【コーダあいのうた】オーディションの曲の意味を考察!歌ってる人は誰?

「コーダあいのうた」をご覧になった方は、主人公ルビーの素晴らしい歌声に感動したのではないでしょうか。

映画の中でルビーがオーディションで歌った曲には大切なポイントがあり、なぜその曲が選ばれたのか気になります。

そこで今回は、

  • 「コーダあいのうた」オーディションで歌った曲にはどんな意味が?
  • 「コーダあいのうた」歌っているのは誰?

ということについて考察していこうと思います。

ネタバレを含みますのでご注意下さい。

目次

「コーダあいのうた」オーディションで歌った曲にはどんな意味が?

聴覚障害という題材を扱っている「コーダあいのうた」では、音楽がとても重要な役割を果たしています。

主人公ルビーが大学のオーディションで手話を交えて歌った曲は、なんという曲なのでしょうか。

名曲「青春の光と影(Both Sides,Now)」

ルビーがオーディションで歌った曲は、

カナダ人シンガーソングライターのジョニ・ミッチェルさんの名曲「青春の光と影(Both Sides,Now)」です。

この曲がリリースされたのは1967年と50年以上も前ですが、伝説的歌手・フランク・シナトラさんや最近では同じカナダ人歌手のカーリー・レイ・ジェプセンさんもカバーしています。

ジョニ・ミッチェルさんは、「青春の光と影(Both Sides,Now)」を飛行機の中で書いたそうで、「この時はこんなに有名な曲になるなんてわからなかった」と明かしました。

思わぬところでインスピレーションが湧くということは、アーティストにとってよくあることなのかもしれません。

曲にはどんな意味が?

「青春の光と影(Both Sides,Now)」を書いたジョニ・ミッチェルさんは、「私の幼年期の終わりを告げる歌」だと明かしていています。

まさに「コーダあいのうた」のルビーと同じ状況ですよね。

今作はインデペンデント系の映画で予算が限られていたため、スタッフ・出演者で選曲を行ったのだそうです。

そして、

「青春の光と影(Both Sides,Now)」は、「今、2つの立場から」と訳すことができます。

物事には必ず表と裏の両面があり、両面から見ることで本質が見えてくるということを伝えたいのかなと解釈できます。

「青春の光と影(Both Sides,Now)」を選曲したことで、

ルビーは家族の助けをすることに葛藤を感じたことがありましたが、後に振り返ってみると愛する家族と過ごすことができた素晴らしい日々だったという風に考察できるのではないでしょうか。

I’ve looked at clouds from both sides now
From up and down, and still somehow
It’s cloud illusions I recall
I really don’t know clouds at all

見方を変えて今にして雲を見てみたの
見上げたり覗いたりして、でもなんだか
その雲は思い出にある幻なの
本当は雲のことなんか全然知らないもの

magictrain.biz

歌詞の一部分を見てみると、家族のことや自身の将来、そして恋に悩むルビーの状況と一致する歌詞です。

曲が映画にピッタリ合うことも名作になる条件だと思うので、スタッフと出演者の努力が報われて良かったなと思いました。

「コーダあいのうた」歌っているのは誰?

主人公のルビーを演じたエミリア・ジョーンズさんは、劇中本当に歌っていたのか気になりましたよね。

エミリア・ジョーンズさんは実際に歌唱しています!

100人以上の中からルビー役に抜擢!

エミリア・ジョーンズさんは、17歳の時に「コーダあいのうた」のオーデションを受けました。

歌のレッスンを受けたことがなく、手話や漁業に関する知識もない少女だったエミリア・ジョーンズさんは、合格する見込みは低いと思っていたそうです。

監督から「手話で話すところがみたい」と言われ、必死に覚えて手話をしているところを映像に収めました。

監督は、手話をしていてる姿もチェックして、「コーダあいのうた」にマッチするかを確認したかったのでしょう。

オーデション当日、体調不良だったエミリア・ジョーンズさんでしたが、見事役を勝ち取ったのです。

ルビー役を演じることになったエミリア・ジョーンズさんは、9ヶ月間手話とボイストレーニングのレッスンを受けて撮影に臨みました。

素晴らしい歌声を披露することができたのは、まさに努力の結果ですね。

エンドロール最後の曲「Beyond The Shore」

「Beyond The Shore」は、「コーダあいのうた」オリジナル曲でシアン・ヘダー監督自らが作詞しました。

ヘダー監督は、

ルビーのその後をイメージして、新たな始まりを表現したそうです。

そして「Beyond The Shore」を歌っているのも主演のエミリア・ジョーンズさん。

「コーダあいのうた」を見る際は、是非エンディングに注目して聞いてみて下さい。

『コーダあいのうた』
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まとめ

「コーダあいのうた」のオーディションで歌った曲について考察し、歌っていたのは誰かについて紹介してきました。

結論とすると、

  • オーディションで歌った曲は、ジョニ・ミッチェルさんの「青春の光と影(Both Sides,Now)」
  • 「青春の光と影(Both Sides,Now)」は、ルビーが家族、将来、恋に悩む姿を表している
  • 映画の中で「青春の光と影(Both Sides,Now)」を歌ったのは、主演のエミリア・ジョーンズさん
  • エンディング曲「Beyond The Shore」は、作詞がシアン・ヘダー監督、歌唱はエミリア・ジョーンズさん

ということがわかりました。

映画と曲がマッチしていると作品の良さを深く感じますね。

エミリア・ジョーンズさんの美しい歌声に注目して、「コーダあいのうた」をご覧になってみてはいかがでしょうか。

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