シリーズの中でも特に人気の『トイストーリー3』ですが、大人になったアンディが大学に行くために実家を離れるところから物語は始まります。
ずっと特別な存在のウッディはアンディと一緒に大学へ行き、バズ達他のおもちゃたちは実家の屋根裏で保管される事になりました。
捨てられるわけではないものの『本当にこれでいいのか?』とウッディは自問自答していました。
そんなウッディが最終的にボニーを選んだのはなぜか?
ラストで泣けるのはどんなところか?
考察と解説をしていきます。
※この記事にはトイストーリー3のネタバレを含みます。未鑑賞の方はお気をつけください。
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映画鑑賞は年間100本以上・映画ブログ運営4年
中学生の頃に『スターウォーズ』に感動して以降、
映画の沼にハマり続けて20年。
結婚・出産後も年間100本は必ず鑑賞中。
Filmarksアカウントにも鑑賞レビューを掲載中。
ウッディがアンディではなくボニーを選んだのはなぜ?
ウッディはアンディと一緒に大学に行くはずでしたが、最後の最後で、ほかのおもちゃと一緒に段ボール箱の中に入って、ボニーという女の子に寄付されることを決意しました。
ウッディはなぜボニーを選んだのか、考察していきます!
理由①ウッディとアンディの関係性が変化したから
トイストーリー3
— しぇば♂ (@SHEVA_BSAA) July 11, 2021
「1」で人形遊びをしていた小さなアンディが、3では悩み大き大学生。
実際の公開年数と同じだけ大人になった少年に、我が子の成長が重なり…。
映画史に残るラストは、もう涙で前が見えない!
#各シリーズで個人的に最も面白いと思う作品 pic.twitter.com/vHWr8Wjw5e
ウッディは『もし大学へ一緒に行ったら…』と想像したはずです。
きっとアンディはウッディの事をとても大切にしてくれるはずです。部屋の見えるところに飾ってくれるに違いありません。たまに埃を払ってくれて、幼少期の頃を思い出して懐かしむことでしょう。
ですが、ウッディはその関係を望んでいたでしょうか。
『トイストーリー2』で、おもちゃは子どもと遊んでこそだと強く主張しています。
アンディを含めた子どもが大人になる事は分かっていたし覚悟もしてきたはずです。
大人のアンディにおもちゃであるウッディは必要ないのです。
その事をウッディも、またアンディも受け入れる事にしたのです。
アンディの大人への成長を受け入れているからこその決断ですね。
理由②おもちゃの仲間みんなで一緒に居たいと思ったから
手違いでサニーサイド保育園に来てからもウッディは、ずっと『みんなで一緒にアンディの元へ帰ろう!』と言い続けていました。
意見が合わず一度はウッディ一人でアンディの元へ帰ろうとしますが、途中でアンディの家の近所に住む4歳の心優しいボニーという女の子に拾われます。
そこで出会ったおもちゃ達からサニーサイド保育園の恐ろしい話を聞き、『仲間を見捨てる事なんて出来ない!』と再びサニーサイド保育園へ仲間を救出しに戻ります。
みんなで協力しながら脱出を図るも全員で焼却炉の火の海に飲み込まれそうになります…!
#映画史上最高の瞬間を唐突に挙げる
— ロヂャー (@roger_movie) December 10, 2023
『トイ・ストーリー3』('10) の焼却炉のシーンは、映画史上でもちょっと類を見ない、本イキの「絶望」が克明に描かれてて背筋にキます。
あの御陽気なキャラたちが、「もう何もかも諦めて、運命に身を任せよう」と、穏やかな諦観に至っちゃってるのが凄いです。 pic.twitter.com/jDLUPNGbVN
誰ともなく手を繋ぎ、目を閉じ、もう駄目だ…!と思った時にリトルグリーンメンが助けにやってきました。命からがらアンディの家へ戻った一行は屋根裏行きの箱と、大学行の箱へと別れます。
ウッディは、大学行きの箱の中で昔の写真を見つめ考えます。
そしてアンディの母の言葉で気付きます。
『ずっと一緒に居られたらいいのに…』とは全てのおもちゃの気持ちを代弁しているかの様でした。
アンディの側にいる事がウッディがすべきことだと思っていたけど、
みんなで一緒にいたいという気持ちから、仲間と居る事を自分自身で選びました。
ウッディは最初から、『みんなで一緒に』という事をとても大事にしていました。
理由③遊んでもらうことこそ幸せと気づいた
①②の理由を踏まえて、ウッディはアンディとは離れておもちゃのみんなと一緒にいる事を決断します。
その時にどこで過ごすか…と考えた時に、ロッツォがいなくなったサニーサイド保育園か、ボニーの家か考えたと思います。
わずかな時間でしたがボニーと遊ぶことで、昔アンディと遊んでいた頃を思い出したのではないでしょうか。
ウッディは、バズやジェシー達を連れてボニーの元へ行く事こそ、みんなで一緒に幸せになれる道だと思ったのです。
ボニーはとても優しい子なので大切に扱ってくれるし、元々居るおもちゃ達も気さくなキャラクターだったので安心出来ます。
トイストーリー3のラスト
— ごまとも@ゴマちゃん🐟幸せ物件にてエラ呼吸練習中 (@tomo2_goma) June 17, 2022
ウッディがアンディへ付箋に何を書いていたのかというと
『1225 SYCAMORE』これボニーの住所なんですよね
※ウッディがPCで調査済
大事なオモチャをどうするか屋根裏行きか…誰かに譲るか
シンプルなメッセージですが、アンディの決心を固めた素敵なシーン🥺#トイストーリー pic.twitter.com/DrKnp4ue7S
感動のラスト
みんなは『トイ・ストーリー3』のどこで涙腺のダムが決壊しますか?
— Azumoff (@Azumoff_lchabod) November 10, 2023
私は箱の底にあったウッディが見つかりボニーが「私のカウボーイ!」と手を伸ばした時に、アンディがとっさにウッディを自分の身体に寄せて取られまいとするところです。無理です。 pic.twitter.com/ae4ZnW0D2s
屋根裏へ保管する箱にウッディがボニーの住所を書いた付箋を貼ります。
アンディ自身も自分にはおもちゃはもう必要ない事が本当は分かっていました。
大事にしてもらえるなら…と譲ることを決意します。
ボニーの家へ着くと、『みんなのこと大切にしてくれるかな、僕の宝物なんだ』と伝え箱からおもちゃを丁寧に取り出し、一つずつ紹介していきます。
全てのおもちゃに愛情を注いでいたことが分かるシーンです。
大学行の箱に入れていたはずのウッディも何故か底に入っていました。
ウッディをボニーが欲しがる様子に、アンディは躊躇しますが・・・ボニーに託す決断をしました。そして、アンディとボニーがおもちゃで遊び始め、最後に楽しいひと時を過ごします。
しばらくしてアンディの出発の時です。いよいよ、お別れの時が来たのです。
『ありがとう、みんな…。』と去っていくアンディの車を見ながらウッディは『あばよ、相棒』と…。
アンディとウッディたちおもちゃとの物語は終わりです。アンディの子どもの頃の壁紙と同じ空をしていました。
トイストーリー3のラストでボニーに自分の大切だったおもちゃ達を紹介して、最後にもう一度遊んで去っていくシーンが何度観ても泣かずにはいられない。自分が昔遊んでいたおもちゃを思い出して切なくなる。あばよ、相棒のセリフで号泣 #このシーンが神すぎて溺愛してる映画 pic.twitter.com/YAslXA9jDq
— 浮かれやす* (@gunsoooooou) April 28, 2024
大人気の『トイ・ストーリー』シリーズには、実はまだまだ秘密があって、『トイ・ストーリーのひみつ100』には、いろんな秘密が描かれています。たとえば、ウッディが出演していた『ラウンドアップ』ってどんな番組か、『トイ・ストーリー3』ではあまり紹介されなかったボニーのおもちゃたちにはどんな子なのか…などなど!
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まとめ
トイストーリー3でウッディはなぜボニーを選んだのか?ラストが泣ける!について考察と解説をしました。
ボニーを選んだ理由としては、
- アンディは大人になりおもちゃが必要なくなり、今までの関係性とは変わってきている事を受け入れたから
- 優しい女の子のボニーの元へ行くことで、おもちゃのみんなと一緒に居られて幸せになる方法だと気づいたから
という事が分かりました。
お互いを思い合っている、アンディのとおもちゃ達の別れはとても感動的なものです。
別れの寂しさ等色々な感情が込み上げてくる、シリーズの中でも人気なトイストーリー3は本当に『何度でも見たい!』と思わせてくれる作品ですね。