千と千尋の神隠しのあらすじをネタバレ解説!結末と最後のシーンから感想も深い!

スタジオジブリの映画『千と千尋の神隠し』のあらすじをネタバレ含めて解説します!

名作中の名作といっても過言ではない『千と千尋の神隠し』の最後と結末も、いろいろ考えさせられますよね。

観た人もそれぞれにさまざまな感想を持っていますが、どれも皆考察が深くてヤバい!

ネタバレなしで完結にまとめたあらすじも用意したので、早速見ていきましょう!

目次

映画『千と千尋の神隠し』作品情報

『千と千尋の神隠し』の基本情報を押さえてきましょう。

  • 作品名(英語):Spirited Away
  • 公開日:2001 年7月20日(日本)
  • 上映時間:125分
  • 制作国:日本
  • 制作会社:スタジオジブリ
  • 監督:宮﨑駿
  • キャスト:柊瑠美、入野自由、夏木マリ、菅原文太、ほか

『千と千尋の神隠し』は、興行収入は316億8,000万円を記録し、2020年に『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が記録を更新するまで、日本歴代興行収入第1位でした。また、第75回アカデミー賞ではアカデミー長編アニメ映画賞を受賞しています。

『千と千尋の神隠し』のあらすじ(ネタバレなし/簡潔版)

主人公の千尋は10歳の少女。両親と共に引っ越し先の新しい家に向かっていました。ところが、千尋は新しい生活に大きな不安を抱えているのでした。

千尋たちがのる車はいつの間にか不思議な雰囲気の町へ迷い込んでしまいます。その奇妙さから、千尋の両親は車を降りて、どんどん奥深くに足を踏み入れるのでした。千尋はそのあとをついて行きますが、なんと両親はいつのまにか豚にされてしまい――。

不思議な世界へ迷い込んだ10歳の少女、千尋の成長ファンタジー物語です。

『千と千尋の神隠し』のあらすじをネタバレ解説!

千尋が迷い込んだ世界

物語の主人公は10歳の少女、荻野千尋。千尋は親の仕事の都合で引っ越すことになり、これからの生活に不安を抱きながらも、両親と一緒に車で新しい家に向かっていました。

しかし、道に迷ってしまい、無理やり進んだ道の先にトンネルを見つけます。千尋はトンネルが怪しいと思いましたが、両親は興味津々で、両親に連れられトンネルをくぐってしまいました。

トンネルの先には繁華街があり、おいしそうな食べ物が並んでいますが、人は見当たりません。両親は美味しそうな食べ物につられ、勝手に食事を始めてしまいました。千尋は戸惑いながら、一旦両親と別れ、街を見て回ることにしました。

すると、謎の少年、ハクに出会います。ハクは「ここにいてはいけない」と言って、千尋は無理やり追い返され、両親のもとに戻りました。しかし、両親は豚の姿になっていたのです。

パニックになった千尋のもとにハクが現れ、ここで生き残るために湯屋で働くように助言します。千尋はハクの指示通りに湯屋のボイラー室を訪れ、ボイラー室を仕切る釜爺に「ここで働かせてください!」としつこく頼みました。釜爺は千尋の熱意に負けて、湯屋で働くリンに千尋の案内をさせるよう言いつけました。

リンに案内され、千尋は湯屋の主人であり恐ろしい魔女の湯婆婆に会い、働かせてほしいと必死に頼みます。湯婆婆はしぶしぶ承諾しますが、「荻野千尋」という名前は贅沢だから、と名前を「千」に変えてしまいました。

湯屋での仕事

千は湯屋で働くために着替えや布団を用意してもらいますが、これからどうなるのかが不安でいっぱいなまま一晩を過ごします。翌朝、こっそりハクに会って、豚に変えられ養豚場に入れられてしまった両親に会います。しかし、千はどの豚が両親かもわからず、その変わり果てた姿にショックを受け、涙しました。

ハクにもともと来ていた服を返してもらい、ポケットに入れていた友だちからのメッセージカードを見て、自分の名前が「千尋」だということを思い出します。湯婆婆は相手の名前を奪って支配しているのです。ハクも本当の名前を奪われ、自分の名前を思い出せず、湯婆婆の手下としてこの世界で暮らしているのでした。

千尋はドジをしながらも懸命に湯屋で仕事をします。水を捨てにきた千尋は、窓の外にカオナシを見つけます。お客さんだと思った千尋は、湯屋の扉を開け、招き入れてしまいました。その後、カオナシは千尋の前に現れ助けてくれるようになります。

あるとき、かなりの悪臭を放つ厄介者「クサレ神」が湯屋に来ました。新人の千尋は湯婆婆の命令のもと一人でクサレ神を担当することになります。千尋は苦戦しつつ一生懸命もてなした結果、クサレ神かと思われた客は実は名のある河の神だとわかりました。河の神は感謝の意味で千尋に「苦団子」を渡し、大量の砂金を残して去っていきました。

河の神からもらった苦団子を千尋は興味本位でほんの少しかじってみましたが、とても食べられるものではなくかなり苦いのでした。

ハクの真実と銭婆との出会い

翌朝から湯屋は騒がしくなっていました。実は、千尋が招き入れたカオナシが砂金をばらまきながら接客を受けていました。湯屋の従業員は、大盤振る舞いの客が来たと盛り上がって、カオナシに次々と豪華な料理を振舞っていました。

そんな中、千尋は竜の姿になったハクを見つけます。ハクは何かに追いかけられ、ひどい怪我を負いながら、湯婆婆がいる最上階へ向かっていました。千尋はハクが死ぬのではないかと焦り、急いで最上階へ向かって窓から侵入しました。

するとそこは子ども部屋で、湯婆婆の溺愛する息子、坊が寝かされていました。坊は「一緒に遊べ」と千尋にしつこく迫り、「遊んでくれないと泣いて湯婆婆を呼ぶ」と脅します。千尋は手についたハクの血を見せて坊を驚かせ、なんとか逃げ出しました。

千尋は湯婆婆の部屋で傷だらけになり今にも息が絶えそうなハクを見つけます。湯婆婆がハクを処分するように手下に伝え、部屋を去ると、そこへ湯婆婆と瓜二つの銭婆がやってきました。銭婆は、ハクが銭婆の大切なハンコを盗んだことと、ハクは湯婆婆との契約で魔法の力を手に入れたということを千尋に教えるのでした。

銭婆は魔法を使って、その場にいた坊、湯婆婆の手下の鳥(湯バード)、湯婆婆の手下のバケモノ頭、をそれぞれ、ネズミ、ハエのような鳥ハエドリ、坊、に化けさせました。

千尋の旅立ち

千尋とハクは銭婆のもとからなんとか逃げ出し、釜爺のもとにたどり着きました。ハンコには盗んだ者が死ぬという魔法がかかっており、ハクは内側から攻撃されているようです。千尋は河の神からもらった苦団子を半分に割ってハクに食べさせます。すると、ハクはハンコとともに黒い生き物も吐き出し、千尋はその生き物を踏みつぶして、ハクは一命を取り留めました

千尋は銭婆のもとにハンコを返しに行き、ハクの代わりに謝罪しに行こうと決意します。銭婆のもとへ行ける電車の切符を釜爺がくれました。そこへ、リンがやってきて、湯婆婆が千尋を探していることを聞きます。実は、カオナシは良い客ではなくバケモノで、従業員を3人も飲み込んでいたのでした。

千尋はカオナシのところへ行き、一人で接待することになりました。もとにいた場所に帰るように千尋は説得を試みますが、カオナシは千尋を食べたいようです。そこへ、千尋は残りの苦団子をカオナシに食べさせます。カオナシは苦しみ出し、嘔吐を繰り返し、食べた従業員も最終的には吐き出しながら、千尋を追いかけます。

千尋とリンはなんとか湯屋の外へ逃げ出し、電車に乗るために駅まで送ってもらいました。すっかり力を失ったカオナシはまだ千尋について行きましたが、千尋は受け入れます。そのほか、銭婆に姿を変えられてしまったネズミ(坊)、ハエドリ(湯バード)も一緒に電車に乗り込み、銭婆のもとへ向かいました。

『千と千尋の神隠し』の最後・結末

千尋たちは電車に乗っている間、湯婆婆はカオナシのせいで大損をしたと怒っていました。そこへすっかり回復したハクが現れ、「まだ分かりませんか。大切なものがすり替わったのに」と湯婆婆に伝えます。そこで初めて、湯婆婆はそばにいる坊が偽物で頭であり、砂金は泥の塊であることに気づきました。ハクは「坊を連れ戻してきます。その代わり、千と両親を人間の世界へ戻してやってください」と湯婆婆に頼みました。

一方千尋たちは、電車を降りて銭婆の家に到着します。銭婆は千尋達を優しく招き入れてハンコを受け取りましたが、そこに魔法はかかっていませんでした。千尋は自分が黒い生き物を踏みつぶしたせいだと謝りますが、実はその生き物は湯婆婆が仕込んでいたもので、ハクを操るための魔法だったのです。

千尋は銭婆と過ごし、帰り際にお守りとして髪留めをもらい、それで髪を束ねました。そこへ、竜の姿のハクが迎えにやってきました。銭婆と銭婆のもとに残ることを決めたカオナシに別れを告げて、千尋たちは竜の姿のハクに乗り、空へ飛び立ちます。

ハクの背中に乗って空を飛んでいた千尋は、昔にハクに会ったことがあることを思い出しました。それは、千尋が幼いころ、「コハク川」という川で溺れたときです。千尋はハクに「あなたの本当の名前はコハク川」と伝えたます。

すると、ハクの竜のうろこがみるみるうちに剥がれ、人間の姿に戻っていきました。ハクは自分の本当の名前を思い出したのです。千尋は涙して喜び、手をつないで大空を飛びました。

千尋たちは湯屋に戻り、ネズミに化けさせられていた坊は、元の姿に戻ります。湯婆婆は一安心し、ハクとの約束通り千尋を人間の世界に戻しますが、千尋に条件をつけました。それは、目の前にいる豚たちの中から、両親を見つけ出すこと、です。

千尋は豚たちをじっと眺めて「ここにはお父さんもお母さんもいない」と答えます。するとその瞬間、千尋が働き始めるときに書かされた契約書が破られ、千尋は自由になったのでした。

ハクは千尋に帰る道を案内し、橋の先で、ハクは「私はこの先へは行けない」と告げます。千尋とハクはまたいつか会おうと約束し別れるのでした。

千尋はトンネルの前で人間の姿に戻った両親に再会します。両親はあの世界で起きたことを全く覚えていないのでした。無事にトンネルを潜り抜け、元の人間の世界に戻った千尋。振り返ってトンネルを見つめる姿は、とても凛々しい表情なのでした。

『千と千尋の神隠し』の感想

30代女性

子供のころから何度見たかわからない…。
ある程度大人になってから見ると、きちんと作りこまれている世界観に虜にされました。
自分の子どもにも必ず見せてあげたい。

40代男性

湯屋を訪れる多様なビジュアルの神様がおもしろい!
ハク、カオナシ、坊、釜爺…キャラクターは皆魅力的で印象的。
世界観が本当に個性的。名作。

30代男性

どんな存在に対しても分け隔てなく接する千尋が本当に素敵で憧れる。
めちゃくちゃ夢中になって応援してしまう。
おにぎりのシーンはもらい泣きしちゃった。。。

まとめ

スタジオジブリの映画『千と千尋の神隠し』のあらすじをネタバレありとネタバレなしで解説してきました!

最後の結末までご紹介してきましたが、かなり見応えのある映画であることがわかりましたね♪

見る年齢によって、持つ感想が変わる映画ですので、何度でも観たいですね!

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