【コナン/天国へのカウントダウン】灰原の計算式で脱出は可能?現実問題どうなのか解説!

2024年4月13日

天国へのカウントダウン　コナン　灰原　計算式　脱出　可能　矛盾　実際　現実　解説

オープニングパーティーに招待されたコナンたちですが、爆弾が仕掛けられていたことを知り脱出を試みます。1階まで下りる時間がないと判断したコナンたちは、部屋にあった高級スポーツカーを使い隣のビルに飛び込む作戦を立てます。

灰原哀がビルの高さや加速スピードなど脱出までの全ての計算をしますが、実はこの計算式が矛盾していると話題になっていることをご存じですか？灰原が出した計算式がどんなものなのか、そして実際にその計算式で脱出が可能なのか気になりますよね。

今回は、

灰原の計算式はどういう意味？
灰原の計算式で現実問題、脱出は可能なのか？

について考察していきたいと思います。

ネタバレを含みますのでご注意ください。

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この記事の監修者

映画鑑賞は年間100本以上・映画ブログ運営4年

中学生の頃に『スターウォーズ』に感動して以降、
映画の沼にハマり続けて20年。
結婚・出産後も年間100本は必ず鑑賞中。
Filmarksアカウントにも鑑賞レビューを掲載中。

灰原の計算式はどういう意味？

【高校物理　「等加速度運動」】
劇場版名探偵コナン「天国へのカウントダウン」にて、最終盤にコナン達が車でビルから飛び降りる場面。灰原哀が何やら計算をしていたのですが、最初はなんの計算かわかりませんでした。

あれ、実は高校物理の等加速度運動の公式だったんですね。 pic.twitter.com/09WM0ytqcs
— nemurukame (@KonpekiS) July 1, 2019

計算式を詳しく解説！

コナンたちが飛び降りようとしていた建物は今いる建物より20メートルほど低く、距離は60メートルありました。つまりこの距離を時速何キロメートルの速さで走らなければならないのかについて計算式を出しています。

ビルの間は50メートル。飛び移るという事になれば、60メートルって所ね。

隣のビルとの高低差は20メートル。

地球上の物体は、空間では水平方向に同じ速度で進むけど、

下向きには重力により、決まった割合で速度を上げながら落下して行くの。

20メートル落下する時間を求める式はt=√g分の2h　(t＝落ちる時間、g＝重力加速度、h＝落下速度)

この計算式に当てはめて計算すると、t＝2.02秒、落下するまでの時間は約2秒かかるという答えが出ます。

つまり、20メートル落下するのに約2秒。
2秒で60メートル進まなくてはいけない。
ということは、1秒で30メートル。時速に置き換えると、108km/h。

この計算式からいうと時速108km/hあれば隣のビルに乗り移ることできるというわけです。

計算式が矛盾しているといわれる理由は？

灰原が出した計算式が矛盾しているといわれる理由は、

空気抵抗などが配慮されていないため、落下速度に矛盾がある

計算式は一見難しく見えますが、実は学生の時に習った速度/時間/距離を利用して計算されています。たしかに単純な計算でしか考えられていないので、仮に空気抵抗があった場合は落下速度に前後があるかもしれませんね。

ですが、あの絶体絶命の状態でそこまで考えるのはなかなか難しいのではないかなぁと感じます。落下速度を求められただけでも素晴らしいですよね！

灰原の計算式で現実問題、脱出は可能なのか？

コナン映画観賞会~天国へのカウントダウン~

この映画は私がコナンにハマるきっかけとなった作品。見所は最後の少年探偵団の大活躍シーン、歩実カワイイ！劇場版のメインテーマとともに繰り広げられる脱出劇がなんとも。

あとなんとも渋いBGMとともに犯人が渋く笑っていくとこ笑#おうちでコナン pic.twitter.com/QO3GUfczI5
— なみむら (@mnkwmroom) April 26, 2020