『プリンセスと魔法のキス』は全米では2009年に公開、日本では2010年に公開されたディズニー映画です。そんな今作は多くの人気がありましたが、中には批判があったようです。
また黒人に対する人種差別も問題になったようです。
今回は、
- プリンセスと魔法のキスには批判があった?どんな批判?
- プリンセスと魔法のキスには黒人への人種差別があった?
について考察していきたいと思います。
ネタバレを含みますのでご注意ください。
プリンセスと魔法のキスには批判があった?
『プリンセスと魔法のキス』でティアナがレストランを夢見る場面は、人種や差別に関する作品を残したアフリカ系アメリカ人画家アーロン・ダグラスの作風をオマージュしているようです。監修はジーニーの作画でお馴染みのエリック・ゴールドバーグ🧞♂️文化に対するリスペクト満載のプリキス。流石すぎる… pic.twitter.com/TTzsYSwx7c
— ぐり (@DENKInoKANZUME) October 7, 2022
『プリンセスと魔法のキス』にあった批判は、
人種差別について全く触れられていない
と黒人社会から批判があったそうです。
ニューオリンズには奴隷制の歴史があり、多くの黒人が奴隷として連れてこられたそうです。その時に連れてこられた人の子孫が今のニューオリンズに住む黒人だそうです。
問題視された人種差別についてどんなものがあったのか詳しく見ていきましょう。
『プリンセスと魔法のキス』に見られる黒人への人種差別
人種差別があったのに描かれなかった
『プリンセスと魔法のキス』で気になるのは作中序盤「もっと購入額に色をつける買い手が現れた」とティアナとの契約を蹴った不動産屋の兄弟がラストで実は工場跡を売っていなかったことが明らかになる件。作中あからさまな差別はないって言われるけどこれ黒人又は女性であるティアナへの差別じゃね? pic.twitter.com/tAzUFSILg5
— ⁱⁱⁱ (@Thr_iii) April 26, 2021
『プリンセスと魔法のキス』の主人公のティアナは黒人です。奴隷制の歴史があったのにも関わらず、物語の設定では黒人であるティアナの親友が白人のシャーロットでした。この設定がありえないと反感を買ったようで、多くの批判があったそうです。
つまり、
人種差別があったというよりは、黒人が受けた差別を白人が描かなかった
ことが反感を買ったようです。描かなかった理由は白人にとって都合が悪いからだと受け取られたのかもしれませんね。
当時は黒人と白人が友達なんてことは考えることができない時代だったようですね。
なぜ主人公を黒人にしたの?
そして2009年の『プリンセスと魔法のキス』ではもはや、"祈るだけではダメで夢を叶えるための努力をしなければならない"になってる。しかしその中で魔法やらファンタジーやら黒人差別問題やらが入っててほんとにすげえ映画だと思うよあれは。 pic.twitter.com/3pjWiPq1S6
— Kobashino (@hoistthecolor) November 4, 2013
プリンセスといえばほとんどが白人で描かれることが多いです。ではなぜ今作は黒人で描いたのでしょうか。
あくまで考察になりますが、『プリンセスと魔法のキス』が公開されたのは2009年、当時はオバマ氏が大統領に当選した年でもありました。
偶然といえば偶然ですが、タイミングが合いすぎていますよね!しかし、制作側はオバマ氏との関連を否定しているそうです。
黒人であろうと白人であろうとプリンセスであることに変わりはありませんし、一人の人間であることにも変わりはありません。黒人のプリンセスが誕生することも珍しいことではありませんよね!
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まとめ
今回は「プリンセスと魔法のキスの批判は黒人への人種差別が原因?」について考察してきました。
結果として、
- 黒人に対する人種差別が描かれていないことが反感を買った
- 描かなかった理由は白人にとって都合が悪いと受け取られたから
という結果でした。
皆さまも『プリンセスと魔法のキス』をご覧になってみてはいかがでしょうか。