アーヤの母親は『魔女の掟』を破ったことになっていますが、それは一体どんな掟だったのでしょうか?
そしてアーヤの母親を追っていた12人の魔女とは、どんな人物たちなのかも気になりますね。
そこで今回は、
- 『アーヤと魔女』12人の魔女とは?
- 『アーヤと魔女』魔女の掟とはどんな掟?
について解説や考察をしていこうと思います。
ジブリ映画『アーヤと魔女』のネタバレを含みますのでご注意下さい。
映画鑑賞は年間100本以上・映画ブログ運営4年
中学生の頃に『スターウォーズ』に感動して以降、
映画の沼にハマり続けて20年。
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Filmarksアカウントにも鑑賞レビューを掲載中。
▶本作の監督は宮﨑吾郎監督ですが、企画は宮崎駿さんのようで、非常に興味深いロングインタビューを見つけましたので、見てみてくださいね!
『アーヤと魔女』12人の魔女とは?
アーヤと魔女:主人公アーヤの「計算ぶりっ子♡を繰り返し権力のある者に♡あたちはかわゆい非力な女の子♡と思わせ都合のいいように操ることで快適な生活を得る♡ライフハック♡」が気持ち悪すぎる。そしてそれが「ライフハック♡」として肯定されて話が終わる。信じられん。マジなんなんだこれ。 pic.twitter.com/c64ZWWnSMe
— 無限ライダーAMBER (@skyk_u2) September 5, 2021
アーヤの母親は孤児院にアーヤを預ける際、
『仲間の12人の魔女に追われている』という内容の手紙を残しました。
この内容からするとかなり大変なことが起こっていると想像してしまいますね。
愛する我が子を孤児院に預けるほどなので、アーヤの母親は切羽詰まった状況に置かれているのではないでしょうか。
12人の魔女の正体は明かされていない
《ジブリ公式》「アーヤと魔女」の場面写真を追加提供致します。これまでの分と合わせて全1228枚、常識の範囲でご自由にお使いください。 https://t.co/zUCnjqu7Wy pic.twitter.com/I7rlxJ1NVg
— ジブリまみれ (@ghiblimamire) August 4, 2023
映画の中で12人の魔女の正体は明かされておらず、原作でもそれらについてわかっていません。
原作者のダイアナ・ウィン・ジョーンズさんの遺作となってしまった『アーヤと魔女』。
原作を読んだスタジオジブリの宮崎吾朗監督は、『彼女の作品にしては珍しく隙間のある作品だった』と感想を述べていました。
また、原作は未完で、未完のままスタジオジブリによって映像化されました。
『ハウルの動く城』もダイアナ・ウィン・ジョーンズさんの作品なので、スタジオジブリ側からは深い信頼を得ていたのではないでしょうか。
アーヤの母親は12人の魔女の仲間ということなので、彼女自身も魔女ということがわかります。
しかし、アーヤを預けなければならないほど12人の魔女の魔女から逃れることが難しいということは、魔女たちはかなり恐ろしい存在なのではと思ってしまいました。
『アーヤと魔女』魔女の掟とはどんな掟?
ただ今NHKで放送中の、
— Y Nakamura🧡3Danimator (@yukiemon_anim) December 30, 2020
ジブリ映画「アーヤと魔女」
少しお手伝いさせていただいてます🐈⬛
最後までジブリの世界観を楽しんでください〜😃 pic.twitter.com/V5ZSTBTpXt
『12人の魔女』同様に『魔女の掟』は映画の中で明らかになっていません。
『アーヤと魔女』のキャッチコピーは『私は誰の言いなりにもならない』なのですが、アーヤやアーヤの母親からは自由奔放なイメージを感じ、キャッチコピー通りの雰囲気を感じます。
映画の回想シーンでは、
アーヤの母親がベラ・ヤーガに『ババアに操られるのは御免だ』と言っていました。
この発言から考えると、魔女たちにはかなり制約があったのかなと思います。
あるシーンでは、ベラ・ヤーガが『魔法使いだとバレるからホウキでは出かけない』と発言。
13人の魔女たちには『~してはいけない』ことが多かったのかもしれませんね。
アーヤの母親は我慢の限界を迎え、魔女たちから逃げると決意したのです。
原作でも魔女の掟について詳しく書かれてはいなかったので、映画でも詳しく説明しなかったのではないでしょうか。
実は、『アーヤと魔女』の原作は未完で終わっています。映画も原作に忠実にした結果、「途中で終わった」「意味が分からない」と言った評価もありましたね。
もし原作者のダイアナ・ウィン・ジョーンズさんが『アーヤと魔女』の執筆中にお元気だったとしたら、12人の魔女についても解説があったのかもしれません。。
物語の細かな部分が鮮明になっていくと、全く違った作品になっていた可能性が高いかもしれませんね!
12人の魔女についてアーヤが鍵をにぎっている?
◎本日、9月22日は「#孤児院の日」です。
— ジブリのせかい【非公式ファンサイト】 (@ghibli_world) September 21, 2022
1887年のこの日、日本初の孤児院が設立されたことが由来だそうです。
昔のアニメーション作品では孤児院が登場することも多かったですが、ジブリ作品では『アーヤと魔女』だけです。 pic.twitter.com/bSpnMYDIXg
アーヤが孤児院に預けられた際に母親が残した手紙には、『この子の名前はアヤツルです』と書かれていました。
『アヤツル』という言葉に抱くイメージは、『支配する』『だます』などあまり良いものではありませんね…。
孤児院の園長たちは、人の名前としてそぐわないと考えて『アーヤ・ツール』という名前にしたのでした。
ハサミムシをイメージ?
『アーヤと魔女』は原作だと
『EARWIG AND THE WITCH』で、
訳すると『ハサミムシと魔女』となります。
実は『ハサミムシ』には
『裏から操る、こそこそしてそそのかす』という
隠された意味があります。
あまり正々堂々という感じではありませんが、かなりしたたかさを感じますよね。
アーヤの髪型もハサミムシをイメージしていることがわかりますし、映画のキャッチコピーもハサミムシの意味と共通しているのではないでしょうか?
12人の魔女たちは集団でありながらそれぞれを操りたい、支配したいという考えを持っていることが想像できます。
それに反旗を翻したのがアーヤの母親で『誰の言いなりにもならない』という主義の持ち主。
娘のアーヤも『自分の思い通りにする』という性格ですし、母娘はそっくりなのではないでしょうか。
アーヤやアーヤの母親、12人の魔女たちからは、それぞれの『したたかさ』を感じました。
まとめ
◆金曜ロードショーで『アーヤと魔女』と『魔女の宅急便』が放送決定!https://t.co/dC8PqDcRry pic.twitter.com/He79B8OGZT
— ジブリのせかい【非公式ファンサイト】 (@ghibli_world) February 16, 2024
『アーヤと魔女』の12人の魔女たちの正体、魔女の掟について解説や考察をしてきました。
結論とすると、
- 12人の魔女の正体について映画や原作で明らかになっていない
- 魔女の掟についても映画や原作で明らかになっていない
- アーヤ、アーヤの母親、12人の魔女からはしたたかさを感じる
ということになります。
原題が『ハサミムシと魔女』なのは驚きましたが、ハサミムシに『操る』『そそのかす』などの意味があることを初めて知りました。
知らなかったことを予習できたので、『アーヤと魔女』の本編を鑑賞し、自分なりに考察してみるのも楽しいかもしれませんね。