ラピュタの滅びの呪文バルスはなぜ教えるときに発動しなかった?どうやって伝えたのか

『天空の城ラピュタ』のクライマックスシーンは、有名な「滅びの呪文」のシーンではないでしょうか?子供のころ、友達と呪文を唱えたことがありませんか?

その滅びの呪文「バルス」をシータがパズーに教えるときに、ちょっとした疑問がわいてきます。

なぜ教えるときに呪文の力が発動しないのか?

そこで今回は

  • なぜシータがパズーに教えるときに
    呪文が発動しなかったのか
  • どうやってシータはパズーに
    呪文を伝えたの?

について考察していきたいと思います。ネタバレを含む可能性がありますのでご注意ください。

目次

シータがパズーに教えるときに
滅びの呪文はなぜ発動しなかった?

呪文が発動しなかった理由

滅びの呪文は口にしたら発動するのだとしたら、シータはパズーにどうやって教えたのかが疑問なのですが、

結論としては、

パズーが飛行石をもっていたから

滅びの呪文は発動しなかった、と考えられます。

というのも、

飛行石は
①ラピュタの王族が
②持つ(身に着ける)ことで
力を発揮

するからです。

どういうことなのか、各シーンを振り返ってみましょう。

パズーが飛行石を持っていても発動しない

普通の人間が持っても力を使えないことは、映画の冒頭でパズーがシータから飛行石を借り、宙を飛ぼうとして建物の下に落下してしまったことが証明していますよね。

もう一つ、飛行石を身に着けていないと呪文が発動しなかったシーンがあります。

王族でも身に着けていないと発動しない

幼いシータがおばあちゃんの膝で泣いている回想シーンがありました。

その時、困った時のおまじないとして、おばあちゃんがシータに呪文を教えていました。

その時、シータがうまく言えずにおばあちゃんは何度も呪文を唱え、シータに教えていました。しかし、呪文の力はその時に発動しませんでした。

シータは「普段は(飛行石を)暖炉の灰の中に隠していて特別な時にしかつけなかった」と言っていますから、呪文を唱えたときに、おばあさんはおそらく飛行石を身に着けていなかったのでしょう。

シータが飛行石に触れて発動した

シータはムスカ大佐から飛行石を奪い、逃げる途中でパズーに「海に捨てて!」と飛行石を渡しました。

そして、ムスカとの対決の時。

パズーは途中から滅びの魔法を使って、ムスカともどもラピュタを滅ぼそうと決めていたのでしょう。

その際に飛行石はまだパズーが持っています。

3分間の猶予を与えられた2人は寄り添い、もはや覚悟を決めました。

そしてパズーはシータに滅びの呪文を耳元で教えてもらったのでしょう。

飛行石を持つパズーのてにシータが手を重ねます。

これでシータの手に飛行石が触れることとなりました。

そして滅びの呪文「バルス!」を唱え、すべてを滅ぼすことが出来たのです。

どうやってシータはパズーに
「バルス」を伝えたのか?

ムスカから与えられた3分間の間に、2人は小さな声でやり取りをしていました。

その時にパズーの耳元で「滅びの呪文」をささやいて伝えたのでしょう。

ムスカに聞こえていなかったのか、ちょっぴりはらはらするシーンではあります。

シータが恐ろしくて一人では言えなかった呪文を、パズーとなら言う勇気が出たんでしょうね。

ちなみに「バルス」ですが、語源には諸説あるようです。

一番信ぴょう性が高いのは

トルコ語の「bans(バルシュ)」

意味は平和です。

滅びの呪文の語源が「平和」なのには驚きますが、バルスを発動させたことにより、ムスカの野望は崩れ、ラピュタは崩壊し飛び去っていきました。

そして世界に平和が戻ったのです。

そう考えると語源が平和なのは、よく考えて作りこまれた作品なのだと感心しますね。

まとめ

今回は、ラピュタの滅びの呪文バルスはなぜ教えるときに発動しなかったのか、パズーにはどうやって伝えたのか、について考察してきました。

結論として

  • 呪文を教えるときにバルスが発動しなかったのは
    シータが飛行石を持っていなかったから
  • 3分間の間にシータが
    こっそりパズーに呪文を教えた
  • 滅びの呪文の「バルス」の語源はトルコ語のバルシュで、
    意味は平和と言われている

と考察出来ました。

『天空の城ラピュタ』のバルスのシーンは何度見ても鳥肌が立つ名シーンですね。今回の考察をもとに名作『天空の城ラピュタ』を見直してみるのはいかがでしょうか?

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