アニメ映画『竜とそばかすの姫』に出てくる竜の正体は鈴の身近な人間かと思いきや、全く知らない少年でした。映画の終盤で鈴は少年を助けるために、高知から東京へ向かうのです。
映画では兄弟のその後がはっきりと描かれていないため、様々な憶測が展開されています。
そこで今回は
- 『竜とそばかすの姫』の竜(けいくん)とともくんのその後はどうなった?
- すずとは今後どうなる?
について考察していきたいと思います。ネタバレを含みますのでご注意ください。
竜(けいくん)とともくんのその後は?
この作品は間違っている。とは叩くなぁ(^_^;)
— 江戸井(本渡楓推し) (@a398) July 25, 2021
まぁ、ご都合主義に頼った挙げ句、虐待兄弟をどうやって救ったのかも描かず投げっぱなしで終わってるので異存はない。
「竜とそばかすの姫」レビュー 危険すぎるメッセージと脚本の致命的な欠陥 https://t.co/dDq4weSbpl @itm_nlabより
竜(けいくん)とともくんはどうなる?
けいくんとともくんは、結論から申し上げますと
父親と離され、施設などに預けられた
と考察出来ます。
竜のオリジンであるけいくんと、弟のともくんが父親からひどい虐待を受けていることを知った鈴は児童相談所に連絡しますが、断られてしまいます。
そこで鈴は皆の力を借り突き止めた、兄弟の居場所「東京」へ夜行バスに乗って向かうのです。
東京についた鈴は父の元から逃げ出してきた兄弟を発見します。鈴に気が付いたけいくんは「ベル、来てくれたの?」と言います。そこへ兄弟の父親が追ってきました。
鈴は兄弟をかばって立ちふさがります。父親から攻撃を受けても、鈴はひるみませんでした。その気迫に押され、父親は逃げていきました。
けいくんは「ベルから勇気をもらった」と感謝し、父親と向き合う決心をするのでした。
父親も1度ひるんだとはいえ、直ぐに虐待をやめるとは考えにくいです。やはり、大人の力を借りるしか解決方法はないように感じます。
そのまま父親の元に帰すとは考えにくいと思います。けいくん・ともくんはまだ幼いため、保護施設等に預けられることになるのではないでしょうか。
すずとは今後どうなる?
住んでいる場所が離れていますが、お互いネットを通してつながることが出来るのではないでしょうか。
兄弟が仮に父親と離れ、施設に入所できたとしても、暴力を受けた心の傷は簡単には癒えないでしょう。
すずは遠く離れた東京まで兄弟を助けに行くような、困った人を放っておけない人間です。きっと兄弟のことはずっと気にかけ、連絡を取り続けるのではないでしょうか。
兄弟も、自分のために正体をさらしてくれた鈴のことを、恩人としてずっと慕っていくのではないでしょうか。
まとめ
「竜とそばかすの姫」観た。
— もんどり (@mondoriin) June 27, 2022
ストーリーがかなり大味だったけど、映像と音楽が洗練されまくっててなんだかんだめちゃくちゃ楽しかった。映画の良し悪しって、必ずしも物語の完成度だけに依存してるわけではないということを定期的に意識していきたい。 pic.twitter.com/iFQfqQ3MJD
今回は『竜とそばかすの姫』の竜(けいくん)とともくんのその後について考察してきました。
結果として
- 兄弟は児童施設などに入所し、父親から離れることが出来た
- すずとは信頼できる相手としてネット上で繋がっている
と考察出来ました。
短い時間に様々な問題が組み込まれた、感動作品でした。夏にぴったりな『竜とそばかすの姫』を是非違った視点で観てみるのもいいかもしれません。