キングダム3/運命の炎の最後に出てきた人は龐煖(ほうけん)!実写キャストは誰?

映画「キングダム 運命の炎」のラストシーンで、信たちが休む陣営に突如として謎の大男が現れました。

本作品をご覧になった方の中には「あれは一体何者?」と疑問に思った人もいると思います。

そこでこの記事では、映画「キングダム 運命の炎」の最後に登場した人物について考察します。

目次

【キングダム3 運命の炎】最後に出てきた人は誰?

映画「キングダム3 運命の炎」で、最後に登場したのは龐煖(ほうけん)という人物です。

信が率いる「飛信隊」の陣営に突如として現れた龐煖は、目の前の人たちを次々と攻撃。

圧倒的なパワーを目の当たりにした信や羌瘣、飛信隊のメンバーたちは、なすすべがありませんでした。

龐煖とは

龐煖は、趙国(秦国と敵対する国)の武将。

趙王からの信頼が厚く、同国を支える3人の大将軍「三大天」のひとりに数えられています。

なお「キングダム 運命の炎」の舞台である馬陽の戦いでは、趙国の全軍を指揮する総大将を務めています。

筋骨隆々とした体格と2mを超える身長から発せられる攻撃力は凄まじく、まるで台風のように軽々と敵を吹き飛ばしていく姿は圧巻です。

一方で、彼は総大将という立場にありながら、戦にはあまり興味がありません。

彼が求めているのはただ一つ。

強い者を倒し、天下一の強さを手に入れることだけなのです。

そのため、ふだんは国政に参加することはなく、ずっと山中にこもりながら鍛錬を積み重ね続けるという、一匹狼的な側面も持っています。

龐煖は実在の人物

実は、龐煖は実在した人物です。

生没年は不詳なものの、中国の歴史書には、趙国の6代目君主である武霊王(ぶれいおう/在位:紀元前325年~298年)と、9代目の悼襄王(とうじょうおう/在位:紀元前244年~236年)に仕えたと記録されています。

キングダムの世界では、龐煖は鬼を彷彿とさせる荒くれ者のイメージで描かれていますが、実際には正反対の「学者肌」だったようです。

龐煖は若い頃、諸子百家(春秋戦国時代の学者)のひとり鶡冠子(かつかんし)に師事し、学問を学びます。

その後、趙国の武霊王のもとへ仕官し、王に孫子の兵法にある「戦わずして勝つ」を説いたとされています。

好戦的なキングダムの龐煖からは、想像できないですね(笑)。

それからしばらく国政に参加した記録は残っていませんが、50年ほど経った悼襄王の時代に、ふたたび龐煖の記述が登場します。

なんと、戦とはまったく無縁の文官である龐煖が、将軍を務めることになったのです。

しかも、このときの龐煖は90歳…。

余談ですが、あまりにも高齢であることから「龐煖は2人いたのでは?」という説もあるそうです。

超高齢にもかかわらず将軍に抜擢され、知名度もほとんどない龐煖でしたが、若い頃から軍事を学んでいた甲斐もあって、2万もの兵を率いる燕の将軍劇辛(げきしん)を討ち破ります。

そして、これをきっかけとして中国全土に名が知られはじめます。

その後、数々の武功を上げますが、悼襄王の死後は用いられることはなく、歴史書から姿を消すこととなりました。

【キングダム 運命の炎】龐煖の実写版キャストは誰?

龐煖の実写版キャストを務めるのは、俳優でミュージシャンの吉川晃司さんです。

吉川晃司のプロフィール

吉川晃司さんは、広島県出身の1965年8月18日生まれ。

高校時代は水球選手として世界ジュニア代表に選ばれるなど身体能力は抜群で、さらに高校時代に始めたバンド活動ではルックスの良さと抜群の歌唱力で、アマチュアバンドながら地元では高い人気を誇っていました。

1984年、18歳のときに映画「すかんぴんウォーク」の主役として俳優デビュー。

同映画の主題歌であり、デビューシングルでもある「モニカ」は、彼のもっとも有名な楽曲の一つです。

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