2009年公開のピクサー・アニメーション作品、『カールじいさんの空飛ぶ家』。
アニー賞長編アニメーション賞やアカデミー賞長編アニメ映画賞を受賞し、笑いあり涙ありの名作アニメ映画として、世界中で愛されている作品です。
日本でも公開されるやいなや、多くの人が劇場に足を運びました。
そこで今回は、
- 『カールじいさんの空飛ぶ家』の日本語声優キャストは誰?
- 『カールじいさんの空飛ぶ家』の日本語版にはどんな俳優が起用されているの?
- 『カールじいさんの空飛ぶ家』の日本語声優キャストは他にどんな作品に出演しているの?
こちらの疑問について紹介していきます。
『カールじいさんの空飛ぶ家』の日本語声優キャストは誰?
カールじいさん:飯田昭三
今さっきフォロワーさんから教えて下さったけど、確かに『カールじいさんの空飛ぶ家』は主演は飯塚昭三さんだったな…🤔 pic.twitter.com/OHsRs47Bvp
— 三次元からきたブロンディ (@kotaeastwood) March 1, 2023
主人公のカール・フリドリクセンことカールじいさんの声優を担当したのは、俳優やナレーターとしても活躍した声優の飯塚昭三さんです。
1960年代後半から2021年まで様々なアニメ作品で声優を担当した、超大御所です。
飯塚さんの主な代表作として、
- 昆虫物語みなしごハッチ(1970~1974) カマ吉おじさん役
- アストロガンガー(1972) ガンガー役
- 機動戦士ガンダム(1979) リュウ・ホセイ役
- 名探偵ホームズ(1984~1985) レストレード警部
- ミスター味っ子(1987~1989) 丸井善男役
- ドラゴンボールZ(1989~1966) ナッパ役
- 忍たま乱太郎(1993~)稗田八方斎役(初代)
などが挙げられます。
どれも有名作品ばかりですね!
ちなみに、ここではピックアップできないほど、他にもたくさんの作品に出演されています。
また、吹き替え声優としても活躍しており、『007シリーズ』や『荒野の七人』、『マイ・フェア・レディ』などの多くの映画作品にも携わってきました。
残念ながら2023年2月に、亡くなられました。
日本のアニメ業界を支えたレジェンドとして、これからも語り継がれるでしょう。
ラッセル・キム:立川大樹
カールじいさんのラッセルみたいにぱんぱんな子がニモのTシャツ着てカーズのキャリー引いてて可愛すぎた。 pic.twitter.com/aW8tyrRpPq
— アイリフドーパのジブちゃん🤡 (@redzibra) August 18, 2017
カールじいさんの元に現れた謎のアジア系少年ラッセル・キムの声優さんは、元子役俳優の立川大樹(たちかわたいき)さん。
1998年生まれで今年で25歳を迎える立川さんですが、本作公開時は11歳だったことになります。
CMや舞台、ドラマに出演されていましたが、残念ながら本作以降の俳優活動に関する情報はありませんでした。
しかし、『カールじいさんと空飛ぶ家』に関係する短編アニメなどで、何度もラッセルの声優を担当していたようです。
ラッセルの、ちょっと天然でかわいらしい声が印象的でしたね。
ダグ:松本保典
実家のミニチュアダックス、デカすぎてカールじいさんに出てくるダグにそっくり pic.twitter.com/greXw963lC
— アルパカの嫁 (@nata91ede1030) March 5, 2023
犬語翻訳機を付けた犬ダグの声優を担当したのは、舞台俳優やナレーターとしても活躍している声優の松本保典さんです。
1980年代から現在まで、様々な映像作品に出演しています。
代表作として
- サザエさん(1998~) 波野ノリスケ役(3代目)
- 横山光輝三国志(1991) 曹操役
- スレイヤーズ(1995~2009) ガウリイ=ガブリエフ役
- みどりのマキバオー(1996) アマゴワクチン役
- 頭文字D シリーズ(1999年~2012) 秋山渉役
- ドラえもん(2005~)野比のび助(のび太のパパ)役
- 機動戦士ガンダム00(2007)アレハンドロ・コーナー役
などが挙げられます。
また、吹き替え声優としても数多くの映画作品に関わっており、アダム・サンドラーやイーサン・ホーク、ブラッド・ピットやライアン・レイノルズの吹き替えを複数作品で担当しています。
アニメ界を牽引するベテラン声優さんで、アニメ界では知らない人がいないと言っては過言ではないほどの伝説的声優さんです。
本作では、犬語翻訳機の独特のロボットのような機会音声を巧みに演じていました。
チャールズ・マンツ:大木民夫
カールじいさんの空飛ぶ家
— ヴィランズの呟き (@disney_villainz) December 26, 2022
チャールズ・F・マンツ
30年代に活躍した冒険家で子供時代のカールやエリーが憧れていた存在。
現在は94歳。 pic.twitter.com/Eb5gXOyw5C
本作のヴィランとなる元冒険家、チャールズ・F・マンツの声優は、俳優としても活躍していた日本のレジェンド声優の大木民夫さんです。
1946年、NHK放送劇団の第2期研究生として入団したことをきっかけに、俳優への道を歩み始めた大木さん。
1960年代から2010年代後期まで様々な映像作品に出演していました。
代表作は、
- 空手バカ一代(1973~1974) ナレーション
- フランダースの犬(1975) コゼツ役
- あしたのジョー2(1980~1981) 白木幹之介会長役
- 鉄腕アトム(1980) 天馬博士役
- GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊 荒巻大輔役
- 火の鳥(2004)法弁役
- 交響詩篇エウレカセブン(2005~2006) ケンゴー役
などが挙げられます。
吹き替え声優としても映画作品に携わっており、クリストファー・プラマーやハンフリー・ボガート、ピーター・カッシング、ロバート・デュヴァルなどの吹き替えを担当していました。
『ポリス・アカデミー』シリーズのエリック・ラサール校長や、ゲーム版ハリー・ポッターのダンブルドア校長の吹き替え声優としても有名です。
残念ながら2017年に亡くなられていますが、今でも多くのファンに愛されています。
その他キャラクター一覧
カールじいさんに出てくる悪役のドーベルマンのアルファはエリートのくせに変声機が壊れててものすごい高い電子音の声でしゃべる上に何故か芳忠さんだし短編はダグがアルファをとにかく無意識にひどい目に合わせるだけの作品です。最高です。観て。 pic.twitter.com/ebl9LrDnTM
— 井口病院🐰🍅🐡 (@ichthy0stega) March 19, 2016
その他のキャラクターの声優は、次の通りです。
ベータ | 檀臣幸 |
ガンマ | 高木渉 |
アルファ | 大塚芳忠 |
トム | 楠見尚己 |
アナウンサー | 垂木勉 |
エリー(子供時代) | 松元環季 |
カール(子供時代) | 吉永拓斗 |
イディス巡査 | 梅田貴公美 |
スティーブ | 小形満 |
看護士ジョージ | 多田野曜平 |
看護士AJ | 朝倉栄介 |
ストラウチ | 滝知史 |
オメガ | 三宅健太 |
その他 | 渡辺穣 |
たくさんのアニメや吹き替えで活躍される声優さんから子役の方まで、様々な役者さんが起用されています。
彼らの軽快で素晴らしい演技も、この作品の見どころですね。
『カールじいさんの空飛ぶ家』
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まとめ
映画史上最速で泣かされる映画、それはカールじいさん pic.twitter.com/1VFZUmcoGF
— カーチスの野郎 (@marvel55562) July 30, 2023
今回は、『カールじいさんと空飛ぶ家』の日本語声優をまとめました。
今回の記事をまとめると
- カールじいさんの日本語声優と担当したのは飯塚昭三さん
- ラッセル・キムの日本語声優は元子役俳優の超大御所声優の立川大樹さん
- ダグの日本語声優さんはたくさんのアニメや映画で活躍した松本保典さん
- チャールズの声優さん、レジェンド声優の大木民夫さん
- その他キャラクターの声優さんも豪華キャスト陣が勢揃いしている
『カールじいさんと空飛ぶ家』の日本語声優キャストは、あえて芸能人声優を起用せず、声優のプロがたくさん携わっています。
芸能人声優の独特の演技が苦手な方でも安心して鑑賞できるので、気になる方はぜひご覧ください。