風の谷のナウシカ(原作漫画)のあらすじをネタバレ解説!映画との違いは?

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スタジオジブリの名作『風の谷のナウシカ』は、映画公開から40年近く経った現在でも人気の作品です。

そんな『風の谷のナウシカ』ですが、原作漫画の内容を詳しく知っているという方は意外に少ないのではないでしょうか?

そこで今回は、

  • 風の谷のナウシカの原作漫画のあらすじをネタバレで知りたい!
  • 風の谷のナウシカの原作漫画の結末をネタバレで知りたい!
  • 風の谷のナウシカの映画と原作漫画の違いは?

ということについて解説していこうと思います。

ネタバレを含みますのでお気をつけ下さい。

目次

風の谷のナウシカの原作漫画のあらすじをネタバレで知りたい!

風の谷のナウシカの原作漫画のあらすじをネタバレ解説していきます。

映画と原作漫画では設定などに、どんな違いがあるのでしょうか?

さっそくあらすじをチェックしてみましょう。

原作漫画のあらすじ

時は人類の最終戦争『火の七日間』から千年後。

小国『風の谷』の王女であるナウシカは、病気療養中の父・ジルに代わり国を治めています。

人間がマスクなしには近づけない『腐海』と呼ばれる場所が、世界を侵食しつつありました。

『腐海』の植物は『瘴気』と言う人間に悪影響を及ぼす有害なものを発していて、父・ジルも瘴気に侵されていたのです。

そして大国同士の『トルメキア』と『土鬼(ドルク)』は土地の奪い合いをしており、混とんとする情勢の中、ある日『風の谷』付近にトルメキアの船が墜落しました。

その船には、トルメキアに壊滅させられたペジテ市の王女ラステルが瀕死の状態ながら囚われており、『巨神兵』を蘇らすことができる『秘石』を所持していました。

王女ラステルは、ナウシカに秘石を託し、亡くなってしまいます。

一方、トルメキアの皇女クシャナは、巨神兵の復活させようとしていました。

そしてナウシカはトルメキアの軍と共に土鬼との戦いに身を投じるのです。

原作のあらすじをチェックすると、映画には登場しないものがあることに気づきますね。

『秘石』と『土鬼』は映画には登場しません。

秘石とは巨神兵を動かすことのできる装置で、巨神兵復活には欠かせないアイテムなのがわかりますね。

そして土鬼ですが、映画には登場しておらず、トルメキアと戦争をする国です。

土鬼は、僧侶たちが政治をする国家の連合国で、原作ではかなり重要なポイントになります。

風の谷のナウシカの原作漫画の結末をネタバレ!

原作漫画のあらすじをチェックしてみましたが、結末はどんな感じなのでしょうか?

映画との違いに着目しながら解説してみようと思います。

原作漫画の結末

ナウシカは戦いに身を投じることで、旧人類の思惑に気づきます。

秘石により蘇った巨神兵『オーマ』は、ナウシカを母のように慕っていました。

だんだんと巨神兵としての役割を思い出したオーマは、人類の卵と文明が眠る墓地を攻撃するのです。

しかし、墓地からの攻撃を受けオーマは息絶えます。

そして、ナウシカは「旧人類たちの思惑は全ての生命への侮辱である」と思い、墓所を破壊し尽くすことに決めました。

浄化していく世界で滅びゆく運命のナウシカたち人類ですが、争いのない新世界の到来を拒否します。

トルメキアと土鬼の戦争も集結して平和が訪れることとなりましたが、いずれナウシカたち人類は浄化していく世界に対応できずに絶滅することとなるのです。

ナウシカの選んだ道は残酷なのかもしれませんが、旧人類の思惑の方がもっと残酷だと思います。

私がナウシカの立場だったら同じことをするかもしれません。

浄化していく世界に対応できない現人類が、浄化された世界で生きてはいけないなんて旧人類が決めることではありません。

私は突然変異で浄化する世界に対応する人間が現れるのではと期待してしまいます。

風の谷のナウシカの映画と原作漫画の違いは?

映画と漫画の違いまとめ

原作漫画のあらすじと結末をチェックすると、かなり映画との違いがあることがわかってきましたね。

原作と映画の違いを確認してみたいと思います。

  • 土鬼(ドルク)という国が存在
  • 巨神兵を蘇らすための秘石
  • 巨神兵の描き方
  • トルメキア皇女クシャナの描き方
  • 腐海
  • 結末

という違いがあり、これらが違うと物語の見方がだいぶ変わってきてしまうのではと思いますよね。

巨神兵の描き方

映画での巨神兵は、本当にただの兵器として描かれていました。

未熟な状態で卵から孵化した巨神兵は、王蟲に攻撃しますが、すぐに死んでしまったのです。

映画での巨神兵はあまりにもあっけない終末ですが、原作漫画の巨神兵の描き方は全く違います。

ナウシカは秘石を持っていたことで巨神兵を目覚めさせ、「オーマ」と名付けました。

巨神兵は秘石を体内に取り込むことで、本来の強さを発揮でき、なおかつナウシカとの交流により意志疎通が可能になるのです。

映画と原作漫画の描き方はかなり違いますね。

トルメキア皇女クシャナの描き方

映画のクシャナは、冷酷な人物で悪役ポジションでした。

しかし、

原作漫画ではクシャナの背景に触れられていて、実父や実兄から命を狙われるという過酷な生い立ちが描かれています。

毒を飲まされそうになりますが、母親がクシャナの身代わりになりました。

トルメキア軍では極めて優れた指揮をとり、部下たちに慕われる存在。

クシャナは物語の中で相当に重要なポジションなのです。

腐海の描き方

映画での腐海の説明は、汚染された世界を浄化するために自然にできたものだとされていました。

しかし、原作漫画では旧人類が人工的に作り出したということになっています。

なんでも人工的に作り出す旧人類が恐ろしく感じてしまいます。

結末の描き方

映画の結末は、ナウシカが王蟲の大群を止めようとしますが、ひき殺されてしまします。

しかし、ナウシカに気づいた王蟲は金色の触手でナウシカを生き返らせ、腐海の森に戻っていったのです。

その後、戦争も集結してナウシカたちの世界は平和が訪れました。

原作漫画の結末は上記で書いた通りです。

何が正解なのかわからなくなりそうな原作の結末ですが、どんな人間でも争うことなく仲良くできる薬があればいいのに、とふと思いました。

まとめ

風の谷のナウシカの原作漫画のあらすじをネタバレ解説してきました。

解説のまとめとすると、

  • 原作漫画のあらすじをチェックすると、「秘石」「土鬼」など映画には出てこないものがあった
  • 原作漫画の結末は衝撃的で、ナウシカが人類の滅亡を選んだ
  • 巨神兵やクシャナの描き方など、原作と映画にはかなりの違いがあった

となります。

なかなか衝撃的なことが多い「風の谷のナウシカ」の原作漫画ですが、映画とは設定がかなり違うので、興味を持った方は是非読んでみてはいかがでしょうか。

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