『コーダあいのうた』のその後を考察!最後の手話の意味は?

世界中が感動した名作映画『コーダあいのうた』。

2022年のアカデミー賞作品賞に輝いた本作は、ろうわ家族の中に唯一健常者として生まれた少女・ルビーが、歌手の夢に向かって歩き出す姿と、家族とのかかわりを描いたヒューマンドラマ映画です。

最後のラストシーンには、多くの観客が涙したことでしょう。

しかし、中には登場人物のその後が気になったという方もいるのではないでしょうか。

ルビーは家族を離れ、音楽学校へ進学することになりますが、残された家族はどのように生活していくのでしょう?

冷静に考えてみれば、ちょっと気になりますよね。

また、ラストシーンでルビーがある手話を見せるのですが、それが意味するメッセージも話題となりました。

ルビーの手話の意味は、いったい何なのでしょうか?

そこで今回は、『コーダあいのうた』について、次の疑問点について考察・解説していきます。

  • 物語のその後、登場人物はどうなるのか?
  • ラストシーンの手話の意味は?

この2つの疑問について考えると、『コーダあいのうた』の物語により一層深みを感じることができます。

ぜひ最後までご覧ください。

目次

『コーダあいのうた』のその後、登場人物たちはどうなる?

まず、『コーダあいのうた』の物語のその後について考察しましょう。

今回は、以下の2点にフォーカスをあてて考えていこうと思います。

  • 主人公ルビーのその後
  • ルビーの家族のその後

ルビーのその後

まず、主人公ルビーのその後についてです。

物語でルビーは見事、バークリー音楽大学の入学試験に合格し、家族の元を離れることになりました。

このバークリー音楽大学というのが、世界一の音楽大学と称されるほどの超名門校なのです。

バークリー音楽大学の代表的な卒業生を挙げると、次の通りです。

  • アラン・シルヴェストリ(映画音楽家)
  • クインシー・ジョーンズ(ジャズ・ミュージシャン)
  • スティーヴ・ヴァイ(ギタリスト)
  • ブラッド・ウィットフォード(エアロスミスのギタリスト)
  • 上原ひろみ(ジャズピアニスト)

バークリー音楽大学は、グラミー賞受賞者や音楽業界で活躍する人材を多数輩出しているのです!

そのバークリー音楽大学に入学したルビーは、将来有望な歌手になることでしょう。

ルビーの家族のその後

次に、残された家族、ロッシ一家のその後を考察していきましょう。

結論から言うと、一家で漁業を続けるも、かなり苦労すると思われます。

ロッシ一家は物語の中で、漁業に政府が介入してきたことに不満を抱き、ほぼ勢いで漁業組合を立ち上げました。

手探り状態で組合を運営していたのですが、次第にメディアに注目されるようになりました。

そのインタビューで通訳をしたのが、ルビーでした。

ルビーはこれまでにも、魚の値段交渉や組合員とのやりとりなどあらゆる会話の通訳を、たった一人で対応してきました。

そのたった一人の通訳であったルビーを失うことで、今後相当な苦労が待っていると思われます。

漁業組合の中心になることで、様々な交渉が行われることでしょう。

そういった場で通訳がいないことは、かなり大きな痛手となります。

しかし、大変なことに変わりはないですが、廃業したりなど最悪の未来が待っているとは限りません。

ロッシ一家は、ルビーが生まれる前から漁業を営んでいたことから、ルビーがいなくてもうまくやってきた事実があるのは間違いありません。

おそらくルビーがいなくなっても、他人と会話できるような手段を考えて、うまくやっていくのではないかと思います。

また、ルビーの兄と付き合うことになった友人ガーティが、今後手話を覚えていって、ルビーの代わりに通訳を担当する可能性もゼロではありません。

そうだとしても、これからのロッシ一家に様々な苦難が待ち受けていることは容易に想像できます。

それでも、たとえどんな苦難が待っていたとしてもルビーの未来を選んだロッシ一家の決断には、ただただ感動しますね。

ルビーの最後の手話の意味は何?

最後に、ラストシーンで見せたルビーの手話の意味を紹介します。

ラストシーンの手話の意味は、「I really love you」。

この独特の手の形は、「I really love you」という意味があります。

この手話は、1990年代にアメリカで生まれた「I love you」のハンドサインの応用です。

基本の「I love you」のハンドサインはこんな感じです。

見たことがある方も多いのではないでしょうか?

これは、小指がアルファベットの「I」、人差し指と親指が「L」、親指と小指が「Y」を表しています。

この3つのアルファベットが、「I Love You」の頭文字であることから、「愛してる」のハンドサインになりました。

この形からさらに、中指を人差し指にひっかけることで「really」の頭文字である「R」の意味がプラスされます。

そのため、ルビーはこの手話で「本当に愛してる」というメッセージを伝えているのです。

家族に向けて表した最後の手話。

意味を知るとさらに感動しますよね。

『コーダあいのうた』
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まとめ

今回は、『コーダあいのうた』のその後についての考察と、ラストシーンの手話の意味をご紹介しました。

今回の記事のポイントをまとめると、次のようになります。

  • ルビーはバークリー音楽大学が音楽を学び、立派な歌手になる。
  • ロッシ一家は通訳であるルビーを失い苦労するが、うまくやっていく。
  • ラストシーンでのルビーの手話は「I really love you」(あなたを本当に愛している)という意味がある。

『コーダあいのうた』は、物語について深く考察することで、さらに作品の良さを知り感動できる映画です。

ぜひもう一度作品を視聴してみて、新たな発見をしてみてください。

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