海街diaryのあらすじをネタバレ解説!最後の結末と感想がヤバい!

映画『海街diary』のあらすじをネタバレありで徹底解説しますよ!

家族の温かさと成長が魅力の本作は、何度観ても楽しめます。

今回は、最後の結末まで、感想も一緒にわかりやすくしっかり解説しますよ~♪

目次

映画『海街diary』作品情報

『海街diary』基本情報

『海街diary』の基本情報を押さえていきましょう。

  • 作品名:海街diary
  • 公開日:2015年6月13日
  • 上映時間:126分
  • 監督:是枝裕和
  • 脚本:是枝裕和
  • キャスト:綾瀬はるか、長澤まさみ、
         夏帆、広瀬すず、ほか

『海街diary』は、吉田秋生原作の日本の漫画『海街diary』を基にした実写映画です。

この作品は第68回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品され、また第39回日本アカデミー賞で最優秀作品賞を受賞しました。

『海街diary』のあらすじ(簡単に・ネタバレなし)

鎌倉に住む3人の姉妹のもとに、15年前に生き別れた父親が亡くなったという知らせが届きました。

彼女たちは山形での葬儀で、母親が異なる妹と初めて出会いますが、妹の母親は既に他界していました。

そして、姉妹は彼女が身寄りを失ったことを知り、彼女を鎌倉で一緒に生活するように誘います。

『海街diary』のあらすじ内容を詳しくネタバレ解説!

再会と過去の思い出

幸、佳乃、千佳の姉妹は鎌倉で3人で共同生活を送っていました。

彼女たちの父親は15年前に家を出て再婚していましたが、その父親の訃報を受け、幸以外の二人で山形で行われる葬儀に出席することになりました。

最寄り駅に到着した佳乃と千佳を電車で迎えに行く途中、異母妹のすずが現れました。

すずは父親の最初の再婚相手であり、現在は2度目の再婚相手の義母と一緒に生活しています。

幸も後から式に駆けつけ、現在の妻たちと挨拶を交わしました。

葬儀の帰り道、幸たちを追いかけてすずが手渡したのは、姉妹らが子供の頃に家族で花火大会に行ったり江の島に訪れたときの写真でした。

すずが立ち去ろうとすると、幸は彼女にこの町で一番好きな場所に案内してほしいと頼みます。

すず、鎌倉での暮らしとサッカーチームへの参加

丘の上から海を一望する場所に連れて行かれたすずは、そこが父親とよく訪れた場所であることを明かしました。

すずが父親の晩年の介護をしてくれたことに感謝の気持ちを伝えると、幸らはお礼を述べました。

そして、帰りの電車が発車する寸前、幸はすずに一緒に鎌倉で暮らそうと提案しました。

驚きながらも、すずは「行きます」と返事し、鎌倉の家に引っ越して新たな生活が始まります。

すずは以前サッカー部に所属していたことを聞かれ、千佳の彼氏であるスポーツ店の店長の浜田からサッカーチームに参加することを勧められました。

千佳と浜田はそのチームの熱烈なサポーターでもあります。

サッカーの試合の後、彼らは海猫食堂でコーチやチームのメンバーたちと一緒に昼食をとりました。

千佳たちは幼い頃からお世話になっている食堂のおばさんである二ノ宮さんとも挨拶を交わしました。

すずは、賑やかな幸らとの生活に少しずつ馴染んでいくのでした。

秘密の恋と家族の絆

幸は勤務先の病院で小児科医の椎名と不倫関係にあり、彼の家に行って夕食を一緒に作り、共に楽しんでいました。

次のデートの約束が、椎名の妻の状態が悪くなったためキャンセルとなり、幸は複雑な表情で家に戻ります。

帰宅すると、サッカーの試合のお祝いで少しお酒を飲んでいた千佳と間違って梅酒を飲んでしまい酔いつぶれたすずがいます。

すずは義母や父親に対する不満を口にし、3人は彼女を介抱し、夏になったら庭の梅を使ってお酒のない梅酒を作る約束をします。

4人は海に遊びに行き、帰りに海猫食堂で食事を楽しみました。

銀行の受付から融資課に異動した佳乃は、上司の坂下と外回りから帰る途中に海猫食堂に立ち寄りました。

二ノ宮さんが遺産相続の問題で弟から責められており、店の存続店に困っていると相談を受けました。

二ノ宮さんと親しいパートナーの福田は、次に花見に行く約束をしていました。

母の突然の訪問に揺れる幸とすず

すずはサッカーチームの風太と仲良くなり、クラスメートたちと一緒に福田が経営する山猫亭でしらすトーストを楽しむために訪れました。

彼女は父親がよく作ってくれた料理や、一緒に病院でお花見をしたことなどを話しました。

幸らには話しにくい父親のことを風太は理解してくれ、すずを桜のトンネルに連れて行き、2人で自転車に乗って、トンネルをくぐり抜けました。

ある夏の日、彼らは梅の木から実を収穫し、その梅の木は、すずのお母さんが生きていた頃におじいちゃんが植えたもので、樹齢は55年でした。

そんな時、突然の電話が鳴り、祖母の7回忌に幸らの母親が札幌から14年ぶりにやってくるという知らせでした。

1周忌や3周忌にも訪れなかった母親が今さらやってくることに対して、幸は疑念を抱きながらも不満を口にします。

幸とすずが抱える母親との関係に揺れ動く

翌日の法要に、すずは恐縮しながらも参加し、実母や大叔母と挨拶を交わしました。

法要の後、母親が幸らが住んでいる家を売る提案を始めたため、幸はたまっていた母親への不満があふれ出し、口論になりました。

幸は母親が幸らを置いて一人で出て行ったことにも腹を立ててしまい、思わず言葉を投げ捨てました。

叔母が仲裁に入り、一時は収まりましたが、すずもその場にいたため、まだわだかまりが残っていました。

その夜、幸はすずを呼び出して一緒に夕食の支度をしながら話していると、すずは「うちのお母さんのせいでごめんなさい」と伝えました。

「奥さんがいる人のことを好きになるのはよくないよね」とすずが言ったため、幸は複雑な表情を浮かべました。

梅酒の思い出と母親の訪問を通じてつながり深める

翌日、母親がお土産を持って家に訪れ、幸と一緒に祖母の墓参りに出かけ、梅雨空の中、二人は梅酒づくりの思い出を語り合いました。

急いで家に戻った幸は梅酒を取り、今年の梅酒と祖母が最後に漬けた梅酒を母親に渡し、「たまには戻ってきたら」と伝えて札幌へと帰る母親を見送りました。

千佳は祖母の味であるちくわカレーをすずと一緒に食べながら、自分は父親との思い出があまりないから、いつか話して聞かせてほしいと言いました。

すずは父親が釣りが好きだったという話を千佳に聞かせると、釣りをする千佳はとても喜んでいました。

仕事の後、幸は椎名の家に訪れて、椎名は海外転勤することになり、幸に妻と別れるのでついてきてほしいと頼みました。

帰宅して椎名とのことを打ち明けた幸は、佳乃から不倫を責められてしまい、喧嘩になりました。

部屋の外で聞いていたすずは、千佳と佳乃と一緒に幸のことを話し合いたいと提案しました。

『海街diary』の最後と結末

家族の愛と友情に支えられた花火の夜

その後、佳乃が幸の部屋に行き、千佳と佳乃の二人がすずを養うことができるから、この家のことは心配しないでいいと伝えて、仲直りしました。

数日後、椎名と会った幸は海外にはついて行けないことを伝えます。

新しい医療サービスに参加したいという職場の思いや、すずに何かしてやりたいという気持ちがあるからです。

花火大会の日、幸から譲り受けた浴衣を着たすずは、風太や友人たちと一緒に海猫食堂に行きました。

二ノ宮からアジの南蛮漬けを土産に持たされたすずは、「あなたのお父さんとお母さんが羨ましい。あなたみたいな宝物をこの世に残せたんだもの」と言われました。

「宝物なんかじゃない」と言うすずに、二ノ宮は罰が当たるわよと諭し、すずを花火大会に送り出しました。

花火大会の帰り道、すずは風太に自分がここにいていいのか分からなくなったことを相談します。

風太は自分が男3人兄弟の末っ子で、両親は女の子が欲しかったから自分の写真があまりないと話し、すずは笑い、別れ際に風太から浴衣を褒められ、家に帰宅しました。

亡き者の優しさと新たな絆の誕生

帰ると、幸とすずを含む全員が浴衣を着ていて、4人で仲良く手持ち花火を楽しみました。

初夏に収穫した梅が漬かり、すずは幸と一緒にお酒抜きの梅酒を楽しみました。

家の柱には姉たちの身長記録があり、すずの身長も書き留められていました。

すずと幸は二人で海を一望できる山の上に登り、父親との思い出を語りました。

「お父さんのばかー」と叫ぶ幸と、そして「お母さんのバカー」と叫ぶすず

幸はすずを抱きしめながら、「お母さんのことを話していいんだよ。すずはここにいていいんだよ」と伝えました。

二ノ宮が亡くなり、葬儀が執り行われ、二ノ宮は生前、「もうすぐ死ぬってわかっていても、美しいものを美しいと感じられることが嬉しい」と言っていたと福田が語りました。

そして、すずがお父さんのことを知りたくなったら、こっそりと訪ねてくれるようにと言ってくれたのです。

葬儀の帰り道、4人は海へ向かい、幸は「お父さん、ダメな人だったかもしれないけど、優しい人だったのかもしれない。だって、こんな妹を残してくれたんだから」と言いました。

佳乃や千佳もうなずきながら、「きっとそうだよ」と応えました。

四姉妹は鎌倉を離れることなく、また4人での生活を続けていくのでした。

『海街diary』感想まとめ

映画『海街diary』の感想をまとめました!

日常における様々なこと、とてもリアルで胸にくるものがありました!
わたしは純粋にこの姉妹の関係性が絆がとても好きです!

風光明媚な映像はもちろん、暖かな物語に!
何よりJCすずがかわいい!

鎌倉いきたくなる映画!
是枝監督の現実味のある空気感、自然の音を聞かせに来る感じ好き!

まとめ

映画『海街diary』のあらすじを、ネタバレあり(詳しく)とネタバレなし(簡単)で解説してきました!

最後の結末までご紹介してきましたが、四姉妹の絆と人間の喜怒哀楽を繊細に描きながら、日常の小さな幸せを見つめる美しい映画でしたね♪

何度も見たくなってしまう映画です!

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