『アナと雪の女王』と言えば、歌も魅力の一つですよね。アナ雪2ではクリストフがアナを思い、歌うシーンがあります。このクリストフが80年代のMV風に歌うシーンに、なぜかいらない、気持ち悪いといったマイナスな意見が見られます。
そもそも『アナ雪2』のクリストフの歌に元ネタはあるのでしょうか。また、なぜ『アナ雪2』のクリストフの歌はいらない、気持ち悪いという意見があるのでしょうか。
今回は、『アナ雪2』のクリストフの歌に注目して調べてみました。アナと雪の女王シリーズのネタバレにも触れるため、まだ観たことがない方はご注意ください。
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『アナ雪2』のクリストフの歌(森の中での歌)の元ネタは何?
『アナ雪2』のクリストフの歌とは?
#アナ雪2
— MAIKO@ピアノ弾き語り (@MAIKO32134670) November 19, 2021
急に90年代風なクリストフのMV始まったのウケる🤣 pic.twitter.com/tEjdpGHqti
『アナと雪の女王2』で反響のあったクリストフの歌とは、
恋の迷い子(原題:Lost in woods)
です。『アナ雪2』でクリストフは、アナとの結婚を決意し、プロポーズを行おうと画策しますが、ことごとくうまくいきません…。クリストフの頭の中はプロポーズでいっぱいになっていくのでした。
しかし、アナはエルサと共にエルサの力のルーツや過去の真実を知るために冒険へ出てしまいます。一人残されたクリストフがアナへの思いを歌い上げたのがこの「恋の迷い子」という曲なのです。
『アナ雪2』のクリストフの歌には元ネタはあるの?
「恋の迷い子」は80年代のMV風に、クリストフが甘く切なく歌います。相棒スヴェンがクリストフに語り掛けるようなクリストフの空想もあり、『アナと雪の女王』のイメージとは少し違った印象を受けます。
この80年代のMV風の映像に元ネタはあるのでしょうか。調べてみたところ、『アナ雪2』のクリストフの歌に
元ネタはない
ようです。監督や劇中曲を担当したスタッフの話によれば、共同作業の中で80年代風のロックバラードに決定したそうです。80年代の男性曲には、脆い心の内面を歌うバラード曲が少なくありません。
80年代の男性バラード曲というと例えば、ボン・ジョヴィの「I’ll Be There For You」やシカゴの「You’re the Inspiration」など。名曲揃いですね。『アナ雪2』のクリストフの歌は、こうした80年代のパワーバラードのMVを彷彿とさせるように敢えて作られているとわかりました。
アナ雪2でクリストフが歌ってる歌、なんとなくQueen感があるんだけど、
— kzk_maeda (@kzk_maeda) April 27, 2020
MVの中でクリストフが重なるシーンがあって、本家にもそんな映像あったかな?と思って調べたら
想像以上にフレディの攻撃力が高かった pic.twitter.com/rDPymYikTf
意識して作られていると聞いて改めてみると、
暗闇にクリストフやトナカイたちの顔が浮かび上がるシーンは、QUEENの「ボヘミアン・ラプソディー」へのオマージュ
にも感じます。ほかにもオマージュしたシーンもあるかもしれませんね。
クリストフの歌がいらない!
『アナ雪2』のクリストフの歌がいらないと言われる主な理由は、
長いから
です!恋の迷い子は、なんと
3分36分
もある曲。アナへの思いを延々と歌い続けるだけで、歌いながらストーリーが進むというわけではありません。真面目に苦悩しているクリストフが表現されているシーンなので、ちょっと笑っちゃうシーンでもあります。
アナ雪2はちょっと作風は中二病期に入るけど面白いのでオススメですし全員クリストフの妙に長いクソMVを見てください
— Mikako (@Mkk0025) August 13, 2021
「アナと雪の女王」を見返そうウィーク
— ば す (@moon_bingbong) November 28, 2023
クリストフの歌が長い!可愛いけどさ!彼のMVに3分使う映画() pic.twitter.com/Gof1KZAR42
アナ雪2見てきた!常に国のことを考えて勇敢で優しいエルサはヒーローだなあと思ったし、オラフの可愛さと愛嬌がパワーアップしてた。あと、前作よりミュージカル要素が多くてクリストフのソロパートは笑ってしまった…(しかも割と長い) pic.twitter.com/WPs9qdjVD8
— マーブル (@maaarbleee) December 1, 2019
このように、『アナ雪2』のクリストフの歌はいらないと言う人も、怒っているというわけではなくて、いらないよ(笑)くらいの軽い意見ばかり。クリストフがふざけているわけではなく、真剣に苦悩していることが伝わるからこそ笑っちゃうシーンなのです。
『アナ雪2』のクリストフが気持ち悪い!
J-COMのオンデマンドに『アナと雪の女王2』が先行配信されてたからDVD待ちきれずつい買っちまった💦
— うーも1102 (@Qspx1l1U3UlhZ3z) April 22, 2020
今クリストフの『恋の迷い子』聴いてるとこ♥️ pic.twitter.com/PGihe6oeN2
『アナ雪2』クリストフがアナに対する思いを歌っているシーンでは、クリストフが気持ち悪いという意見もあるようです。というのも、クリストフが
あまりにもプロポーズのことばかり考えているから
のようです。
クリストフが歌っている時、アレンデール王国には危機が迫っていました。王国からは火と水が消え、風と大地の揺れ、王国の人々は不安な中にいたのです。そんな状況なのに、プロポーズのことばかり考えているクリストフに対し、気持ち悪いと思ってしまうのは仕方のないことなのかもしれません。
アナにとってみても、自分の母国が危機にあるのに、結婚とか考えられる状況ではありませんよね。もともと周囲を気にしないようなクリストフだから、仕方ないのかもしれません。
まとめ
今回は、『アナと雪の女王2』のクリストフの歌について調べてみました。『アナ雪2』のクリストフの歌とは、「恋の迷い子」という曲で、プロポーズを決意したクリストフがアナを思い苦悩する曲です。
調べたところ「恋の迷い子」には元ネタはないようです。ただ、80年代の男性バラードMVをイメージして作られたため、QUEENの「ボヘミアン・ラプソディー」を思わせるシーンなどがあり、かなり当時の男性バラードMVを研究して作られているとわかりました。
また、この延々とアナへの思いを歌う「恋の迷い子」は3分37秒もあります。あまりに長すぎるため、『アナ雪2』のクリストフの歌はいらないという意見があることもわかりました。
アレンデール王国の危機が迫る中、プロポーズのことばかりになっているクリストフ。プロポーズ相手の状況も顧みない『アナ雪2』のクリストフに気持ち悪いと感じてしまう人もいるようです。クリストフとしてはそれだけ真剣に結婚を考えているのですが、確かに冷静になってほしいと思ってしまうシーンですね。
2026年にはアナ雪3の公開も決まりました。もしかしたら新たなクリストフの名シーンも生まれるかもしれませんね。今後のアナとクリストフの二人の関係も楽しみです。