思い出のマーニーの日記の内容!和彦がサイロにマーニーを連れて行くのはなぜ?

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ジブリ映画『思い出のマーニー』は、イギリスの児童文学を原作としていて、映画を観てみると不思議な感覚になります。

本作では、マーニーの日記が重要なポイントとなっていて、その日記にはマーニーの体験した出来事がつづられています。

マーニーの日記は一体どのような内容だったのでしょうか?

そこで今回は、

  • 和彦がサイロにマーニーを連れて行くのはなぜ?
  • マーニーの日記の内容

について考察していこうと思います。

ネタバレを含みますのでご注意ください。

目次

最後のページが破られていたマーニーの日記

マーニーと杏奈が会うにはルールがあり、いつでも会えるというわけではありません。

そして杏奈はマーニーのことを忘れかけてしまうことも。

そこで杏奈は湿っ地屋敷へ行くと、メガネの少女・彩香に出会い、マーニーの日記が存在することを知ります。

日記にはマーニーが体験した出来事が書かれていますが、杏奈は日記に登場しません。

自分の名前が登場しないことを不思議に思う杏奈。

また、その日記は最後のページが破られていました。

なぜマーニーの日記の最後は破られていたのでしょうか?

その理由は、マーニーのサイロに対するトラウマや幼なじみの和彦だったのです。

日記で和彦がマーニーをサイロに連れて行こうとするのはなぜ?

マーニーはサイロという丘の上に立つ塔をいたく怖がっています。

理由は、家政婦のばあやに意地悪されて、閉じ込められた時に感じた恐怖心でした。

日記には、

からかい半分で和彦がマーニーをサイロに連れて行こうとする

と書いてあります。

そして杏奈はマーニーからサイロでの恐ろしい体験を聞き、サイロへの恐怖心を払拭しようと、マーニーをサイロへと誘います。

そこでマーニーは、「あなたとなら大丈夫、和彦」と杏奈に言います。

杏奈はなぜマーニーが自分のことを「和彦」と言ったのか不思議に思います。

それは、

マーニーと杏奈は祖母と孫という関係で、マーニーが幼い杏奈に語った記憶だからです。

そして先にサイロへ行っていたマーニーを追いかけて行った杏奈は、隅でうずくまっているマーニーを見つけました。

その時も杏奈のことを「和彦」と呼んだマーニーに、「私は杏奈よ、しっかりして!」と言います。

杏奈はマーニーと身を寄せ合って、目を閉じると、子守唄が聞こえてきます。

杏奈の記憶の回想で、祖母が「おじいさんが迎えに来てくれたのよ」と言っていました。

マーニーは、一晩中サイロで怖い思いをしていたものの、和彦が迎えに来てくれたことで、トラウマを克服したのではないでしょうか。

マーニーの日記の内容は?

マーニーの日記と杏奈の関係

マーニーの日記を読んだ杏奈は、マーニーと一緒に体験したことが書かれていることに気づきます。

しかし、日記には杏奈の名前は出て来ません。

それは、

マーニーの記憶であって、追体験した杏奈はその時存在しないからです。

祖母であるマーニーは、幼かった杏奈に色々なことを話していましたが、杏奈はもちろん覚えていません。

すでに亡くなっている祖母の記憶を辿る杏奈ですが、知らなかった自分のルーツを辿っていくことで、杏奈は徐々に成長していきます。

物語とは言え、実の両親がすでに亡くなっている杏奈が自分の殻に閉じこもっていた状況を、祖母のマーニーは大変心配していたのではないでしょうか。

マーニーの記憶を一緒に体験していくことで、少しでも杏奈に幸せに生きて行って欲しいというマーニーの優しさを感じます。

マーニーの日記の破られた最後のページは?

マーニーの日記の最後のページは、絵画の中に隠されていました。

そして最後のページには、

和彦への恋心がつづられていました。

日記を破いたのはおそらくマーニー本人で、ばあや達に発見されることを恐れて隠したのではないかと思われます。

マーニーの大切な気持ちを、意地悪をする人に絶対見られたくないですよね。

自分でもマーニーと同じことをすると思います。

『思い出のマーニー』
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まとめ

「思い出のマーニー」の日記の内容について考察してみました。

結論として、

  • マーニーはサイロへのトラウマを払拭しようとした
  • マーニーの体験を杏奈は追体験していた
  • 日記の破られたページはマーニーの和彦への恋心

と考察できました。

自分の境遇のせいで、殻に閉じこもっていた杏奈ですが、祖母のマーニーの記憶を追体験することで、格段に成長しました。

もし何かに悩んでいる方は、「思い出のマーニー」をご覧になって、爽やかな感動をしてみてはいかがでしょうか。

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