時をかける少女の真琴と千昭のその後!原作小説ではどうなる?

『時をかける少女』は何度も映像化されてきた感動作です。その中でも細田守監督作品は、新しい解釈で新鮮な『時をかける少女』をみせてくれました。

映画に出てくる真琴(まこと)と千昭(ちあき)、2人のその後が気になる!という声が多数聞かれています。

そこで今回は

  • 『時をかける少女』の真琴のその後はどうなった?
  • 『時をかける少女』の千昭のその後はどうなった?
  • 『時をかける少女』の原作では真琴と千昭はどうなる?

について考察していこうと思います!ネタバレを含みますのでご注意ください。

目次

『時をかける少女』の真琴と千昭のその後は?

真琴のその後

真琴は、冒頭のシーンで一回死んでいるのですが、タイムループによって死を回避し、さらには未来から来た千昭に恋をする話になっていきましたね。

千昭は未来に帰ってしまいましたが、その後、真琴がどんな人生を歩んだのか気になります。

結論としてはおそらく、

絵画修復師になるための道を歩き始める

だと思います。

千昭は未来から1枚の絵を見るためにタイムリープしてきました。

千昭のいる未来ではすでに消失してしまっている「白梅二椿菊図」を見るためです。

しかし、真琴のタイムリープに巻き込まれ千昭は結局絵を見ることが出来ませんでした。

真琴は千昭との別れ際に「絵が無くならないように何とかしてみる」と言います。さらに、千昭がいなくなったあと、功介とキャッチボールをしながら「わたしもやりたいことが決まったんだ」と言います。

つまり、真琴のやりたいことというのは、

千昭のために「白梅二椿菊図」を
無くならないように守ること

だと思われますね!

真琴は、叔母の和子と同様に「絵画修復師」への道を歩むのではないかと考察できます。好きな人の一言が、今後の人生を大きく左右する言葉になるなんて、素敵ですよね♪

千昭のその後

千昭については「未来でまってる」と真琴に伝えた一言しか残っていないため、その後はわかりません。

しかし、真琴が「すぐいく、走っていく」と千昭に言ったことから、真琴と共通する何かをし、真琴を未来で待つのではないかと考えられます。

千昭は、何らかの形で、

真琴が修復した絵を、未来で守る

のではないでしょうか。

時空を超えてまでも見たかった一枚の絵。その絵を好きな女性が修復してくれるかもしれない。

確かな約束ではありませんが、河原での別れの時、二人の間に確かな絆が生まれました。

未来で会える確約もなく、真琴は千昭がどの時代のどの国から来たかもわかりません。しかし、真琴の情熱があれば、本当に未来まで走っていけそうな気がします。

仮に、2人が未来で会えなかったとしても、一枚の絵を通して会えるかもしれませんよね(*´ω`*)

『時をかける少女』の原作小説では
真琴と千昭はどうなる?

原作小説では主人公は中学3年の「芳山和子」です。また、未来人は「深町一夫」となっています。つまり、アニメ映画では、

真琴⇒和子
千昭⇒一夫

ということになります。

原作では一夫は2660年からやってきており、訪問の目的はタイムリープに必要な「ラベンダー」を採取することでした。未来ではラベンダーが採取できないためです。

一夫は催眠術を使って皆の記憶を操り、実際より長く一緒に過ごしているように錯覚させていました。しかし本当は1か月しか滞在していませんでした。

そして、その1か月で和子のことを好きになっていたのです。

タイムリープの秘密を守るために一夫の記憶は皆から消されてしまうのですが「また会いに来る」という言葉をのこして姿を消します。

和子の記憶から一夫は消えてしまいましたが、交わした約束のことは胸の中に生き続けているのでした。

結局、原作では2人は結ばれることはありませんでした。しかし一夫のセリフが

「また会いに来る」⇒「未来で待ってる」に変化しています。

原作と違い、真琴の記憶は消されていません。ただ待つだけではなく、「すぐいく、走っていく」という、行動型の新しいヒロインであることがとても印象的で、本当に未来で2人が会えるんじゃないかと思わせてくれます。

まとめ

今回は『時をかける少女』の真琴と千昭、その後どうなった?原作との違いは?について考察してきました。

結果として

  • 真琴は「絵画修復師」になるための道を歩き始める
  • 千昭は真琴が修復した絵が無くならない様に未来で奮闘する
  • 原作でも二人は結ばれることはなかったが、アニメの方が未来で会えるのではないかという希望を含んでいる

と、考察出来ました。

時間はやり直すことはできず、一瞬一瞬を大事にしたいと思わせてくれる、素晴らしい青春映画でした。夏になると必ず見たくなるアニメ映画『時をかける少女』を違った視点で観てみてはいかがでしょうか。

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