メアリと魔女の花の原作との違いを解説!小さな魔法のほうきのあらすじは?

メアリと魔女の花 原作 違い 小さな魔法のほうき あらすじ

スタジオポノック作品『メアリと魔女の花』の原作は『小さな魔法のほうき』という小説です。

英国人作家のメアリー・スチュアートさんが作者ですが、映画『メアリと魔女の花』とはどのような違いがあるのか、みなさんはご存じでしょうか?

映画版と原作の違う部分を知ることで、なぜそのような設定や展開にしたのかわかるかもしれません。

そこで今回は、

  • 『メアリと魔女の花』映画と原作の違いは?
  • 原作小説『小さな魔法のほうき』のあらすじは?

について解説していこうと思います。

ネタバレを含みますのでご注意ください。

目次

『メアリと魔女の花』映画と原作の違いは?

映画『メアリと魔法の花』は、2017年7月8日に公開され、声優陣は俳優の杉咲花さん、神木隆之介さん、天海祐希さんなどの豪華な布陣がそろっていました。

世界各国でも公開されており、日本のアニメーション映画の人気の高さが伺えます。

そして原作は、イギリス人作家のメアリー・スチュアートさんが執筆した小説『小さな魔法のほうき』です。

1971年に出版されており、原題は『The Little Broomstick』。2017年に新訳された『メアリと魔女の花』が出版されました。

それでは、映画と原作はどんな違いがあるのか解説していきたいと思います。

映画と原作は全く違う作品に感じる?

まず、

『メアリと魔女の花』の映画と原作を見たという人たちからの意見として、全然違う作品に感じるとのことです。

それはなぜなのかと言うと、映画『メアリと魔女の花』の監督・米林宏昌さんは、『ワクワクする冒険要素が強いファンタジー』を目指して制作しました。

やはり大人も子供も冒険するワクワク感をアニメ作品には期待してしまいますよね!

一方、原作の『小さな魔法のほうき』は、魔法の世界という見ず知らずの場所に迷い込んでしまったという恐怖感を味わえる作品になっています。

とはいうものの、『小さな魔法のほうき』は児童書なので描写が恐ろしいのではなく、得体の知れない場所に行ってしまったという不安を作品から感じ取れるのでしょう。

登場人物の描かれ方が違う?

映画も原作も魔法大学に迷い込む展開は共通していますが、

原作の魔法大学にいる人々は、味を変える魔法や痙攣を引き起こす魔法、黒猫のティブを実験動物にするために襲うなどのダークな一面が垣間見えます。

これだけをピックアップしてみると、魔法大学というより暗殺者養成所に感じてきます…。

しかし、映画版になるとダーク感は少なく、魔法大学にいるフラナガンはメアリを助けてくれる存在として描かれていました。

映画版では『魔法を使えるからといって悪ことをする人間ばかりでない』ということをアピールしたかったのでしょうね!

このような優しさを感じる部分があると、子供たちも映画に感情移入できるのではないでしょうか。

それぞれのテーマがある!

原作『小さな魔法のほうき』は、平凡に生活していた少女がひょんなことから魔法の世界へ迷い込むストーリーですが、

自分が大事に思う存在が脅かされた時に、勇気を出して立ち向かうことの大切さをテーマにしているといえます。

私はこのテーマに派手さは感じないものの、人生においてとても大事なことを教えてくれていると思いました。

原作のメアリが黒猫のティブのために立ち向かう姿にきっと勇気をもらえるはずです。

そして映画版についてですが、

映画ではメアリの『魔法なんていらない』というセリフがあり、自らの力で切り開こうとする強い気持ちを感じることができます。

魔法という便利なものに出会ったメアリでしたが、どんなに便利な物よりも大切なものがあるということを教えてくれるのではないでしょうか。

現代に生きる私たちにもそのまま響いてくることですよね。

原作小説『小さな魔法のほうき』のあらすじは?

原作小説『小さな魔法のほうき』のあらすじを紹介します。

映画『メアリと魔女の花』とどんな違いがあるのか注目です。

『小さな魔法のほうき』あらすじ

双子の兄姉を持つメアリーは、完璧な容姿の兄姉にコンプレックスを抱えながら育ちました。

何をしてもうまくいかず、空回りしていたメアリーは、ある日、田舎町のシャーロットおばさんの家に預けられることになったのです。

シャーロットおばさんの家で過ごしていたメアリーでしたが、すぐに飽きてしまったのでみんなの手伝いをすることにしました。

しかし、そこでもまたまた失敗ばかりで上手くいきません。

せめて庭を掃こうと箒を取ると、そこへ可愛い黒猫のティブが現れたのです。

ついついティブについて行くと、森の中にきれいな花が咲いていました。

その花を摘んだメアリの手に花の汁がつき、その手で箒を触ると、思いもよらぬ魔法の力で空高く飛んだのです。

そしてメアリとティブは雲の向こうへと飛んでいき、降り立った場所は魔女の大学だったのでした。

意外な勘違いで大学の授業に参加することになったメアリは、初めて見る魔法に興味示し、なんと無断で魔法の本を持ちだしてしまったのです

だんだんと魔法使いが怖くなってきたメアリは、一度大学から逃げ出しますが、ティブを誘拐されて救出のために大学に戻ることを決断します。

メアリがティブを救出しようと、勇気を出して行動するところが見どころですね。

原作は映画版よりも冒険感が少なめな気がしていましたが、十分なワクワク感を得られると思います。

ネットでも購入可能なので、気になる方にはぜひ読んでいただきたい作品です。

\『メアリと魔女の花』/
\関連記事はこちら/

▼『メアリと魔女の花』のあらすじをネタバレ解説!
▼ウザい!?メアリにイライラする理由と性格を考察!
▼全然違う⁉原作『小さな魔法のほうき』との違いを解説!

まとめ

『メアリと魔女の花』の映画版と原作の違い、原作の『小さな魔法のほうき』のあらすじを解説してきました。

結論とすると、

  • 映画は冒険要素が強いファンタジーで原作とは違う作品に感じる
  • 登場人物の描かれ方が違い、映画では魔法使いは悪い人ばかりじゃないことがアピールされている
  • 映画では自らの力で切り開いていこうとするのがテーマ
  • 原作のあらすじを見ると、勇気を出して行動することがテーマだとわかる

となります。

映画版、原作どちらも自分の力で切り開いていくメアリの勇気に感動しますね。

『メアリと魔女の花』は後半部分が原作との違いを実感できるので、後半に注目して比べてみるのも楽しいのではないでしょうか。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次