映画「キングダム 運命の炎」のラストシーンで、信たちが休む陣営に突如として謎の大男が現れました。
本作品をご覧になった方の中には「あれは一体何者?」と疑問に思った人もいると思います。
そこでこの記事では、映画「キングダム 運命の炎」の最後に登場した人物について考察します。
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【キングダム3 運命の炎】最後に出てきた人は誰?
映画「キングダム3 運命の炎」で、最後に登場したのは龐煖(ほうけん)という人物です。
信が率いる「飛信隊」の陣営に突如として現れた龐煖は、目の前の人たちを次々と攻撃。
圧倒的なパワーを目の当たりにした信や羌瘣、飛信隊のメンバーたちは、なすすべがありませんでした。
龐煖とは
キングダムっつー漫画無茶苦茶おもしれェーじゃねーか。あとマジで龐煖ムカつくわ出てくんじゃねーよ!火縄銃で撃ち抜けっつー話だよ!!! pic.twitter.com/1sd95D6bpP
— KAƵMAユナイテッド (@Areyou_reddevil) June 30, 2024
龐煖は、趙国(秦国と敵対する国)の武将。
趙王からの信頼が厚く、同国を支える3人の大将軍「三大天」のひとりに数えられています。
なお「キングダム 運命の炎」の舞台である馬陽の戦いでは、趙国の全軍を指揮する総大将を務めています。
筋骨隆々とした体格と2mを超える身長から発せられる攻撃力は凄まじく、まるで台風のように軽々と敵を吹き飛ばしていく姿は圧巻です。
一方で、彼は総大将という立場にありながら、戦にはあまり興味がありません。
彼が求めているのはただ一つ。
強い者を倒し、天下一の強さを手に入れることだけなのです。
そのため、ふだんは国政に参加することはなく、ずっと山中にこもりながら鍛錬を積み重ね続けるという、一匹狼的な側面も持っています。
龐煖は実在の人物
『#キングダム 大将軍の帰還』
— 映画『キングダム 大将軍の帰還』公式アカウント (@kingdomthemovie) June 20, 2024
◢◤━━⠀相関関係⠀━━◢◤
📜王騎/#大沢たかお
馬陽の地で龐煖と
因縁の戦いを繰り広げた過去がある。
⚔ ⚔ ⚔ ⚔ ⚔
📜龐煖/#吉川晃司
長年その身を隠していたが、
再び馬陽の地で王騎と対峙する。
🎬7月12日(金)公開#忘れられない戦いが始まる pic.twitter.com/l0DpqTTmgw
実は、龐煖は実在した人物です。
生没年は不詳なものの、中国の歴史書には、趙国の6代目君主である武霊王(ぶれいおう/在位:紀元前325年~298年)と、9代目の悼襄王(とうじょうおう/在位:紀元前244年~236年)に仕えたと記録されています。
キングダムの世界では、龐煖は鬼を彷彿とさせる荒くれ者のイメージで描かれていますが、実際には正反対の「学者肌」だったようです。
龐煖は若い頃、諸子百家(春秋戦国時代の学者)のひとり鶡冠子(かつかんし)に師事し、学問を学びます。
その後、趙国の武霊王のもとへ仕官し、王に孫子の兵法にある「戦わずして勝つ」を説いたとされています。
好戦的なキングダムの龐煖からは、想像できないですね(笑)。
それからしばらく国政に参加した記録は残っていませんが、50年ほど経った悼襄王の時代に、ふたたび龐煖の記述が登場します。
なんと、戦とはまったく無縁の文官である龐煖が、将軍を務めることになったのです。
しかも、このときの龐煖は90歳…。
余談ですが、あまりにも高齢であることから「龐煖は2人いたのでは?」という説もあるそうです。
超高齢にもかかわらず将軍に抜擢され、知名度もほとんどない龐煖でしたが、若い頃から軍事を学んでいた甲斐もあって、2万もの兵を率いる燕の将軍劇辛(げきしん)を討ち破ります。
そして、これをきっかけとして中国全土に名が知られはじめます。
その後、数々の武功を上げますが、悼襄王の死後は用いられることはなく、歴史書から姿を消すこととなりました。
【キングダム 運命の炎】龐煖の実写版キャストは誰?
龐煖の実写版キャストを務めるのは、俳優でミュージシャンの吉川晃司さんです。
吉川晃司のプロフィール
/#吉川晃司 さん
— 映画『キングダム 大将軍の帰還』公式アカウント (@kingdomthemovie) May 29, 2024
本日取材日でした📝
\
その身に神を宿す“武神”として畏れられる、趙国の真の総大将・龐煖を演じた吉川さん。
映画『#キングダム 大将軍の帰還』について語っていただきました🗣
⚔今後の展開に注目ください⚔
🎬7月12日(金)#忘れられない戦いが始まる pic.twitter.com/s7Z9Suhhfa
吉川晃司さんは、広島県出身の1965年8月18日生まれ。
高校時代は水球選手として世界ジュニア代表に選ばれるなど身体能力は抜群で、さらに高校時代に始めたバンド活動ではルックスの良さと抜群の歌唱力で、アマチュアバンドながら地元では高い人気を誇っていました。
1984年、18歳のときに映画「すかんぴんウォーク」の主役として俳優デビュー。
同映画の主題歌であり、デビューシングルでもある「モニカ」は、彼のもっとも有名な楽曲の一つです。
そして、1988年には、元BOØWYのギタリスト布袋寅泰とともに2人組バンド「COMPLEX」を結成。
たった2年という短い活動期間でしたが、「BE MY BABY」や「恋を止めないで」「1990」など、多くのヒット曲を世に送り出しました。
ちなみに、2人は活動休止の直前、方向性の違いから居酒屋で取っ組み合いのケンカをしたのは有名な話です。
COMPLEXの活動休止後も地道に音楽活動を続けていた吉川晃司さんですが、事務所問題などから人気が低迷し、しばらくお茶の間で見かける機会は少なくなってしまいます。
しかし、2008年公開の映画「チームバチスタの栄光」の桐生恭一役や、NHKの大河ドラマ「天地人」の織田信長役など、役者としての才能を徐々に開花。
そして、2015年のTBSドラマ「下町ロケット」にて、帝国重工部長・財前道生役で再ブレイクを果たします。
ちなみに、吉川晃司さんといえば白髪交じりのグレイヘアがトレードマークですが、このイメージがお茶の間に広まったのは下町ロケットがきっかけかもしれませんね。
それ以降は、「探偵・由利麟太郎」や「トリリオンゲーム」「アクマゲーム」など、数多くのドラマや映画で活躍されています。
なお、本業(?)のミュージシャン活動も積極的に行っていて、ソロ活動はもちろん、2011年と2024年に布袋寅泰とCOMPLEXを再結成し、東日本大震災と能登半島地震のチャリティライブを開催しています。
「日本一心」と題されたコンサートには新旧たくさんのファンが詰めかけ、大物アーティスト2人による夢の共演に酔いしれました。
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まとめ
▰▰▰ 7月12日(金)公開 ▰▰▰
— 映画『キングダム 大将軍の帰還』公式アカウント (@kingdomthemovie) June 8, 2024
映画『#キングダム 大将軍の帰還』
⚔キャラクタービジュアル解禁⚔️
⠀ 圧倒的武力を誇り、
自らを"武神"と称する趙国総大将
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⠀⠀龐煖#吉川晃司#忘れられない戦いが始まる pic.twitter.com/Gj1ejzqeWV
今回は、「キングダム 運命の炎」に出てきた最後の人物について考察しました。
内容をまとめます。
- 「キングダム 運命の炎」に出てきた最後の人物は龐煖(ほうけん)
- 龐煖は趙国の将軍で「三大天」のひとり
- 龐煖の実写版キャストは吉川晃司さん
もうすぐ還暦とは思えないほど、筋肉質でスマートな印象がある吉川晃司さんですが、次回作「キングダム 大将軍の帰還」ではどんな戦いの姿を見せてくれるのでしょうか?
楽しみですね(*^^*)!