スタジオポノック作品の『メアリと魔女の花』は、監督がスタジオジブリ出身の米林宏昌さんとのことで、公開時はかなり期待されていました。
しかし、作品レビューは意外にも辛口コメントが多く、なぜそのような事態になったのでしょうか?
そこで今回は、
- 『メアリと魔女の花』メアリがウザい理由は?
- 『メアリと魔女の花』メアリの性格は?
- 『メアリと魔女の花』大コケした理由は?
について考察してみたいと思います。
ネタバレを含みますのでご注意ください。
『メアリと魔女の花』メアリがウザいしイライラする理由は?
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— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) December 8, 2023
ご覧いただきありがとうございました!
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ある日、田舎町の赤い館村に引っ越してきた主人公のメアリですが、何もない田舎に退屈していました。
赤い館を訪れた少年・ピーターに出会いますが、メアリは森で『夜間飛行』という花を見つけて持ち帰ってしまうのです。
そんな冒頭から物語はスタートしますが、「メアリがウザい」「メアリにイライラする」というのはどんな理由なのでしょうか?
メアリに魅力がない
書きました→ 【ニュース】Apple TVアプリでスタジオポノックのアニメ映画「メアリと魔女の花」の特価セール。購入1,528円、レンタル204円に https://t.co/6rndiqZ0lH
— アイアリ (@iArigato) December 13, 2023
ネット上の意見をチェックしてみると、
ペラペラな人物像。メアリに魅力がないのはやはり致命的。
Yahoo!
薄っぺらすぎる。主人公はほんと馬鹿だし…。
映画.com
といった意見が少なからず見られました。
なぜこのような感想を持たれてしまったのか考えてみましたが、
メアリのドジっぷりに視聴者はイライラしてしまったという可能性が高く、ただただ周囲の人々に迷惑をかけているだけと受け取られてしまったようです。
また、メアリは大人たちの前ではいい子を演じ、同級生のピーターには結構な強気な態度を取ります。
人によって態度を変える性格だと、視聴者はイマイチ主人公に同調しづらいということになってしまいますよね。
やはり大人も子供も楽しめるアニメの主人公は、応援したくなるような部分がないと受け入れてもらえないのかもしれません。
メアリの性格を考察
シネマレビュー「メアリと魔女の花」ブレーキなしの躍動感!#米林宏昌監督 #メアリと魔女の花 https://t.co/vUTVK3avu2 pic.twitter.com/HT7TSPXRjI
— 読売センター松戸 (@YCmatsudo) July 16, 2017
ウザいと評されてしまっていることもある主人公・メアリですが、どんな性格なのかしっかりチェックしてみたいと思います。
恥ずかしがり屋で好奇心旺盛
『メアリと魔女の花』より
— シャンプー@スプラ (@shanpoo_3) August 31, 2018
わが家のごはん
“でもやっぱり わが家が一番‼︎”
できましたぁ(*´꒳`*)
シャーロット叔母様が作ってくれた料理
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主人公メアリの性格は、恥ずかしがり屋で好奇心旺盛であるということです。
メアリの大叔母・シャーロットは、メアリについて『何にでも興味を持つ女の子で、そこがメアリの良いところ』と語っています。
赤い館村に引っ越してきてから、目新しいものに興味を持つメアリの姿が描かれていました。
そのようなメアリの好奇心旺盛な性格を大叔母のシャーロットはプラスな面として評価したということですね。
しかしながら、
見えるものばかりに興味を示すということは、見えないものがどんなものなのか考えるということに対して力不足であるということではないでしょうか。
個人の性格にもよりますが、人間は大人になるにつれ想像力豊かになっていきます。
『これはなぜこうなっているのだろう?』『これをこうしたらどうなるだろう?』という疑問から、様々なことを学んでいくのです。
目に見えるものばかりを追うメアリは、『想像力』がまだ養われていないという子供っぽさが強いのかなとも思えますね。
赤毛へのコンプレックス
メアリーは赤毛で見た目が普通の少女です。
日本人には少々わかりづらいことかもしれませんが、『赤毛』というのは欧米だといいイメージは持たれないことがあります。
なぜかと言うと、イエス・キリストを裏切ったユダは赤毛だったという説があり、キリスト教社会では赤毛にマイナスなイメージが定着してしまったのです。
そういったことから赤毛へのコンプレックスがあったメアリですが、魔女の国では『赤毛』はプラスに働き、メアリのコンプレックス解消につながるということもあるかもしれませんね。
『メアリと魔女の花』大コケした理由は?
睡眠時間削って1年ぶりにブログ書きました。
— アキタ@APEX大好きおじ (@asamushi0817) July 25, 2023
昨日見た映画のネタバレありレビュー
【メアリと魔女の花】劣化ジブリと言ったやつを俺は許さないhttps://t.co/O5oTEoRX3C
『メアリと魔女の花』は大コケしたと言われていますが、本当に大コケしていたのでしょうか?
確かにレビューを見ると辛辣な意見も多いですが、『いい作品だった』という意見も多数あるのは確かなのです。
作品がヒットしたかどうかを判断するには興行収入が一番わかりやすいでしょう。
『メアリと魔女の花』の興行収入は32.9億円と言われています。この数字は一概に大コケといえる数字ではありません。
スタジオジブリの歴代トップ3は、
- 千と千尋の神隠し…約316億円
- もののけ姫…約201億円
- ハウルの動く城…約196億円
桁違いですが、ここまでいくと大大大ヒットというレベルなのです。
『メアリと魔女の花』はスタジオポノックが制作していますが、スタジオポノックを設立した西村義明さんと米林宏昌さんは両人ともスタジオジブリ出身です。
どうしてもスタジオジブリ作品と比べられてしまうのは、仕方がないことなのかもしれません。
スタジオポノックには、素晴らしい作品が作れる力があることは間違いないので、今後の作品制作に期待したいですね。
\『メアリと魔女の花』/
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まとめ
【予告】12/15の金曜ロードショーはスタジオポノック作品『メアリと魔女の花』。
— ローソン (@akiko_lawson) December 9, 2023
ポノック最新作『屋根裏のラジャー』は12/15公開です♪
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『メアリと魔女の花』の主人公メアリがウザい理由や性格、大コケした理由を考察してみました。
結論とすると、
- メアリはドジで周囲に迷惑をかけるところが視聴者をイライラさせていた
- メアリの性格は好奇心旺盛だが子供っぽい部分もある
- メアリは赤毛にコンプレックスを抱いている
- 『メアリと魔女の花』はスタジオジブリ作品と比べられてしまった
- 興行収入的には決して大コケではない
となります。
何度も言いますが、『メアリと魔女の花』はスタジオポノック作品です!
スタジオジブリという先入観を捨てて、『メアリと魔女の花』をご覧になることをお勧めします。