スタジオジブリの作品でも大人気の『となりのトトロ』で主人公のサツキとメイ、一緒に暮らしているお父さんが3人でお風呂に入るシーンがあります。
よく観ると、入浴しているお風呂は特徴的な形をしていますね!
そして、海外でも人気のとなりのトトロの父娘の入浴シーンに対して物議を醸している様です。
この記事では、
- となりのトトロのお風呂(風呂釜)が2つあるのはなぜ?
- 父と娘のお風呂シーンに対する海外の反応は?
について調べます。
となりのトトロの気になるお風呂事情をチェックしてみましょう!
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中学生の頃に『スターウォーズ』に感動して以降、
映画の沼にハマり続けて20年。
結婚・出産後も年間100本は必ず鑑賞中。
Filmarksアカウントにも鑑賞レビューを掲載中。
となりのトトロのお風呂(風呂釜)が2つあるのはなぜ?
農家だったおばあちゃんち
— ぱんきぃ (@hunkypunky777) July 8, 2023
今は立て替えてしまったんだけど
お風呂が忘れられない
入った記憶は無いんだけど
全部タイル張りで
イメージで一番近いのはトトロに出てくるお風呂
ただおばあちゃんちは浴槽の中もタイルだった気がするんだよな
タイルは青系の玉石タイル
素敵だったな~ pic.twitter.com/VDrFAUd5AF
草壁家のお風呂の風呂釜が2つあるのは、
浸かる用と、浸かる用のお湯が冷めた時に継ぎ足して使用する温度調節用がある為です。
となりのトトロの時代設定は1953年(昭和28年)だと宮崎駿監督は映画『コクリコ坂から』のパンフレットで語っています。
調べてみると、この頃は戦後復興期の銭湯の時代から、住宅供給を目指したうち風呂の時代に移行している時期でした。銭湯の発展している都会よりも、田舎の方が普及が早かったようです。
さて、となりのトトロで使用されているお風呂ですが、長州風呂(ちょうしゅうぶろ)と呼ばれるタイプの製品です。
子どもの頃祖母の家が五右衛門風呂だったなぁと懐かしくなって調べてみたら…
— まるっぴ (@korokorocoron) August 23, 2023
五右衛門風呂じゃなくて長州風呂😳
長州風呂って初めて知った
画像はキッチン・バス工業会からお借りしました(* ᴗ ᴗ)⁾⁾ pic.twitter.com/kmNMjlFMDL
長州風呂とは、風呂釜全体が鋳鉄製で出来ています。底が直接釜になっており、底板を使用して入浴します。
その釜が2つついているのが草壁一家が越してきた家のお風呂です。
元々は大家族が住むような家に取り付けられいるタイプらしく、片方が入浴用中に浸かる用です。
もう片方は、後から入った人が温度調節出来るように沸かして溜めておく用として使用します。
薪を火にくべて使用するので、1つだと温度調節が難しそうなのでとても便利です。
現代でいう追い焚き機能に近い気がします。
となりのトトロの中では、3人で一緒に入っていたので使用する必要がなかったのでしょうね。
今では長州風呂を一般的に五右衛門風呂と呼ぶようになりました。
父と娘のお風呂シーンに対する海外の反応は?
『となりのトトロ』を欧米で公開する際に、入浴シーンは物議を呼びました。
— ジブリのせかい【非公式ファンサイト】 (@ghibli_world) August 19, 2022
欧米の文化では、父親と娘が一緒に風呂に入ることは非常識とされていることから、このシーンはテレビ放送の際はカットされることもあるようです。#となりのトトロ pic.twitter.com/f6QYsxBx4U
さつきとめいの娘2人とお父さんとの入浴は、現代では少し違和感があるような気がします。特に海外では、子どもと親が一緒に入浴することはあまりないと聞きますよね。
『となりのトトロ』の入浴シーンについては、やはり
日本と海外のお風呂の習慣が大きく違うため、概ね反応は悪く強い拒否反応も感じます。
日本では、明確にいくつまで親と一緒に入浴する、という定義こそありませんが、12歳のサツキがお父さんと入っていても「へぇ~」という程度か、むしろ「自分もそうだったな~」と懐かしむ人も案外多くいるのではないでしょうか。
となりのトトロでのお風呂のシーンは仲良し親子で楽しそう!と感じますが、海外では「信じられない!」と嫌悪感を抱く人が多く、SNSでもしばしば物議を醸しています。
お風呂習慣の違いからこういった反応が出ているようです。
児童虐待を疑われる
・海外からすると、父親と娘が一緒にお風呂に入る事自体ありえないのです。
・アニメだとしても子どもの裸を見せる事がペドフィリア*を誘発しかねない!と懸念されます。
*ペドフィリアとは、成人が児童(通常13歳以下)に対して抱く性的倒錯のことです
海外、特にアメリカやヨーロッパなどの西洋文化では、4~6歳位の子どもと異性親が一緒に入浴することは極めて稀なようです。
むしろそのことが世間に漏れたら逮捕される可能性もあります。
なので『異性親の裸を見たことがない事が当たり前』という風潮もあるようです。
幼少期の子どもを入浴させる際はバスタブに溺れない程度の湯を溜めて、洋服を着たままの親がバスタブの外から手を差し入れて体を洗って上げます。
それを知らずに日本の常識で入浴を続けてしまわないよう、日本国総領事館のホームページには、日本人が海外生活を送る中で注意喚起が行われています。
例えば、はしゃいでいる入浴中の子どもが可愛くて、写真を撮って現像に出すだけでも「児童虐待の容疑で」通報される事もある様なので注意が必要です!
日本人よりも仕事が終わる時間が早い海外の人々は、お風呂でのコミュニケーションを取らずとも、
それ以外の時間に散歩したり遊んだりしてコミュニケーションを取って過ごしています。
鬼滅の刃で入浴シーンを問題にする方がいらっしゃるようですけど、ならば「となりのトトロ」の入浴シーンは欧米では父親が娘とお風呂に入ること自体、ペドフィリアで通報レベルの国際問題になりましたよね。ここもカットですか? pic.twitter.com/N2LvsTBQAq
— take5 (@akasayiigaremus) February 16, 2022
宮崎駿の「となりのトトロ」だって、サツキとメイの入浴シーンがポリコレ的にアメリカでは上映しにくい。まあ、別にトトロを発禁しても、人類が滅びるわけでもない。 pic.twitter.com/LysUTuLJCg
— 春山春斗 (@halt_haru) December 15, 2018
基本はシャワーが入浴の中心
海外では基本的にシャワーでの入浴が中心だそうです。
湯船につかる時は一人で、その後シャワーで流します。
同じお湯を使うのは不衛生だという声もあります。
日本よりも水道代が高かったりとお湯を張ること自体に抵抗を感じるようです。
そもそも日本人にとって文化でもあるお風呂は、海外から見れば驚く事も多いでしょうね。
『となりのトトロ』
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まとめ
となりのトトロのお風呂が2つあるのはなぜ?父娘の入浴シーンに対する海外の反応は拒否的?という内容で調べてみました。
- 一つは浸かる用、もう一つは浸かる用の湯が冷めた時に継ぎ足して温度調節する湯を入れておく用で2つお風呂府があります。
- 父娘の入浴シーンに対する海外の反応は児童虐待に繋がると言われるほど拒否的といえます。
となりのトトロは昔ながらの日本が描かれていて、日本人でも長州風呂(五右衛門風呂)に入った事がない人もたくさんいると思います。
海外の人からすると日本の生活様式や習慣そのものが目新しく違和感をたくさん感じる作品の一つかと思います。
アニメ映画といえど学びがたくさんありますね。
夏になると無性に見たくなる、となりのトトロを今一度見直してみてはいかがでしょうか。