るろうに剣心が逆刃刀を使うのはなぜ?理由や殺傷能力を解説!

映画『るろうに剣心』では主人公の剣心が刃と峰が逆についている「逆刃刀」を使っています。

一体どうしてこのような形の刀を帯刀しているのでしょうか?また、理論的に逆刃刀の殺傷能力はどの程度のものでしょうか?

そこで今回は

  • 剣心が逆刃刀を使うのはなぜ?理由は?
  • 逆刃刀は本当に切れるのか?殺傷能力は?

について考察していきます。ネタバレを含む可能性がありますのでご注意ください。

目次

剣心が逆刃刀を使うのはなぜ?理由は?

剣心が逆刃刀を持っている理由は、

❝不殺ず❞の誓いを立てているから

です。

詳しく解説していきます!

不殺の誓いとは

剣心は幕末に新時代を築くために「人斬り抜刀」として数々の暗殺や人斬りを行ってきました。

すべては新時代を築くため…明治維新後、新時代の幕開けと共に「人斬り抜刀」は刀を置いたのです。

過去の自分の行いを反省し、
もう人は殺さないと誓った証拠が「逆刃刀」

なんです。

「逆刃刀」は刀匠「荒井赤空」から人斬りを辞めることにした抜刀斎に、

  • 「人斬りであったことを忘れるな」
  • 「この逆刃刀でどこまで殺さずを貫けるかやってみろ」

と渡されたものです。

剣心は逆刃刀を抜くたびに過去の自分の行いを悔いながら生きているんですね。

剣心はどうしても抜刀せざるを得ない場合でなければ、抜刀はしていません。

漫画上の設定

もう一つの理由として、

作画上の設定

があると思います。

作者曰く、

「人を殺さないために竹光(偽物の刀)という手もあったけど、
かっこ悪いからこういう刀を創った」

と語っています。

たしかに、真剣に戦うシーンで竹光や木刀では少々迫力に欠けますよね。相手は真剣を持っているでしょうし…。

剣客ロマンですから、アクションシーンに重みをもたせるためにも「逆刃刀」が活躍してくれています。

逆刃刀は本当に切れる?殺傷能力は?

逆刃刀は本当に切れるの?

ずばり

逆刃刀は斬れます!

逆刃刀は刀と峰が逆に作られた日本刀ですので、普通に切ろうとすれば当然切ることは出来ません。

ただ、構造上、刃の方では切ることは可能です。

しかし、人を切ることを想定して作られていないため、非常に切りにくいと考えられます。反対側に反っていますから、力の入れ方も難しそうですね…。

作中では相手の武器を破壊するために刃の部分を使用していたことがありました。

殺傷能力はあるの?

逆刃刀にも殺傷能力はある

と考えられます。

何の武器にしてもそうですが、当たり所が悪ければ致命的な一撃を与えることになってしまいますよね。

日本刀は非常に硬い鉄の塊です。その塊が頭や首などを強く直撃すれば致命傷を与えてしまいますよね。

剣心が戦う敵は非常に屈強な人物が主なので簡単には死ななそうではありますが、剣心は逆刃刀を使用する時はちゃんと力を緩めているそうです。

逆刃刀は殺傷するための刀ではないので剣心も人の命を奪うことは考えていません。

あくまで大切な人を守るための道具として携帯しているのです。

逆刃刀は実在する?

実在しないと言われていた「逆刃刀」ですが、公式の許可を得て、

剣心の「逆刃刀・真打」が名刀匠によって打たれ、2019年8月1日から12月15日まで「博物館明治村」で展示されたそうです。

現代の名刀匠「尾川兼國」氏が考えに考え抜いて作刀されたそうで、研ぎ師の方も相当苦労して作られたそうです…。

まとめ

今回は「るろうに剣心が逆刃刀を使うのはなぜ?理由や殺傷能力を解説!」について考察してきました。

結論として

  • 剣心が逆刃刀を使うの理由は❝不殺ず❞の誓いを立てているから
  • 作画上の理由で木刀や竹刀では漫画としてカッコよくないため
  • 逆刃刀は刃の面で切ることが出来るし、殺傷能力も高い

と考察出来ました。

過去を忘れずに背負い続けながら今を生きていく剣心の覚悟が伝わってきました。是非今回の考察をもとに『るろうに剣心』シリーズを見直してみてはいかがでしょうか?

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