メアリと魔女の花のあらすじをネタバレ!ジブリじゃないけど似てる理由は?

メアリと魔女の花 あらすじ ネタバレ ジブリじゃない 似てる 理由 なぜ

映画『メアリと魔女の花』のあらすじをネタバレありで徹底解説しますよ!

ファンタジックな世界観と勇気溢れるストーリーが魅力の本作は、何度観ても楽しめます。

今回は、最後の結末まで、感想も一緒にわかりやすくしっかり解説しますよ~♪

目次

映画『メアリと魔女の花』作品情報

『メアリと魔女の花』基本情報

『メアリと魔女の花』の基本情報を押さえてきましょう。

  • 作品名:メアリと魔女の花
  • 公開日:2017/7/8
  • 上映時間:102分
  • 監督:米林宏昌
  • 脚本:米林宏昌
  • キャスト:杉咲花、神木隆之介、天海祐希、小日向文世、ほか

「思い出のマーニー」のプロデューサー西村義明が立ち上げたアニメスタジオ「スタジオポノック」の長編アニメ第一作目です。

杉咲花、神木隆之介などの豪華俳優陣が声優を務めます。

『メアリと魔女の花』のあらすじ(簡単に・ネタバレなし)

少女メアリが夏休みに引っ越してきたのは、田舎町にある大叔母様シャーロットの館でした。田舎暮らしに退屈したメアリは、黒猫デイブに連れられて森の中に咲く青い花を見つけます。

「夜間飛行」と呼ばれるその花は、7年に一度しか咲かない不思議な花で”魔女の花“の異名がありました。

夜間飛行を見つけたことがきっかけで、不思議な魔力を手に入れたメアリは、雲の上にある魔法学校へ辿り着きます。魔法学校の校長はメアリのことを大歓迎し、メアリはさっそく入学することに決めました。

ところが、一見優しく見えた校長はとあることがきっかけで豹変してしまいます。校長は同じ町に住む少年ピーターを連れ去れさり、メアリに取引を言い渡しますが…。

不思議な力を手に入れたメアリの勇気ある冒険が始まります。

『メアリと魔女の花』のあらすじ内容を詳しくネタバレ解説!

田舎町に引っ越してきた少女メアリ

11歳の少女メアリ・スミスは夏休みに大叔母様シャーロットの家に引っ越してきました。

シャーロットの暮らす家は、田舎町にある赤い色をした館です。シャーロットは家政婦のバンクスと一緒に暮らしていました。

メアリは田舎の生活に退屈していました。メアリは館の仕事を手伝うことにしましたが、失敗ばかりしてしまいます。庭師のゼベティの手伝いをした時も、ゼベティが大切にしている花を折ってしまいました。

近所に住む少年ピーターは失敗ばかりのメアリをからかいます。ピーターはメアリと同じくらいの年の子で、新聞配達のバイトをしていました。ピーターは口が悪く、メアリが気にしている赤毛のことを笑いました。

ある日、メアリがお弁当を食べていると黒猫デイブがやってきました。デイブは恋人のギブと一緒に、ピーターの家で飼われている猫です。

デイブは森へと入ってゆき、メアリはそれを追いました。デイブが立ち止まったところに、青く光る花が咲いていました。

デイブは花を見てうなり声をあげます。メアリは花を一株摘んで家に持ち帰りました

「夜間飛行」という魔女の花

メアリが持ち帰った花を見て、ゼベディは驚きました。それは、この森にしかない「夜間飛行」という花で、7年に一度しか咲かない珍しい花なのだと教えてくれました。

かつて「魔女が探し求めた」という言い伝えもあると言います。メアリは部屋の窓辺に夜間飛行を飾りました。

その晩、デイブが窓から部屋に入ってきました。デイブはひどく怯えた様子だったので、メアリは自分のベッドに入れてあげました。朝になるとデイブの姿は見当たりませんでした。

メアリはシャーロットから届け物を頼まれて、ピーターのもとに向かいました。ピーターは昨晩から姿を消したデイブとギブのことを探していました。

2匹の行方が気になった二人は、一緒に探すことにしました。その間、ピーターは再びメアリのことをからかいます。メアリは怒って、一人で森の中を探しに行きました。

魔法の箒と不思議な世界

メアリは森の入り口でデイブを見つけました。デイブは夜間飛行の花を咥えています。デイブは森の中を進んでゆき、メアリを大きな木のもとに連れてゆきました。

木には蔦が絡まっており、古い箒が引っかかっていました。メアリが箒に手を掛けると、デイブは咥えていた夜間飛行をメアリの方へ投げます。

メアリがそれを受け止めると、夜間飛行はネバネバとした汁を流しました。夜間飛行の汁は激しく光り、メアリのことを包み込みます。

メアリが手にしていた箒にも汁が滴り落ちました。すると、箒は勝手に動き出して、メアリとデイブを乗せて空へと浮かびました。

箒はぐんぐん空高く飛びあがり、雲の上を抜けて、巨大な積乱雲の中に入ります。積乱雲の中には、不思議な世界が広がっていました。メアリは不思議な世界の真ん中に、大きな建物を見つけました。

魔法学校に入学

箒は魔法学校の箒置き場に墜落しました。メアリの前に、管理人のフラナガンが現れます。フラナガンはメアリのことを新入生だと思って、校長のもとへ案内しました。

校長のマダム・マンブルチュークはメアリを優秀な魔女と勘違いして歓迎して、天才科学者ドクター・デイの授業に案内しました。

メアリは授業の中で花の力を使って高度な魔法をやってみせました。マダムはそれを見てメアリを褒めちぎります。メアリはこのまま魔法学校へ入学することを決めました。

入学願書を貰うために校長室へ向かう途中、変身魔法の実験に使われる動物たちが禁錮室に運ばれるのを見つけました。それを見て、デイブは涙を流していました。

メアリは校長室で魔法の呪文が書かれた本を見つけます。

メアリはマダムに本当のことを伝えようと思い、夜間飛行のことを伝えようとしました。しかし、メアリの言葉を最後まで聞く前にマダムの様子が豹変します。

メアリは手に持っている本のことを問い詰められ、誤魔化すためにピーターの名前と住所を書いたメモを渡してしまいました。

マダムはそれを見て納得し、メアリに願書を渡してくれました。メアリは本を持ったまま家に帰りました。

誘拐されたピーター

メアリが家に帰った日の晩に、ピーターが行方不明だという知らせが届きました。ピーターは森の入り口に自転車を残したままどこかに消えており、町人総出で彼を探していると言います。

そしてメアリのもとにマダムからお知らせがありました。マダムは夜間飛行の力を知っており、メアリに夜間飛行を持ってこさせようとしていました。人質のためにピーターを誘拐した犯人もマダムでした。

メアリはピーターを救出するため、夜間飛行を摘んで再び魔法学校へ向かいました。

マダムとドクターはメアリから夜間飛行を奪いました。夜間飛行と引き換えにピーターを助けるという約束でしたが、ピーターを返す気配はなく、メアリまで捕まってしまいます。

メアリは禁錮室の中で、変身魔法の犠牲になったギブを見つけました。ピーターと再会すると、「自分のせいだ」と涙を流して謝ります。ピーターとメアリは一緒に帰ることを約束しました。

メアリは魔法の力を使って脱出することを思いつきます。魔法の本を開いて呪文を唱えると、部屋中に光が満ちました。

魔法実験の餌食になった動物たちは元の姿に戻り、禁錮室の扉が開きます。自由になった動物たちは外の世界へと飛び出していきました。

『メアリと魔女の花』の最後と結末

マダムとドクターの過去

マダムとドクターは騒ぎに気付き、メアリとピーターを追いかけました。メアリ達は、フラナガンが持ってきてくれた箒に乗って逃げ出します。

メアリとデイブは逃げ切ることができましたが、ピーターは再びマダム達に捕まってしまいました。

メアリ達を乗せた箒は、ある家の前に着陸しました。家に入ると、マダムとドクターの若い頃の写真が飾ってあるのを見つけました。

突然、鏡の中にシャーロットの姿が現れました。そして、マダムとドクターの過去を語り始めました。

マダムとドクターは元々善良な教育者でした。ですが、シャーロットが夜間飛行を見つけたことがきっかけで魔法の研究にのめり込むことになりました。

マダムたちは夜間飛行の力を使って、自分の教え子たちを最強の魔法使いに変身させたいと考えていました。

ところが変身実験は失敗し、数多くの生徒たちが犠牲になってしまいました。シャーロットは実験を辞めさせるために夜間飛行の種を持って逃げたのでした。

メアリは夜間飛行の力を使ってピーターを助けることを決め、再び学校へと戻りました。

魔法実験の結末

メアリはギブに案内されてピーターの元に辿り着きます。ピーターは変身魔法の実験台にされており、変身する直前でした。

マダムたちの実験は今度こそ成功する予定でした。しかし、メアリが「やめて」と叫ぶと水槽が爆発してしまいました。

実験は再び失敗しました。ピーターは形の定まらない物体となり、強力な魔力で周囲の物を破壊していきます。

メアリは魔法の本を開いて魔法を解除させようとしました。魔法の本をピーターに触れさせると、魔力の暴走は止まり、魔法を解く呪文が発動します。

ピーターは元の姿に戻り、巨大な建物も消滅していました。

メアリとピーター、デイブとギブ、全員が無事でしたが、帰る方法がありませんでした。そこにフラナガンがやってきて、修理した箒をメアリに渡しました。

メアリ達は、箒に乗って家に帰りました。家に着くとシャーロットが涙を流して迎えてくれました。メアリ達は村で楽しく暮らしました。

ジブリじゃないけど似てる理由は?

『メアリと魔女の花』を観てみると、絵のタッチが非常にジブリ作品に似ていると感じる人が多いと思います。でも、本作はジブリ作品ではありません。

では、なぜジブリじゃないけど似てるのかと言うと、

制作したスタジオポノックには
ジブリ出身の制作スタッフが多く在籍しているから

です。

スタジオジブリは宮崎駿監督の引退宣言を受けて、2014年に制作部門を解散しました。翌年の2015年に、ジブリ映画『かぐや姫の物語』でプロデューサを務めた西村義明さんが代表取締役を務めるスタジオポノックが設立されました。

また、スタジオポノックには当初から、ジブリ映画の『借りぐらしのアリエッティ』や『思い出のマーニー』の監督を務めた米林宏昌さんが携わっています。そう、本作の監督も務めた米林さんです。

『メアリと魔女の花』感想まとめ

映画『メアリと魔女の花』の感想をまとめました!

ファンタジックな世界観にワクワク!
幻想的な映像で見ごたえがあった

声優陣が豪華でびっくり!
杉咲花ちゃんの声がメアリにぴったりハマっていた

不器用だけど真っ直ぐなメアリが素敵だった
自然や動物に優しい姿がよかった!

まとめ

映画『メアリと魔女の花』のあらすじを、ネタバレあり(詳しく)とネタバレなし(簡単)で解説してきました!

最後の結末までご紹介してきましたが、メアリが成長する姿に勇気を貰える映画でしたね♪

何度も見たくなってしまう映画です!

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