ジブリ作品のなかでも人気の高い『ハウルの動く城』。
ミステリアスな美貌の魔法使いハウルと、魔法で老婆に変えられてしまったソフィーの冒険を通しながら生きることのすばらしさを描いた名作です。
この中で、ハウルを衝け狙うように現れる黒いゴムのようなキャラクターが登場しますが、いった何者なのでしょうか？
そこで今回は
- ハウルを追いかける黒い影の正体は？
- ハウルが追われる理由は？
について考察していきます。ネタバレを含む可能性がありますのでご注意ください。
ハウルを追いかける黒い影の正体は？
各選手団の後ろで演奏しながら歩いてる仮面集団、何か既視感があると思ったがハウルの動く城のゴム人間か。 pic.twitter.com/n8ho2YTAph
— かえでおじさん (@kaede_nagomi) August 6, 2016
ズバリ、
魔法使いのよこした使い魔・魔法
であると考えます。
まず、この黒いゴム人間が最初に登場したのはソフィーが兵士にナンパされ、困っていた時のことでした。
どこからともなくハウルが現れ、ソフィーを助けてくれました。
しかし、この時実はハウルはこの黒いゴム人間に追われて逃げている最中だったのです。
ハウルが「知らん顔して、追われてるんだ」
と言っていたことから追っ手から逃げていたことは明らかでしょう。
そのあと、狭い路地に入ってきた黒いゴム人間はものすごい勢いで増殖し、膨れ上がりました。
明らかに人ではないことは明白ですね。
結果としてソフィーもハウルの逃亡に巻き込まれてしまったのです。
ハウルを追っているのは誰？
Time warpのバックダンサーがハウルの動く城のゴム人間にしか見えなくなってきた
— yonemaru/gingersnow (@yonemaru_y) September 15, 2020
…実際比べると似てる要素がない😂 pic.twitter.com/geJmNT5nKY
ハウルを追っていたのは2人。
荒れ地の魔女と王宮の魔法使いマダム・サリマン
です。
ハウルは最初、荒れ地の魔女に興味を示し自分から近づいたものの、怖くなって逃げだした、と言っています。
荒れ地の魔女は高い魔力を持つハウルの心臓が欲しく、ハウルに強い執着を見せています。最初に現れたゴム人間が荒れ地の魔女の使い魔である可能性が高いです。
ソフィーがハウルに助けられた日の夜、荒れ地の魔女がソフィーの帽子屋に現れたことから、最初に現れた黒いゴム人間は荒れ地の魔女の使い魔であると考えます。
荒れ地が移動する際にゴム人間の担ぐ馬車のような乗り物に乗っていたことから、荒れ地の魔女の使い魔であると考えます。
しかし、その後もたびたび黒いゴム人間が姿をみせているため、王宮の魔女の使い魔である、黒いゴム人間もいると考えます。
ハウルが追われる理由は？
#魔女の宅急便
— 滝番晟 (@takibansei7) April 29, 2022
おばあさんを演じた加藤治子さん。
声優業は初ではないものの、この時はまだたどたどしさを感じたが、”ハウルの動く城”のサリマン先生でキッチリ仕上げてくるあたり、女優魂を感じる。 pic.twitter.com/TZwRdSnwHV
ここでは王宮の魔法使いであるマダム・サリマンから逃げている理由について考察していきます。
ハウルが追われている理由は、結論から申し上げて
ハウルを捕まえて王宮に連れていくため
と考えます。
ハウルはマダム・サリマンの優秀な弟子で非常に強い魔力を持つ魔法使いでした。
魔法使いは、本来であれば自身の国のため魔法を使って王に力を貸さなくてはなりません。今は隣国との戦争が始まっており、戦争に協力しなければ魔力を奪うと脅迫されてしまいます。
しかし、ハウルはその提案を拒否。魔力を使い戦争に加担することを拒み続けていたのです。
そのため、王宮に仕える魔法使いサリマンから追っ手を差し向けられ、追われていたと考えます。
しかし、ハウルって金髪でも黒髪でもとてもイケメンですよね。木村拓哉さんの声もうっとりするほど素敵です。
たくさんの女性が自分のものにしたいと執着して追いかけたくなる気持ちもわかりますね。
『ハウルの動く城』
関連記事
まとめ
TLでカルナを見るたびにハウルの動く城に出てきたサリマン先生の魔法を思い出す pic.twitter.com/9wsc6mmZuV
— はまち (@hamachain) February 28, 2017
今回は「ハウルの動く城の黒いやつは何?追われてる理由を考察!」について考察してきました。
結論として
- ハウルを追いかける黒い影の正体は、王宮の魔法使いサリマンがよこした使い魔である
- ハウルがおわれている理由は、魔法使いなのに戦争に加担せず非協力的だから
とかんがえます。
作品の中で多くは語られることはありませんが、深い設定があり考察するたびに作品がより味わい深いものになるのがジブリ作品の魅力の1つでもありますね。
是非、今回の考察をもとに『ハウルの動く城』をご覧になってみてはいかがでしょうか？
