時をかける少女で真琴のカウンターはなぜ一回増えた?

細田守監督によって手がけられた映画「時をかける少女」は、今では夏の定番作品ですよね。

過去へタイムリープすることができるSF青春ストーリーと斬新さや意外な結末は、多くの人が魅了されました。しかし、映画内で真琴(まこと)のカウンターに関する不可解な点がありますよね。

そこで今回は

  • なぜ真琴のカウンターが一回増えたのか

について考察していきます。


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この記事の監修者
つくつく

映画鑑賞は年間100本以上映画ブログ運営4年

中学生の頃に『スターウォーズ』に感動して以降、
映画の沼にハマり続けて20年。
結婚・出産後も年間100本は必ず鑑賞中。
Filmarksアカウントにも鑑賞レビューを掲載中。

目次

真琴のカウンターが一回増えた理由

結論から言うと、

千昭がタイムリープしたことによって
真琴がタイムリープを使い切る前の時間まで戻った

からです。

少し整理していきましょう。

【考察】カウンターが一回増えたのはなぜ?

真琴のカウンターがゼロになるまで

友人の功介から真琴に「自転車借りるよ。」というメールが入ります。しかし、その自転車は当初、真琴が乗っていた途中でブレーキが効かなくなり、電車に轢かれてしまう運命にあったものなのです。

これは映画冒頭のシーンで、真琴がタイムリープするきっかけとなった出来事でしたね。

真琴は功介が自転車に乗って轢かれてしまうと思い、必死になって功介を探しますが、自転車に乗った彼の姿は見当たらず一安心。

ところがその時、千昭(ちあき)から電話がかかってきます。そして「お前、タイムリープしてね?」と思いもよらない内容に動揺した真琴は最後のタイムリープを使い、千昭のこの発言がされる前に戻るのです。

つまり、この時点で真琴がタイムリープできる回数はゼロ。もう過去に戻れない状態でした。

真琴のカウンターが1回増えるロジック

しかし今度は、さっきまでいなかったはずの功介と果穂が自転車に乗って、真琴のそばを通りすぎ電車に轢かかれそうになってしまいます。

タイムリープの回数がゼロになってしまった真琴はただ2人の無事を願うことしかできません。しかし、そこで時は止まり、目の前に千昭が現れます。

なんと千昭は未来人で、功介たちの事故の前にタイムリープしたのです。

真琴が最後のタイムリープを使ったのは事故の少し前のため、その時間よりも前にタイムリープしたことでカウンターが再び1に戻ったということになります。

ややこしいですね…(◎_◎;)

要するに、

真琴のカウンターはゼロになっていて過去に戻れなかったのですが、その代わり千昭が功介たちを助けるために、タイムリープしました。そして、

千昭がタイムリープして戻ったタイミングが、
真琴が最後の1回を使うさらに前、
つまり真琴のカウンターが1回残っている過去だったので、
真琴のカウンターが一回増えたように見えた

というわけです。

それでも、まだややこしいですね(^^; 映画の中ではあまり詳しく説明されずに流されたので、少し冷静になって考えて見ると、わりとすんなり理解できます。

過去を戻せたらいいなと思うことは、生きている中で一度は思ったことがあるのではないでしょうか?

それでもこの作品を見ると、時間を戻すよりも、今を一生懸命生きて、人に伝えたいことがあるなら伝えておかないといけないな、と思わせてくれます。


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まとめ

ここまで、映画「時をかける少女」の真琴のカウンターがなぜ一回増えたのかの理由について考察してきました。

結論として

  • 真琴のカウンターが一回増えた理由は、
    千昭が真琴のカウンターが1回ある過去にタイムリープしたから

ということがわかりました。

このように、タイムリープがテーマとなった物語のため、時間軸が少し複雑ですよね。

時間は無限ではないということを改めて実感させてくれるような作品なので、是非見てみてくださいね♪

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