千と千尋の神隠しの坊の正体は?誰の子どもか父親を考察!

宮崎駿監督の大ヒット映画『千と千尋の神隠し』に登場する坊は、かなりインパクトの強く人気も高いキャラクターですよね。どうやら、湯婆婆の子どものようですが、

  • 坊の正体は何なのか
  • 湯婆婆が母親ならば父親は誰なのか

と疑問に思った人も多いでしょう。

坊のかわいらしい独特なセリフ回しも含めて、坊の正体に迫ります!

目次

【考察】坊の正体は何者?

母親は本当に湯婆婆?

本作では、一応湯婆婆の子どもとして坊は登場し、扱われます。しかし、

  • 坊は超巨大で口達者であるものの、よだれかけをしている赤ちゃん
  • 坊は湯婆婆のことを「ばあば」と呼ぶ
  • 湯婆婆の年齢で赤ちゃんを産めるのか?

等々を考えると、坊は本当に湯婆婆の子どもなのか、疑わしくなってきますよね。ところが、スタジオジブリが公式に坊については「湯婆婆が溺愛する息子」と発表しているので間違いないようです。

そうであれば、なぜ母親のことを坊が「ばあば」と呼ぶのかは不思議ですね。見た目からそのように呼んでいるのであれば、相当皮肉が効いています(◎_◎;)

また、年齢的に湯婆婆に坊は産めないのでは、という疑問点については、湯婆婆は魔女ですから見た目を変えるなり何なり、どうにでもできてしまう問題かと思います。たとえば、湯婆婆は見た目はかなり老婆ですが、魔女の年齢としては子どもが埋めるくらいまだ若いのかもしれません。

結局、坊は何者?

坊は、見た目は1才くらいの赤ちゃんです。しかし、そのサイズが巨大すぎることや、「坊と遊ばないと泣いちゃうぞ」と脅迫できるくらい言葉を話せること、を加味して考えると、

坊は何かしらの妖怪の仲間

と思われます。

容姿と年齢があまりにも不一致ですからね(^-^; もしかしたら、実際にはもう青少年くらいの歳なのに、湯婆婆が坊を外に出さず手元にずっと置いておくために姿が成長しない魔法をかけているのかもしれません。

というのも、坊が「外にはバイ菌がいるんだぞ。出てはいけないんだぞ。」と言って、外に一度も出たことがないことをうかがわせるシーンがあります。これは、坊が外に出たがらないように湯婆婆が教え込んでいたからかもしれません。

全くの憶測ですが、かわいい赤ちゃんの状態で置いておきたい気持ちはわかりますね♪

坊の父親は誰?誰の子ども?

母親は湯婆婆と確定しましたので、父親は誰なのかが気になります。しかし、坊の父親については本作の中で説明はありませんし、スタジオジブリの公式でも何か情報があるわけではないため、全くの憶測になります。

説①おしら様

おしら様は、千尋が油屋で働き始めた当初に出会った大根の神様です。おしら様が坊の父親ではないかと言われている理由は、

  • 赤いふんどし姿が坊の赤い前掛けと似ている
  • ふくよかな見た目が似ている
  • 湯婆婆の許可なく行けないはずの最上階に行っている

という3点からです。

最上階に行ったのは、息子の坊に会いに行ったのではないかと言われたりしていますが、どれもこれも憶測ですので、はっきりとしたことはわかりません。

説②釜爺

2つ目に父親だと囁かれているのが釜爺です。釜爺は、蜘蛛のような手足を持ち、油屋の急騰がカリとして釜を取り仕切っている人です。釜爺だと言われる理由は、

  • かなり古くから働いている
  • 湯婆婆と銭婆の情報に詳しい

といった2点が挙げられます。

釜爺はハクが湯婆婆に弟子入りしたことについて、「わしは反対したんだ。魔女の弟子になってもろくなことがないってな」と発言していますので、湯婆婆に対して良くは思っていないかもしれませんが、銭婆については「あの魔女はおっかないぞ」と言っていたように、湯婆婆や銭婆については詳しいようです。

今現在は結婚関係になくても、かつては関係があったかもしれない、という憶測を呼ぶきっかけになっていますね。

説③外の世界の男性

3つ目の説として、坊の父親は外の世界の男性ではないか、とも言われています。そのように言われている理由は、

  • 坊が外に出ないように、湯婆婆が「外にはバイ菌がいるから出てはいけない」と
    坊に教えていた

という点からです。やや無理やりな感じはありますが、坊が外に出ることを拒んでいたのは、外に出て父親に会ってしまうことを恐れたからとも考えられます。

この説にも全く根拠はありませんが、湯婆婆の過去も謎なので、若いころに実は外で恋愛していた、なんてことがあったとしたら面白い話ですよね♪

説④父親はおらず魔法でつくられた

4つ目の説が一番怖いですが、坊の父親はおらず、湯婆婆が魔法で坊をつくった、という考えです。

その目的は定かではありませんが、魔女である湯婆婆が命を作り出すことはできないとは言いきれません。油屋を一人で仕切るというプレッシャーの中では、母親という別の役割を得てプライベートでの癒しが必要だったとも考えられます。

そうだとすれば、湯婆婆があの年齢で子どもを産んだことにも説明がつきますね。生んだのではなく、魔法で手に入れたのです。ちょっと恐ろしい話ですね。。。

坊のかわいらしいセリフまとめ

坊は時に憎たらしいですが、赤ちゃんらしいかわいらしさを見せる瞬間もあります。その可愛さが見えるセリフをご紹介します。

「坊と遊ばないと泣いちゃうぞ」

千尋と坊が初めて出会うシーンで、坊がどうしても千尋に遊び相手になってほしくて伝えたセリフです。もはや脅しとも取れますが、自分の欲求を脅しや脅迫でしか伝えられない未熟さがうかがえます。

「千を泣かせたらばあば嫌いになっちゃうからね」

千尋や坊たちが油屋に戻ってきて、坊が湯婆婆に言い放つシーンですね。外の世界を見て、成長した坊が親離れをしようとしている言葉です。相変わらず脅迫的な言い回しは変わりませんが(^^;

\『千と千尋の神隠し』/
\関連記事/

▼特に理由なし⁉千尋が豚の中に両親がいないと見抜いたのはなぜ?
▼欲望の塊…カオナシの正体とその意味を考察!
▼今や死語!?「えんがちょ」の意味を解説!
▼父親はまさか釜爺⁉坊の正体や父親を考察!
▼まっくろくろすけじゃない?あの黒いやつはススワタリ!
▼謎だらけ!湯婆婆の誓いと契約印とは?

まとめ

大ヒットしたジブリ映画『千と千尋の神隠し』の坊の正体と父親について調査してきました。結論としては、

  • 坊は湯婆婆の息子で、人間ではなく妖怪と思われる
  • 父親はおしら様、釜爺、外の世界の人間、父親は存在しない、など
    さまざまな憶測があるが、定かではない
  • 坊にはかわいらしいセリフがいっぱい

ということがわかりましたね。『千と千尋の神隠し』は奥が深いです♪

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次