大人気ディズニー映画『塔の上のラプンツェル』に登場するユージーン(フリン・ライダー)は、最後にゴーテルに刺されて一度命を落とすものの、奇跡の生還を遂げます。
しかし、ユージーンはラプンツェルの髪を切って魔法の力を失った後に、ラプンツェルの涙によって助かるのです。一体どういう力が働いてなぜ生き返ったのかの説明がされていないのですよね。
そこで、
- ユージーンはなぜ生き返ったのか?
という疑問に対して、助かった理由を考察していきます!
【おさらい】ラプンツェルがユージーンを助けるシーン
ああ…!駄目駄目駄目!ユージーン!!嫌っ…こっちを見て!私はここよ!しっかりして!死なないで!ユージーン!! pic.twitter.com/lSPkegwqYd
— ラプンツェル (@Rapunzel_bot_T) March 25, 2022
まず、ユージーンが生き返ることに対して疑問を持たざるを得ないのは、どういったシーンだったのか、しっかりおさらいしておきましょう。
ラプンツェルはゴーテルによって再度、塔に監禁されたわけですが、そこへユージーンがラプンツェルを助けに来ます。しかし、部屋に入った瞬間、ユージーンはゴーテルに背後からナイフのようなもので刺され、致命傷を負うのでしたね。
何としても自分の髪の魔法の力でユージーンを助けたいラプンツェルは、ゴーテルに対し、今後ずっとゴーテルの言うことに従うからユージーンを助けさせてほしいと懇願するのでした。
ゴーテルはラプンツェルの取引を了承し、ラプンツェルはユージーンを助けようとするのですが、ユージーンはラプンツェルのことを想い拒否します。そして、隙をついてラプンツェルの髪をすべて切ってしまうのです。ラプンツェルの髪は金髪から茶色に変色し、同時にゴーテルの姿は老いて、塔の窓から転落するときには消滅しました。
つまり、ラプンツェルの髪の魔法の力がなくなり、ゴーテルは若さを維持できず、本来の400歳の姿になったということですよね。
ユージーンは息絶えてしまうのですが、ラプンツェルは最後にいつもの魔法の言葉を唱えて涙を一粒、ユージーンの頬に落とします。すると、ユージーンのお腹の傷口から光が広がり、ユージーンは息を吹き返したのでした。
つまり、
ラプンツェルは髪を切られて魔法の力を失ったはずなのに、
なぜ魔法の力でユージーンは生き返ったのか?
という点が説明がつかないのですね。
ユージーンはなぜ生き返る?助かった理由
【ユージーン/塔の上のラプンツェル】
また、新しい夢を見つけたらいいさ★ pic.twitter.com/aEiyf4LY7E!!!— 勇気をくれた♪ディズニーの言葉たち♪ (@yuukiwokuretadi) March 20, 2022
それでは、早速ユージーンがなぜ生き返ったのか、助かった理由を考察していきます。考察ですので、答えはありませんが、私なりに考えられることを挙げてみました。
考察①2人の愛の力が「奇跡」が起こした
これを言ってしまっては元も子もありませんが、ディズニー映画はフィクションですし、「愛」をテーマにすることはよくありますよね。今回の『塔の上のラプンツェル』もプリンセスと王子役の愛の物語でもあります。つまりは、
ラプンツェルとユージーンの愛の力が
魔法を使えるようになるという奇跡を起こした
と考察することもできます。
ラプンツェルの髪の魔法とかは、ここに至ってはもう一切関係ないです(^-^;
- 『白雪姫』では、王子様のキスで白雪姫は目覚めるし
- 『アナと雪の女王』では、姉妹の愛の力で凍ったアナが溶ける
のですから、「愛」という人間が持つ最強のスピリチュアルなパワーを使えば、奇跡は起こるわけです。ディズニーとはそういう世界観だと、個人的には思っています。
ですので、魔法とかの理屈を考えるより、「愛の力」が奇跡を起こしたと考える方が、むしろ自然かもしれませんね。
考察②魔法の力の最後の一滴
次は、ラプンツェルの髪に宿った魔法がやはりユージーンを救ったと考えてみましょう。ラプンツェルの髪の魔法は切ってしまえば力が失われる、という設定でした。魔法の力が失われた証拠に、髪の色が変化し金髪ではなくなります。
一度、ゴーテルが赤ちゃんのラプンツェルの髪を切ったときに、切った箇所だけ茶色になり、その後伸びないということをラプンツェルが明かしているシーンがありました。
そして今回も、ユージーンがラプンツェルの髪全部を切ってしまったので、髪は全て茶色になりました。ですので、ラプンツェルの髪の魔法は全て消えていると考えるのが自然です。
ところが、髪を切られたわりと直後に、ラプンツェルはユージーンの死を悲しみ涙を流しています。もしかしたら、
ラプンツェルに残っていた最後の魔法の力が、
ユージーンへの涙に含まれていた
というふうに考察することもできそうですね。
髪が切られたからと言って、その瞬間に魔法の力が消えるのではなく、いくらかラプンツェルの中に残存していた魔法の力が涙に集約されてユージーンを助けたのではないか、ということです。
こちらの考察も少し無理やり感は出てしまいますが、ラプンツェルのユージーンを救いたい一心で、涙を流したのですから、ラプンツェルの感情がすべてその一粒の涙に詰まっていると考えられますよね。
考察③髪以外にも魔法の力が宿っていた
3つ目の考察は、ずばり、
ラプンツェルには髪以外にも、
魔法の力が宿っていた
という説です。
ラプンツェルの魔法の力はそもそも、
- 黄金の花→(花びらを水で浸したものを飲み)ラプンツェルの母→(出産により)ラプンツェル
という流れを経て確実に魔法の力は継承されていました。勝手に消滅することは考えにくいですよね。また、確かに魔法を使うと髪が発色するのですが、だからと言って髪にしか魔法の力がないと考えるのはそもそもおかしいと思いませんか。
実はラプンツェルには
髪だけでなくそのほかの身体にも、
魔法の力が宿っていた
と、考えるのが一番スムーズだと思います。
まとめ
ディズニー映画の『塔の上のラプンツェル』に登場するユージーンはなぜ生き返ったのか、助かった理由は何なのか、について考察してきました。結論としては、
- 2人の愛の力が奇跡を起こした
- 最後の魔法の力が涙に集約された
- 髪以外にも魔法の力があった
という3つが考えられましたね。
どれが正解、というのはないと思いますが、いずれにしてもユージーンが助かってほっとするし、ユージーンのナイスガイぶりにキュンとするシーンでもありますよね♪