『となりのトトロ』に出てくるへんないきもの“トトロ”。長年愛されているキャラクターですが、この“トトロ”には様々な都市伝説や噂があります。
今回は、
- トトロの正体は?何者なの?
- トトロは妖精?死神という噂は本当?
についての真相を考察していきたいと思います。
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トトロの正体は?何者なの?
「#となりのトトロ」まで、あと1️⃣5️⃣分
— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) August 14, 2020
一緒に、風になりましょう🥰🥰#トトロ #サツキ #メイ #夏はジブリ #金曜ロード pic.twitter.com/igEQ4AIMy8
木の実を成長させたり、コマに乗って空を飛んだり、不思議な力を持っている“トトロ”。その正体は一体何者なのでしょうか。
結論としては、
トトロは森の主である
と考察することができます。
主とは、「山や川などに古くから住み、霊力があると信じられている動物」のことです。
どうして霊力のある“動物(いきもの)”だと考察できるのか、ポイントを解説していきたいと思います。
ポイント①:お父さん「メイはきっとこの森の主に会ったんだ。」
お父さん「メイはきっとこの森の主に会ったんだ。それはとても運がいいことなんだよ。でも、いつも会えるとは、限らない」
— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) August 17, 2018
#kinro #トトロ #メイ #サツキ #おとうさん #森の主 pic.twitter.com/ugV6RtiziQ
サツキとメイのお父さんがトトロのことを“森の主”だと言っています。
その時のセリフはこうです。
お父さん
「メイはきっとこの森の主に会ったんだ。それはとても運がいいことなんだよ。
でも、いつも会えるとは、限らない」
また、宮崎駿監督は『となりのトトロ』の製作にあたり、
- 「目指すものは、幸せな心温まる映画」
- 「子供たちはトトロに会いたくて、神社の裏の探検や樹のぼりを始める。そんな映画をつくりたい」
という思いを語ったそうです。
お父さんのこのセリフは、宮崎駿監督の思いが現れている、とても夢のあるセリフです。
したがって、トトロは森の主だと考察できるのです。
ポイント②:トトロの制作当初の名前は「ミミンズク」だった
『となりのトトロ』の設定資料集である「THE ART OF TOTORO」によると、トトロは最初「ミミンズク」という名前だったそうです。
このことから
トトロのモデルはフクロウの“ミミズク”である
と考察できます。
トトロが日が暮れてから活動する点からも、実在するいきものである“ミミズク”の生態系を参考にしていそうですね。
また、トトロには年齢設定もあるみたいです。他の小さいトトロと合わせて確認してみましょう。
- 大トトロ(トトロ)
名前:ミミンズク
年齢:1302歳 - 中トトロ
名前:ズク
年齢679歳 - 小トトロ
名前:ミン
年齢:109歳
細かく設定されているなんて、ジブリは奥が深いですね。
ポイント③:『となりのトトロ』の原型は宮沢賢治の「どんぐりと山猫」
#トトロ の原型になっているのは、宮沢賢治の「どんぐりと山猫」のあるシーン。ぼう然と立っている山猫の足元でどんぐりがキーキー言っているシーンから宮崎監督が受け取った強烈なイメージが、「#となりのトトロ」のインスピレーションの源になっているのです😮#サツキ #メイ #ジブリ #金曜ロード pic.twitter.com/WCRCoRNJK6
— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) August 14, 2020
宮崎駿監督によると、
『となりのトトロ』は宮沢賢治の童話「どんぐりと山猫」からインスピレーションを受けている
とのことです。
具体的には、山猫の足元でどんぐりたちがキーキー言っているシーンです。
トトロたちが“どんぐりを集める”という設定は、この「どんぐりと山猫」が源になっているのです。
そして「トトロ」の“猫のようなひげ”は、この山猫の影響を受けているのが分かります。
このように、作品の製作背景やキャラクター設定をまとめると、トトロは森の主であると考察することができるのです。
トトロは妖精?
“トトロは妖精”だという説を聞いたことないでしょうか。この真相はどうでしょうか。
それは先ほど解説したように、
トトロは森の主であり、妖精ではない。
と言いえます。
ではなぜトトロ=妖精という説が誕生したのでしょうか。
トトロと北欧神話の妖精“トロール”との関係
北欧の神話に登場するトロールという妖精。名前がトトロに似ているため、メイが「トトロに会った」と言ったシーンで、サツキが「トロールのこと?」と指摘しています。
このことから、
“トトロはトロールという妖精がモチーフとなった”という説
が出てきたのです。
しかし、トトロの名前の由来はトロールではありません。
トトロの名前の由来
トトロの名前の由来は、「所沢にいるとなりのオバケ」が短くなったもの。宮崎駿監督によると「すぐに愛想を振りまいたり、目をキョロキョロさせたりする、そういうキャラクターではない」のだとか。原型になっているのは、宮沢賢治の「どんぐりと山猫」のあるシーン。→続く pic.twitter.com/f4vhEWhqi8
— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) August 17, 2018
トトロの名前の由来は、「所沢にいるとなりのオバケ」が短くなったもの
なのです。
宮崎駿監督の知人の娘さんが所沢のことを「ととろざわ」と言い間違えていたことから閃いた名前だそうです。
小さい女の子のかわいらしい言い間違いから生まれた「トトロ」は、作中でも小さな女の子“メイ”の聞き間違いから「トトロ」と呼ばれることになるのです。
メイ「トトロ!あなたトトロっていうのね」
この名シーンと「トトロ」という名前の誕生秘話が重なるなんて、なんだかとても素敵ですね。
トトロは死神という噂は本当?
結論から言うと、
トトロが死神だという事実はありません。
スタジオジブリの公式ブログにて、広報部が否定しています。
どうして「トトロ=死神」という噂が出たのでしょうか。
それはこちらの記事で詳しく解説しています。気になる方はぜひ読んでください!
『となりのトトロ』
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まとめ
宮崎駿監督は製作にあたりこんな思いを記しています
— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) August 14, 2020
「『となりのトトロ』の目指すものは、幸せな心温まる映画です。(中略)恋人たちはいとおしさを募らせ、親たちはしみじみと子供時代を想い出し、子供たちはトトロに会いたくて、神社の裏の探検や樹のぼりを始める。そんな映画をつくりたいのです」 pic.twitter.com/nQ6wlnSgT7
今回は、「トトロの正体は何者?」について考察しました。
- トトロの正体は「森の主」
- トトロは妖精ではない
名前が似ている北欧神話の“トロール”とは無関係 - トトロの名前の由来は
「所沢にいるとなりのオバケ」 - トトロが死神という説は、
スタジオジブリが公式に否定
ということが確認できましたね。
トトロは長年愛され続ける癒しのキャラクターですが、その正体は謎に包まれていました。今回トトロについての理解が深まったので、さらに『となりのトトロ』を楽しめそうですね。