スタジオジブリ映画『ハウルの動く城』は、恋や戦争、そして魔法など様々な要素が詰まっていて、幅広い年代が楽しめる作品です。
ジブリ映画の中でも大人向けと言われる『ハウルの動く城』ですが、カルシファーというキャラクターが出てきます。
炎の姿で、目がぱっちりと可愛いことから作中の人気キャラクターですが、謎が多いキャラクターでもありますよね。
今回はカルシファーについて
- カルシファーの正体は?
- ハウルとカルシファーの契約について
- カルシファーは最後どうなった?
について考察していこうと思います。
ネタバレを含みますのでご注意ください。
カルシファーの正体は悪魔?
おはようございます。
— Sho@Dアカ (@ShoD96144855) May 12, 2021
私、『ハウルの動く城』の
カルシファーの声真似ができることが判明しました。 pic.twitter.com/J84X47pJIU
城を動かす原動力となっているカルシファーですが、正体は一体何なのでしょうか?
正体を探る前に、カルシファーの声を担当したのは俳優の我修院達也さんですが、「千と千尋の神隠し」の時と同じくとても印象に残りますよね。
カルシファーの可愛らしい姿に、我修院達也さんの独特な声がマッチしています。
カルシファーは炎の姿をしていて、ソフィーと会った時に「火の悪魔」と自己紹介しました。
しかしカルシファーは最初から炎の悪魔ではなく、
「星の子」と呼ばれる流れ星でした
ハウルは地上に落ちると命が尽きる「星の子」ですが、ハウルと契約したことによりカルシファーは炎に姿を変え、生き永らえたのです。
ハウルとカルシファーの契約はなぜ結ばれた?
ハウルはなぜカルシファーと契約した?
運動会声出しすぎで今
— 病み (@c7ScKnaQX3uRWqs) September 9, 2018
ハウルの動く城のカルシファーです pic.twitter.com/diGeHrK98v
ハウルとカルシファーの契約は、ハウルの心臓をカルシファーに分けることで強い力を得ることができるというものです。
元流れ星であるカルシファーは地表に落ちると死んでしまう運命ですが、偶然にもハウルのもとに落ちたカルシファーはハウルに拾われ、一命取り留めたのでした。
つまりは、
全てはハウルがカルシファーを救いたいという優しさによって
契約が結ばれた
のです。
しかし自分の一部を分けるということで、ハウルとカルシファーは運命共同体となってしまいます。
ハウルの命が尽きるときはカルシファーも消滅します。
ハウルの優しさで生き永らえたカルシファーですが、ハウルも強力な力を持つことができると同時にデメリットもあったことがわかりました。
作中では、ソフィーがカルシファーに髪の毛をあげるシーンがありますが、「目か心臓ならもっとすごい」と言っていました。
いかにハウルとカルシファーが強い力を持っていたことがわかりますね。
もしハウルとカルシファーの契約が続いていたら?
洞窟の奥でハウルが化け物?みたいになったやつ
— 手羽先 (@silirasilira) March 23, 2020
ダンキバでパロったら大好き(私が) pic.twitter.com/aGQjSky6t1
ハウルは作中化け物になりますが、それはカルシファーとの契約が原因です。
契約が長期に渡ると同時にハウルは心を失い、化け物になってしまうのでした。
2人の契約を第三者に気づいてもらわなければ、
ハウルは化け物から戻れなくなっていたのではないでしょうか
そんなハウルを救ったのはソフィーでした。
ハウルを想い、ソフィーはハウルとカルシファーの契約を見破ったのです。
ハウルの動く城のカルシファーは最後どうなる?
授業のために食わず嫌いジブリその1「ハウルの動く城」鑑賞
— 尾上 (@ogami_tkst) December 11, 2020
老いたソフィーが、どこか明るく自発的に振る舞うさまが本当の姿を取り戻したような感じで、倍賞千恵子さんの声と相まって心地よかった
本当の姿を、何かを思う心を大切にすること。カルシファーのように温かいメッセージがそこに感じられる pic.twitter.com/79u95B1ED1
ソフィーにより契約を見破られたことで、ハウルは救われました。
しかし、カルシファーは消滅することなく生き続けます。
その理由は、
ソフィーによって命を与えられたからです。
「ハウルと動く城」の原作では、ソフィーは生命を与える魔法が使えるということがわかります。
ソフィーの魔法によってカルシファーは、消滅せずに城の原動力として生き続けることができたのでした。
カルシファーはハウルとの契約から解放されたにも関わらず、ハウルやソフィーと一緒にいることを選びました。
カルシファー のセリフに「生きてる!おいら、自由だ!」とありますが、自由を得てもハウルたちと離れたくなかったのです。
カルシファーはハウルとソフィーが大好きだったのでしょうね。そんなほっこりするラストもジブリらしくて素敵です。
『ハウルの動く城』
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まとめ
「ハウルの動く城」でハウルははぜカルシファーと契約したのか、カルシファーの正体や最後について考察してきました。
カルシファーは不思議な存在でしが、
- カルシファーは「星の子」でハウルと契約したことで生き延びた
- ハウルとカルシファーは運命共同体
- 契約を第三者に見破ってもらわなければハウルが化け物になる
- カルシファーはソフィーに命を与えられた
ということが考察できました。
よく考えると恐ろしい契約ですが、ハウルとカルシファーが救われてホッとしてしまいましたね。ソフィーの愛と優しさが感じられ、「ハウルの動く城」には学ぶべきことがたくさんあるように思います。
皆さんも是非「ハウルの動く城」をご覧になって、壮大な物語にひたってみてはいかがでしょうか。