『コーダあいのうた』はつまらないと批判?泣けるという評価も!

コーダあいのうた つまらない 批判 泣ける 評価 評判 口コミ

聴覚障害者がいる家族について描いた「コーダあいのうた」ですが、「泣ける」という声があると同時に「つまらない」「面白くない」という声もあるようです。

「コーダあいのうた」について、どんな評価があるのか詳しい内容が気になりますね。

そこで今回は、

  • 「コーダあいのうた」はつまらない?
  • 「コーダあいのうた」は泣ける?
  • 「コーダあいのうた」について批判がある?

について調べていきたいと思います。

ネタバレを含みますのでご注意ください。

目次

「コーダあいのうた」はつまらないと言われる理由

「コーダあいのうた」は第94回アカデミー賞作品賞、脚色賞、助演男優賞を受賞した作品で、「素晴らしい」という意見が多いですが、つまらないという意見は作品のどんな部分だったのでしょうか。

ラストがありきたり

「コーダあいのうた」のラストについて疑問を持った方がいたようです。

ラストについて多かった意見は、

聴覚障害という題材を扱ったのはよかったけど、ひとひねり加えただけで展開が読める

映画はとても見やすかったけど、「いい話」にするために最後がトントン拍子すぎる

どんな人にも受けるストーリーだけど、それが飽きる

というものでした。

いい映画というのは間違いない「コーダあいのうた」ですが、見る目が肥えている鑑賞者たちには気になる部分があったということではないでしょうか。

考えさせる映画を求める方も多いので、ラストは少しモヤモヤが残っても良かったのかもしれません。

ヤングケアラー問題

主人公のルビー・ロッシは、両親と兄が聴覚障害者で家族の通訳として、家族にとってなくてはならない存在でした。

そういった部分が、現代日本の社会問題にもなっているヤングケアラーを彷彿とさせるものだったようです。

実際、ヤングケアラーの若者が「コーダあいのうた」を見たら、自身と重ね合わせて辛くなってしまうかもしれません。

「ルビーに頼りすぎ」という意見もあり、社会がそういった部分をもっとフォローしていかなければなりませんね。

アメリカの聴覚障害者たちもその点を批判していたようです。

気まずいシーンが多い

気まずいシーンが多いという意見がどんなものなのかと言うと、

ルビーの両親が性行為を始めたシーンが気まずい

ルビーの兄のキスシーンが気まずい

文化の違いがあるので、そういった描写は苦手という方もいるかもしれませんね。

しかし、「聴覚障害者の性について描かれてていい」という意見もあり、普通の人間となんら変わらないと思うのでこういった描写は描いた方がいいと思います。

「コーダあいのうた」は泣ける映画?

「コーダあいのうた」に感動したという方たちは、どんな部分に感動したのでしょうか。

深い家族愛

主人公ルビーは、家族、夢、恋に悩みつつも最後は歌うことを決意します。

両親や兄もルビーが歌の才能があることに気づきませんでしたが、ルビーの夢を理解しようとします。

父親がルビーの首に手を当てて振動で歌を感じ取ろうとするところで泣けた

ルビーが試験で手話をしながら歌うところが泣けた

という意見が多かったようです。

聴覚障害のため、娘に歌の才能があっても気づかなかった家族がその事実を知って、理解していこうとする姿に心を打たれますね。

その気持ちに応えようとして手話をしながら歌を歌うルビーの行動にも感動します。

障害について深く描いている

障害者というと、「かわいそう」「大変そう」などという声がまだまだ多い日本ですが、

「コーダあいのうた」では聴覚障害者も家族の関係に悩む普通の家族として描かれているところが素晴らしい

という意見が多くありました。

聴覚障害というよりも「家族の愛」に重点を置いたところが賞賛された理由なのかもしれません。

世界中の障害者の方たちがもっと生きやすい世界になっていくことを強く願いたいですね。

「コーダあいのうた」についての批判とは?

「コーダあいのうた」について作家のジェナ・ビーコムさんは、

耳が聞こえないということは音楽を楽しめない、他人の楽しみを理解できないという前提に根拠がない

という意見を述べています。

この映画には、「歌」という重要なポイントがありますが、聴覚障害者の作家のサラ・ノヴィッチさんも「歌」が題材でなくても説得力はあったと意見していました。

物語を面白くするために「歌」という題材を持ってきたところに少なからず批判の声があるようですね。

そういった意見を胸に刻んで「コーダあいのうた」を見てみるべきなのかもしれません。

『コーダあいのうた』
関連記事

▼ネタバレあらすじ!『コーダあいのうた』の結末に涙!

▼ろう者多数!キャストで本当に耳が聞こえない俳優は誰?

▼実話だった⁉『コーダあいのうた』の元ネタや原作はどんな話?

▼つまらない?『コーダあいのうた』の評価が低い理由を考察

▼その後どうなる⁉ルビーなど登場人物のその後を考察


▼深い!オーディションの曲の意味を考察したら泣ける!

▼シーン別!『コーダあいのうた』の挿入歌・曲まとめ

まとめ

「コーダあいのうた」についてつまらないという批判や泣けるという意見について調べてきました。

  • ラストがありきたり、ヤングケアラー問題、気まずいシーンが多い
  • 深い家族愛、手話をしながら歌うシーンが泣ける
  • 聴覚障害者は歌を楽しめないという根拠はない、歌が題材でなくても説得力はあった

という意見があったことがわかりました。

障害者に対して特別な目で見てしまうという風潮は、まだまだあふれていると思います。

「コーダあいのうた」を見ると彼らも普通の人間同じであると理解できるのではないでしょうか。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次