教師に恋をする女子高生を繊細に演じ、フランス国内で高く評価されました。

この作品でセザール賞有望新人女優賞にもノミネートされ、レアの名は一気に広まりました。

ハリウッド進出の足掛かり『イングロリアス・バスターズ』

翌年には、クエンティン・タランティーノ監督の『イングロリアス・バスターズ』に出演。

わずかなシーンながらも存在感を発揮し、ハリウッド関係者からの注目を集めるきっかけとなりました。

『ミッション:インポッシブル』で世界に名を刻む

2011年、『ゴースト・プロトコル』での暗殺者モロー役が世界的ブレイクの転機に。

わずか2分間の登場ながら、冷酷で美しい殺し屋という難役を印象的に演じ、多くの観客に強烈な印象を残しました。

『アデル、ブルーは熱い色』での体当たりの演技

2013年には、レズビアンの恋愛を描いた『アデル、ブルーは熱い色』で主演。

身体的にも精神的にも過酷な撮影をこなしたこの作品で、パルム・ドールを受賞。

演技力とプロ意識が世界に認められました。

『007』シリーズでの存在感

2015年以降は『007 スペクター』と『ノー・タイム・トゥ・ダイ』でボンドガールのマドレーヌ・スワンを演じ、国際的な人気を確立。

女性キャラクターとしても深みのある存在を見せました。

モロー役に抜擢された経緯と演技の裏側

突然のキャスティング変更とその理由

当初サビーヌ・モロー役には別の女優が起用されていましたが、ポーラ・パットン演じるジェーンと容姿が似すぎていたため、急遽変更されました。

その際、オーディションもなしでレアが選ばれたという逸話は、彼女の持つ独特の魅力とキャラクター性の強さを物語っています。

短い登場時間に込めた圧倒的存在感

ハナウェイを撃った直後、倒れた彼を優しく抱きかかえてとどめを刺す――この印象的な動作は、実はレア自身のアイデアによるものです。

監督は「この仕草がキャラクターを悪魔的にした」と絶賛。短いシーンでもキャラクターに深みを与える演技力は特筆に値します。

実は本人提案だった演出アイデアとは?

レアは殺し屋という無機質な役に、人間らしさと狂気を同時に宿らせるため、細かい仕草にこだわりました。

表情や呼吸の使い方まで計算し、ただの“悪役”で終わらせない表現を追求したといいます。

女性同士の本気バトル:ノースタントの格闘シーン

ポーラ・パットンとの白熱した格闘シーンは、どちらもスタントを使わず自ら演じたことで話題に。

特にポーラは出産後わずか5ヶ月という体調で臨んだことから、現場は非常に緊張感の高いものでした。

衣装が破れるほどの激しい肉弾戦は、観客にリアルな迫力を伝えています。

最近の出演作とマルチな活動内容

『デューン PART2』など話題作への出演

2024年には大作『デューン 砂の惑星 PART2』にレディ・マーグレート役で登場。

複雑な内面を持つ女性をミステリアスに演じています。

ゲームやCM、ファッション界での活躍

ゲーム『DEATH STRANDING』ではフラジール役で声とモーションキャプチャを担当し、映像分野でも新境地を開拓。

さらに、ルイ・ヴィトンやプラダの広告塔としても活動しており、ファッションアイコンとしての地位も確立しています。

社会活動や環境保護への関心

2025年現在、環境保護団体「Oceanic Preservation Society」のアンバサダーとしても活動中。

女優業だけでなく、地球規模の課題にも取り組む姿勢は、多くの支持を集めています。

なぜ彼女は世界で支持され続けるのか?

独自のキャラクター解釈と表現力

レア・セドゥの強みは、台本に書かれた通りの演技にとどまらず、役柄に独自の視点を加える創造性です。

そのため、彼女の演じるキャラクターはいつもどこか人間臭くリアルに感じられます。

フランスとハリウッドを橋渡しする存在

フランス語・英語のバイリンガルであり、ヨーロッパ映画とハリウッド大作の両方に精通する彼女は、世界映画界の架け橋のような存在です。

ジャンルや国籍を越えて作品に参加し続けるその柔軟性も、大きな武器となっています。

美しさと知性の共存が生むスター性

モデル顔負けのルックスと哲学的な思考を持つ彼女は、単なる「美人女優」にとどまらない魅力を放ちます。

どんな作品にも深い思考誠実な姿勢で臨む姿は、共演者や監督からの信頼も厚いようです。

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まとめ:なぜ“モロー役”レア・セドゥは語り継がれるのか

レア・セドゥは、『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』において、わずかな登場ながらも観客の記憶に残る印象を残しました。

その背景には、彼女の家系努力表現へのこだわり、そしてグローバルな感覚が息づいています。

殺し屋モローとしての冷酷な魅力と、実際の彼女の多面的な活動を重ねてみると、その演技には真実味が宿っていることがよくわかります。

今後も彼女の活躍から目が離せません!

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