映画「キングダム2 遥かなる大地へ」では、新たなキャラクターとして、清野菜名さん演じる謎の剣士「羌瘣（きょうかい）」が登場しました。
そして、彼女の特徴といえば、攻撃の前に発する「トーンタンタン」という呪文のような言葉です。
今作をご覧になった人の中には、「トーンタンタンって、どういう意味なんだろう？」と疑問に感じた人もいるのではないでしょうか？
そこで今回は、羌瘣の「トーンタンタン」について考察したいと思います！
なお、この記事は映画「キングダム2 遥かなる大地へ」および原作のネタバレを含みますので、ご注意ください。
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【キングダム】羌瘣の「トーンタンタン」の意味とは？
羌瘣の「トーンタンタン」は、戦闘能力を極限まで高めるための呼吸法です。
戦闘能力を極限にまで高める呼吸法
日常生活のどっかで
— 忠犬あちゅん🍼 (@atyutarou221) February 20, 2024
トーンタンタンして呼吸整えたいナ～
『舞うぞ、緑穂』
って言いて～～😣😣❗️❗️❗️
でも調査兵団でもありヒーローでもあるんよな、あたし。忙しい😔😔😔 pic.twitter.com/fe5caUYxrx
羌瘣は、敵が複数人で襲いかかろうとも、瞬時に打ち払ってしまうほどの剣の達人です。
さらに、「トーンタンタン、トーンタンタン……」という不思議な呪文を唱えると、リミットが一気に開放。
人間離れしたスピードと身のこなしで、敵をバッタバッタとなぎ倒します。
ちょうど、ドラゴンボールの「界王拳」にイメージが近いかもしれません。
「トーンタンタン」によって覚醒した羌瘣の攻撃は、まるで巫女が神楽を舞っているように見えることから「巫舞（みぶ）」と呼ばれます。
なお、巫舞を発動したあとはかなりの体力を消耗し、呼吸も乱れていることから、しばらく戦うことができません。
ちなみに、実写化で羌瘣の動きを再現するにあたり、羌瘣役を務めた清野菜名さんは3か月にもおよぶ過酷なトレーニングを行ったそうです。
暗殺一族「蚩尤（しゆう）」の一人
トーン タンタン…
— 映画『キングダム 大将軍の帰還』公式アカウント (@kingdomthemovie) July 30, 2022
トーン タンタン…
特殊な呼吸法を操る“巫舞”により、
その身に神を堕として戦う羌瘣。
━━ こんなところで
死ぬわけにはいかない ━━#羌瘣 #清野菜名#夢の続きが始まる#大ヒット上映中 pic.twitter.com/SxEoimZmRd
羌瘣は、暗殺一族「蚩尤（しゆう）」の一人です。
彼女の持つ剣「緑穂（りょくすい）」には神が宿るとされ、通常の人間では手も足も出ないほどの戦闘能力を持っています。
剣とは元来人を斬るものにあらず
太古の世
天を祀る神器として生まれしものなり
その剣に神がかりの力を宿して舞う巫女
それが蚩尤じゃ
蚩尤は舞いながら神の力で斬る
人間の力など到底およばぬ
アニメ「キングダム」第1シーズン第23話「夜語り」より
幼い頃から「暗殺者」として育てられる、蚩尤の女性たち。
しかし同時に、彼女たちは悲しい運命を背負っていました。
「悲しみの一族」と呼ばれた理由
⠀
— 映画『キングダム 大将軍の帰還』公式アカウント (@kingdomthemovie) January 31, 2022
映画『#キングダム２ 遥かなる大地へ』
━━ 羌瘣 PV公開 ━━
#清野菜名
❰ 深く 堕として 舞え ❱
【 STORY 解禁📜】
本作で描かれるのは、信にとっての初陣
〖 蛇甘平原の戦い 〗
公開をお楽しみに⚔️#2022年夏公開#夢の続きが始まる pic.twitter.com/mnFTyvfNmr
暗殺を生業とする蚩尤ですが、別名「悲しみの一族」とも呼ばれています。
なぜそう呼ばれているかというと、千年前から伝わる「祭（さい）」と呼ばれる儀式に理由がありました。
祭とは、誰が蚩尤の代表として山を降りるかを決める、生き残りをかけたサバイバル・イベントです。
蚩尤にはあわせて19の氏族があり、祭では各氏族から2名ずつ代表者を選出します。
そして、合計38人による戦いを行い、最後に生き残った一人だけが蚩尤の代表となり、国に売られることになります。
つまり、祭は、氏族の名誉をかけた戦いでもあったわけです。
羌瘣は、その祭で悲しい過去を背負うこととなります。
羌瘣には、「象（しょう）」という姉のように慕っていた女性がいました。
しかし、不運にも2人は同時に一族の代表者に選ばれてしまい、殺し合いをする羽目になってしまいます。
それを不憫に思った象は、祭の当日、羌瘣を睡眠剤の入ったお香を炊き、羌瘣を遅刻させました。
遅刻をさせれば、羌瘣の命が助かるかも知れないと考えたからです。
深い眠りから目を覚まし、遅刻したことに気づいた羌瘣。
慌てて会場に向かいましたが、象は戦いに負け、死んでいました。
象の亡骸を見て泣き叫ぶ羌瘣でしたが、村の長老から事情を聞いた彼女は激怒します。
象は、幽族の「連（幽連）」という者の策略によって37人全員から集中攻撃を浴び、殺されたのです。
こうして羌瘣は、象の敵討ちをするため、村から逃げ出しました。
羌瘣は実在の人物？
トーン タンタン…
— ⚡️💧もぶのねすた🔥☁️🐉 (@369night_ruler) May 2, 2024
トーン タンタン…
トーン タンタン… pic.twitter.com/nPGx4BCtfQ
羌瘣は、中国の歴史書である「史記」にも登場するため、実在した人物と考えられています。
生没年は不詳ですが、秦国の王嬴政に仕えた将軍です。
史記の中には、王翦や楊端和とともに趙を攻め、最終的には趙の滅亡に貢献したという記録が残っています。
なお、実在の羌瘣が女性であったかどうかは定かではありません。
いずれにせよ、将軍職なので、かなりの武人であったことは間違いなさそうです。
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まとめ
今回は、羌瘣が口にする掛け声「トーンタンタン」について考察しました。
内容をまとめます。
- 「トーンタンタン」は戦闘能力を最大に引き上げる呼吸法
- 羌瘣の剣や動きには神が宿っている
- 姉のように慕った「象」の敵討ちをするために村を出てきた
一見すると愛想のなさそうな羌瘣ですが、とても悲しい過去を持っていたんですね。
原作では、ここからしばらく羌瘣の出番はありませんが、映画ではどうなんでしょうか？
個人的にとても好きなキャラクターなので、戦闘だけでも登場して欲しいなと思っています(*^^*)！
