【解説】アルマゲドンのおかしな点や矛盾点まとめ!ツッコミどころ満載で面白い!

アルマゲドン おかしな点 矛盾 突っ込みどころ 解説 科学的な間違い

大ヒット映画で感動作でもある『アルマゲドン』は、ファンも多く名作と語り継がれる作品です。

しかしながら、この『アルマゲドン』には、

  • おかしな点
  • 矛盾点
  • ツッコミどころ
  • 科学的に間違っている点

など、盛りだくさんですよね!(^-^;

今回は、映画『アルマゲドン』のおもしろおかしいツッコミどころを紹介します♪

目次

アルマゲドンのおかしな点・ツッコミどころ

まずは、『アルマゲドン』を見て、誰もが「おや?」と思ってしまうおかしな点・ツッコミどころです。

①スペースシャトル内が無重力ではない?

まず、

宇宙にいるスペースシャトル内が
無重力じゃない
のはおかしい!

というツッコミがよくあります。

実はこれ、よくよく映画を見てみると、無重力じゃなく重力があるように描かれているのは宇宙ステーションとのドッキング中です。宇宙ステーションとのドッキング中は、

作業を円滑に進めるために、遠心力で重力を発生させる

との説明が劇中でされていたので、

主人公たちが宇宙ステーションとのドッキング中に
走ったり逃げたりしている点は、そこまで不思議ではない

というのが結論です。

ツッコミを否定してしまいましたが、いや、そもそも

  • 宇宙ステーションでそんなにうまく遠心力で
    重力が発生させられるのか?
  • 宇宙ステーション内・スペースシャトル内すべてに
    重力を発生させたのか?

などなど、付随する細かい気になる点はあります。おそらく現実にはそんなにうまくは行かないのでしょうね(^^;

②無酸素の宇宙空間で大爆発

次に、

酸素のないはずの宇宙で
宇宙ステーションが火を吹いて大爆発

するシーンがありました。これはおかしいのでは?という意見もあります。

しかし、この意見には反論があります。

まず何か物が燃えるためには、

  1. 可燃物
  2. 酸素
  3. 熱源

があれば良いようですが、宇宙空間でも、

  1. 可燃物→シャトルのエンジン、燃料
  2. 酸素→シャトルに積んでいる酸化剤
  3. 熱源→シャトルやステーションのバッテリーなど

という条件を満たしているので、宇宙でも大爆発は起こってもおかしくない、ようです。

③精密機械が簡単に叩いて直る

宇宙ステーションから合流したロシア人宇宙飛行士のレブが、何やらシャトル内の精密機械を、まるでブラウン管のテレビの映りを直すかのように叩いて直していましたね(^^;

スペースシャトル内の精密機械が
叩いて直るわけがない!

というツッコミどころです。おかしいですよね~(^-^;

私は、これはあえてウケ狙いのシーンとして作られていると思っています。観客の「んなワケあるかい!」というツッコミ待ちです(笑)

今はもうブラウン管のテレビなんて見かけなくなりましたから、この叩いて直るシーンは少しノスタルジーな気分にさせてくれる貴重なシーンでもあります(*^^*)

④ド素人の石油掘削人が宇宙に行く

こちらも定番のツッコミです。

宇宙ド素人の石油掘削人が
超短期間の訓練だけで宇宙に行って
地球を救う
という、
設定がそもそもおかしい!

というツッコミどころです。

しかも、本業の宇宙飛行士もシャトルに同乗して一緒に宇宙に行きましたが、残念ながらほとんどの方が宇宙で亡くなっていますしね(^^;これも悲劇。

宇宙飛行士はそもそも超エリートですから、小惑星衝突までの限られた時間内で彼らに掘削を教えて宇宙で作業してもらう方が、よっぽど効率が良くリスク回避もできるのでは、という意見です。ごもっとも…。

主人公のハリーとその仲間たちは、どうも健康状態や精神状態に問題がありそうでしたから、宇宙空間で一人頭おかしくなった人がいましたし、ヒヤヒヤさせられるシーンもたくさんありましたよね。宇宙で仲間割れとか起こらなくてよかったです(^-^;

科学的におかしい点・矛盾点

それでは次に、もう少し科学的にアルマゲドンのおかしい点・矛盾点を挙げていきましょう!

①小惑星の発見が遅い

アルマゲドンで地球に衝突するとされていた小惑星の大きさはテキサス州と同じサイズと説明されていましたね。

それほど大きな小惑星であれば、
何年も前に発見されているはず

なのだそうです。確かに、素人から観ても、近づいているの気づくの遅すぎじゃない⁉と思いますよね。

②小惑星の軌道を変えるための核爆弾の量

主人公ハリーたちのミッションは、スペースシャトルで地球に向かう小惑星に上陸し、地中に核爆弾を埋めて爆発させることで、小惑星を2つに割り地球への衝突を回避する、というものでした。

実は、映画『アルマゲドン』について、英国のレスター大学の物理学者が、科学的に研究しています。その名も、「Could Bruce Willis Save the World?」(ブルース・ウィリスは世界を救えるか?」という題の研究です。

そちらの物理学者の研究では、

直系1,000キロメートルの小惑星を2つ割るには、
地球上で爆発したことがある最も威力の大きい核爆弾の
10億倍の威力の爆弾が必要

と指摘されています。

つまり、

主人公たちが爆発させた核爆弾の量では
小惑星を割って地球を救うことはできない

というのです。

さらに「爆発のタイミングが遅すぎたので、地球は終末を迎えていただろう」とも述べられています。

素人にはそのあたりの規模感がわかりかねますが、どうやら専門家から見ると、NASAの作戦は、結構無茶苦茶な話のようですね(^^;

③小惑星にシャトルが追い付くことは不可能

主人公ハリーたちは、小惑星に追いつくために月の重力を利用するというものでしたが、

小惑星が月に近づいている段階で
小惑星はすでに加速しており
スペースシャトルは小惑星に追いつけない

ということも言われています。

というのも、小惑星が月の近くにいるということは太陽と地球の重量の影響も受けるため、さらに加速しているので、それに追いつくのは不可能というのです。

なかなか思い描いたようには地球を救うことはできないですね(^-^;

地球を救うための代案

それでは、実際にアルマゲドンのような事態に陥ったらどうしたらいいのか、何ができるのか、気になりますよね。

先ほどご紹介したレスター大学の物理学者の論文には、

小惑星に推進装置を設置して方向を変える

というのが、実現可能な方法として紹介されているようです。

なるほど確かに、小惑星をわざわざ真っ二つに割らなくても、方向を変えればいいんですよね!どのように変えるかはまた難しいですが…いずれにしても、小惑星の存在をもっと早く発見することが大事なようです!

『アルマゲドン』
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まとめ

映画『アルマゲドン』のおかしな点、矛盾点、ツッコミどころなどを調査してきました。結論、

  • 宇宙ド素人の石油掘削人が宇宙に行くのはおかしい
  • 小惑星の存在に気づくのが遅すぎる、
    核爆弾の量が少なすぎる、
    小惑星は加速しているため追いつけない
    等の科学的な誤りも散見される

ということがわかりました。

娯楽映画に真っ当に突っ込むのは筋違いと言われるかもしれませんが、ツッコミながら観るのが楽しかったりしますよね(*´ω`*)

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