『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』では海賊や国家の思惑など、『生命の泉』をめぐる波乱の冒険が描かれています。
劇中にはスペイン軍が登場しますが、彼らの目的は一体何だったのでしょうか?
そこで今回は、
- 『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』スペイン人の目的は何だったのか?
- 『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』の時代設定は?
について解説していこうと思います。
ネタバレを含みますのでご注意下さい。
【楽しみ】金曜ロードショーに『パイレーツ・オブ・カリビアン』第4・5作が登場https://t.co/E3wg6ZouZx
— ライブドアニュース (@livedoornews) July 20, 2023
これまで公開された5作品で433億円、世界で約6000億円を超える興行収入を記録したメガヒットシリーズ。8月11日に「生命の泉」、18日に「最後の海賊」を地上波初放送する。 pic.twitter.com/aLFBlZH1XA
『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』スペイン人の目的は何?
【映画『 #パイレーツ・オブ・カリビアン /生命の泉』ただいま放送中!】
— 【公式】フジテレビムービー (@fujitv_movie) July 8, 2017
ようやく奪還したブラック・パール号は、瓶の中…。#パイレーツ pic.twitter.com/3EgPI5fC6m
映画の冒頭、『生命の泉』への重要な航海日誌を手に入れることとなるスペインですが、彼らは海賊たちや英国海軍同様に永遠の命が目的だったのでしょうか?
スペインの思惑を詳しく解説していこうと思います。
スペインの目的は『宗教弾圧』
🆕フェルナンド6世
— ✡️👊🏻JAMES🤘🏼✡️(ストレンジ先生LOVE❤️) (@strangepn11) January 10, 2022
スペイン王。よく吟味して思慮深いことから敵国のジョージ2世の大らかさとは真逆に"慎重王"とのあだ名がつく。熱心なカトリック教徒。
生命の泉を最初に発見した探検家ポンセデレオンの日記を知り、すぐに船の出港を命じる。#パイレーツオブカリビアン#生命の泉 pic.twitter.com/fiDBKMNwvm
スペインでは昔からキリスト教のカトリックが圧倒的に信仰されていて、他宗教に対しては懐疑的でした。
永遠の命が手に入ると言われる『生命の泉』は、スペインにとっては弾圧の対象だったのです。
なぜ弾圧の対象だったのかというと、
カトリック以外の神の奇跡を断じて認められないからです。
現代の日本人にとってみると、全く理解しがたい感情なのではないでしょうか。
日本では一般的な人なら、宗派など気にせず神社や寺に参拝に行きますし、『神様』『仏様』も同じように信仰します。
カトリックの神様のみが絶対的でそれ以外の神が奇跡を起こしてはならないため、スペイン人たちは『生命の泉』を誰よりも早く発見する必要があったのです。
生命の泉でスペイン軍は何をした?
パイレーツ・オブ・カリビアン
— 🐱蓮(れん)と魔王様~心の赴くままに~ 🇺🇦 (@Renchan0419Go) October 12, 2019
「生命の泉」
飲むと永遠の命が手に入るという生命の泉を、スペイン軍とイギリス軍が狙っていました。
イギリス軍に忠誠を誓ったバルボッサは、生命の泉を手に入れようと、
海図を持っているジャックへと協力を要請した。。。 pic.twitter.com/nRITCxdVTK
ジャックたちの後をつけ、何とか生命の泉を発見したスペイン軍は、
自分たちの思惑を達成するために『生命の泉』の神殿を破壊しました。
聖杯も水の底に沈んでしまい、ジャックたちは途方に暮れますが、人魚のシレーナが聖杯を探してきてくれたのです。
苦労して『生命の泉』を探し当てた割に、スペイン軍の詰めが甘かったと思ってしまいますね。
この後、ジャックが黒ひげの裏を突き、ケガをしていたアンジェリカに聖杯で人魚の涙入りの聖水を飲ませて彼女を助けたのです。
スペイン軍は神殿や泉を破壊しましたが、結局『生命の泉』の効力が発揮されることを阻止できませんでした。
『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』の時代設定は?
#バルボッサ「ああー。お前たちの目を喜ばせてやろう。不死身となる方法は他にもある…諸君我々は『生命の泉』を目指す!」
— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) February 3, 2023
バルボッサの言う「生命の泉」とは…?その謎は第4作『#パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』に続きます🤗#金曜ロードショー pic.twitter.com/C6roGC3yDy
『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』の時代設定を解説していこうと思います。
調べてみると時代設定は1750年でした。
劇中に登場する英国王ジョージ2世の在位期間は1727年から1760年で、スペイン国王フェルナンド6世の在位期間は1746年から1756年です。
1750年頃と言ったら、どんな時代だったのでしょうか?
海賊たちの衰退が始まっていた時代
【映画『 #パイレーツ・オブ・カリビアン /生命の泉』ただいま放送中!】
— 【公式】フジテレビムービー (@fujitv_movie) July 8, 2017
実在したといわれる伝説の海賊―“黒ひげ”ことエドワード・ティーチ。黒魔術に長けた黒ひげは、宝石が埋め込まれた巨大な装飾剣で船を意のままに操ることができます。#パイレーツ pic.twitter.com/3ndqY0276Z
1700年代はヨーロッパが目まぐるしく変わった時代です。
1700年代半ばからはイギリスで産業革命が起き、生産能力が各段にアップして世界が近代化し始めた頃。
一方、1700年代後半にはフランス革命が起こるなど、社会不安も多かった時代と言えます。
そして、
1750年頃はパイレーツ・オブ・カリビアンの主人公ジャック・スパロウたちのような海賊が、衰退していってた時代なのです。
海賊の黄金時代は主に3つあると言われています。
- バッカニア時代…1650年頃からで、各国が植民地開発をしたことで海上交易が盛んになったことで莫大な富が生まれますが、それを略奪しようとする海賊が増えた
- 海賊周航時代…1690年代頃からで、長距離航路に乗り出した海賊たちがインド洋付近で商船や東インド会社船を襲った
- スペイン継承戦争以降の時代…1716年から1726年頃で、戦争終結とともに職を失った元水夫たちが海賊となってカリブ海やアメリカ東海岸などを襲撃していた
このようにイケイケだった海賊たちですが、『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』にも登場した海賊・黒ひげことエドワード・ティーチの死も海賊衰退につながったと言われています。
略奪する側だった海賊たちですが、徐々に海軍から撃退されることが増えていき、財宝を奪うこともできなくなってしまったのでしょうね。
『パイレーツ・オブ・カリビアン』の海賊たちは非常に魅力的なキャラクターがたくさんいましたが、本当はただの悪人なのか、それとも映画同様に魅力ある人たちだったのでしょうか。
自分の中で思いをはせてみるのもいいかもしれませんね。
『パイレーツオブカリビアン』
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『パイレーツ・オブ・カリビアン』
シリーズあらすじ
まとめ
4週連続“パイレーツ”ラスト!今夜の土曜プレミアムは #ジョニー・デップ 主演「#パイレーツ・オブ・カリビアン 生命(いのち)の泉」を放送(フジテレビ、21:00~23:10)。史上最強の敵“黒ひげ”、女海賊“アンジェリカ”が登場! https://t.co/nryVe9b5CS pic.twitter.com/DYPBvw0GYw
— 映画.com (@eigacom) July 8, 2017
『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』スペイン人の目的や時代設定について解説してきました。
解説をまとめてみると、
- スペインは主にカトリックで他宗教の神様が奇跡を起こすことを認められなかった
- スペイン軍は生命の泉の神殿と聖杯を破壊した
- 時代設定は1750年頃で、海賊たちが衰退に向かっていた
ということになります。
『パイレーツ・オブ・カリビアン』を見るとジャック・スパロウのような魅力的な海賊と大冒険には少し憧れてしまいますね。
みなさんも『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』を見て、当時の海賊たちについて想像してみてはいかがでしょうか。