【天空の城ラピュタ】原作小説の結末はその後が悲惨?元ネタ「シュナの旅」とは?

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金曜ロードショーのジブリ映画では、おなじみの天空の城ラピュタ2024年までに18回も放送されている人気作品です。ラピュタには、ほかのジブリ作品と同様、都市伝説幻のエンディングの噂があります。

そこで、今回は

・天空の城ラピュタの原作小説の結末はどうだった?
・ラピュタのその後が悲惨って本当?
・ラピュタの元ネタ、ナウシカにつながる「シュナの旅」とは?

について、考察していきます。

ラピュタを見ている前提の内容なので、ネタバレがあります。ラピュタを見てから、読んでください。

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この記事の監修者
つくつく

映画鑑賞は年間100本以上映画ブログ運営4年

中学生の頃に『スターウォーズ』に感動して以降、
映画の沼にハマり続けて20年。
結婚・出産後も年間100本は必ず鑑賞中。
Filmarksアカウントにも鑑賞レビューを掲載中。

目次

天空の城ラピュタの原作小説の結末はどうだった?

天空の城ラピュタの原作小説に映画の先のエピローグが!

天空の城ラピュタには、小説版があります。1986年に、徳間書店のアニメージュ文庫で、前編と後編の2冊発売。原作・絵/宮崎駿、文/亀岡修の、原作小説です。

映画の内容がほとんどですが、映画に描かれていないシータがムスカ達に連れ去られるエピソードなどが小説版に書かれています。そして、映画のラストの先、エピローグがあります。

エピローグはこんな感じです。

シータ、パズードーラ一家の冒険から半年後・・・。

シータはゴンドアの谷の自分の家で、普段の生活に戻っています。ムスカに切られた髪も伸びて、おなじみの三つ編みに戻っています。

そこに、パズーからの手紙がきます。

ドーラ一家は、空中海賊を継続中。新聞にも乗っていて、ボロボロになったタイガーモス号も復活した様子・・・。

パズーは、親方のダッフィのもとに戻りました。そして、パズーは、冒険家だった父の意思を継いででしょうか?鳥型飛行機「オーニソプター」を作成中で、完成まであと少し!「オーニソプター」ができたら、シータに会いに行くために、ゴンドアの谷への地図を書いているとのこと。

ちなみに、映画公開後に発表されたスタジオジブリ作品関連資料集に、宮崎駿監督が書いた鳥型飛行機「オーニソプター」でパズーを迎えに行くイラスカットが公開されています。

想像すると、とってもうれしくなるエピローグですね。

金曜ロードショーに登場した幻のエンディング

『ラピュタ』には、幻のエンディングが存在するという噂があります。スタジオジブリは、公式サイトで、否定していますが、実際、1回だけ、テレビ放送で別のエンディングが放送されたそうです。

それは、1989年の金曜ロードショーでのはじめての「天空の城ラピュタ」の放映回のことです。

通常のエンディングは、パズーとシータの「バルス」の叫びとともに、ラピュタが崩壊。崩れ落ちるラピュタから脱出するハッピーエンド。地球をバックに宇宙空間を漂うラピュタの映像が流れて終わりです。

でも、幻のエンディングでは、スタッフリスト紹介の際に、パズーとシータが抱き合うシーン」や、「シータとパズーが笑顔で凧に載るシーン」のほか、「飛行機でシータを迎えに来るパズーの絵」があったとのことです。

こうなったら良い!というイラストが挿入されていたので、それを別のエンディングだと、誤解して、それが噂になったみたいですね。

ラピュタのその後が悲惨って本当?

最悪なバッドエンディング「パズーの悲劇」

幻のエンディングのほかに、ラピュタには、もっと悲惨なバッドエンディングが存在するという都市伝説があります。パズーの悲劇と呼ばれるものです。

かなりグロテスクなもので、パズーが惨殺され、その横にシータも手足を切られた状態で横たわり、それを行ったのは、ドーラ一家だという最悪なものです。

ただ、これに関しては、根も葉もない嘘で、おそらくネットの掲示板にネタとして書かれたものだと思います。

ナウシカにつながる「シュナの旅」が悲惨!

天空の城ラピュタの元ネタとして有名なのは「ガリヴァー旅行記です。実際、ラピュタの名前の由来は、「ガリヴァー旅行記」に登場する空を飛ぶ島にある王国「ラピュタ王国」からだと、宮崎駿監督も言っています。でも、ストーリーの元ネタとまでは言っていません。

ラピュタだけでなく、ナウシカにもつながると言われるのは、宮崎駿監督が書いた絵物語「シュナの旅」です。

シュナの旅は、1983年6月に、アニメージュ文庫より出版されたファンタジー絵物語です。ちなみに、1984年3月「風の谷のナウシカ」公開、1986年6月「天空の城ラピュタ」公開と、映画公開前に書かれているお話。この内容が結構、悲惨です。

シュナの旅のあらすじ

シュナの旅は、チベットの民話「犬になった王子」をベースにしたお話。

主人公は、辺境の山深い谷底にある小国の王子シュナ

収穫量の少ない雑穀しか育たない貧しい国を憂えていた彼は、旅人から黄金の穀物の存在を知り、国を救うために神人の国から黄金の穀物を持ち帰ることを決意し、旅に出ます。

旅の途中で、大量の穀物がある都市を見つけますが、穀物を得るため、人身売買が横行する場所。そこで、奴隷商人から美しいテアを助けます。

都市には、大量の穀物はありますが、種はありません。シュナは、種を求めて、神人の国へ乗り込みますが、神人の国は、想像を絶する場所

種は手に入れるものの、壮絶な経験から人間らしさを失うも、テアの献身的な支えもあり、生まれ故郷に帰るというものです。

ラピュタとナウシカがつながる理由

シュナの旅が、

ラピュタとナウシカをつなげる理由は、2つの映画の象徴的なものが登場する

からです。

シュナは、途中の砂漠で、砂漠に埋もれる船を見つけますが、これがラピュタの空艇船とそっくりです。

そして、シュナが種を見つけた神人の国では巨人たちが働いています。

ラピュタとナウシカは、同じ世界観なのでは?という考察は多くあります。ラピュタのロボット兵ナウシカの巨人兵が似ていることや、架空の動物のキツネリスが両方に登場することなどです。

シュナの旅を見ると、ラピュタの後に何かがあり、世界は荒廃、その後の物語がナウシカでは?と思ってしまいます。気になる方は、シュナの旅に注目してください。

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まとめ

天空の城ラピュタのエンディングについて、考察しました。

・天空の城ラピュタの原作小説の結末は、鳥型飛行機「オーニソプター」でパズーを迎えに行くハッピーエンド!

・ラピュタのその後が悲惨って言うのは、都市伝説


・ラピュタの元ネタ、ナウシカにつながる「シュナの旅」には、意外に悲惨なラピュタの先の話が・・・

という内容でした。

ちなみに、シュナの旅はゲド戦記の元ネタとしても有名です。

ジブリ作品が好きなら、ぜひ読んでみてください。世界観がより詳しく分かるはずです。

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