時をかける少女(アニメ)のあらすじをネタバレ解説!最後の結末と感想がヤバい!

アニメ映画『時をかける少女』のあらすじをネタバレありで徹底解説しますよ!

時間を巻き戻す能力を手に入れた少女の夏の青春が魅力の本作は、何度観ても楽しめます。

今回は、最後の結末まで、感想も一緒にわかりやすくしっかり解説しますよ~♪

目次

アニメ映画『時をかける少女』作品情報

『時をかける少女』(アニメ映画)基本情報

『時をかける少女』(アニメ映画)の基本情報を押さえていきましょう。

  • 作品名:時をかける少女
  • 公開日: 2006年7月15日
  • 上映時間:98分
  • 監督:細田守
  • 脚本:奥寺佐渡子
  • キャスト:仲里依紗、石田卓也、板倉光隆、原沙知絵、ほか

角川ヘラルド映画から公開された日本のSFアニメ映画で、筒井康隆の同名小説を原作としています。各国の映画祭などで多くの賞を受賞するなど、高い評価を受けました。

『時をかける少女』のあらすじ(簡単に・ネタバレなし)

高校2年生の紺野真琴は、理科実験室に落ちていたクルミのような物体をうっかり割ってしまったことがきっかけとなり、時間を飛び越えて過去に戻る力「タイムリープ」を手に入れます

真琴は「タイムリープ」の力を自分の欲望を満たすために、些細なことにも使い始めます。しかし、そのことが原因で少しづつ日常にひずみがうまれていることに、真琴は気が付いていませんでした。

千昭が真琴に「俺とつきあえば?」と告げるまでは、何気ない日常を思う存分満喫し 何があってもまた戻ればいい、何回でもリセットができると、そんな楽しい毎日が続くはずでした。

「タイムリープ」を繰り返し、残り回数が底をついたとき、真琴は自分にとって一番大事なかけがえのない時間がそこにあったことに気づくのでした。

『時をかける少女』(アニメ)のあらすじ内容を詳しくネタバレ解説!

タイムリープ

やりたいことが見つからず自身の進路すら決まらない女子高生の真琴は、転校生であり不良気質の千昭、そして秀才の功介の3人でいつも野球をしたりと高校生活を一緒に過ごしていました

7月13日、真琴は小テストが抜き打ちで行われたり、調理実習で大きな失敗をしたり、中庭で戯れる男子学生に巻き込まれたりするなど、その日一日はいつも以上に運が悪いと感じます。

放課後、日直の仕事のため理科室を訪れた真琴は準備室での物音が気になり準備室に入ります。誰かの動く音に怯え転倒した真琴は落ちていた胡桃のような物体を肘で割ってしまいました

その後、真琴は母からのお使いで絵画の修復師である叔母の働く博物館へと向かいます。ところが坂道で真琴の乗る自転車のブレーキが壊れ、電車の迫る踏切に投げ出されてしまいます。

電車に撥ねられた次の瞬間、真琴の時間は巻き戻り、真琴を撥ねたはずの電車は目の前を何事もなかったかのように通り過ぎたのでした。

叔母の和子に起きたことの話をすると、和子は真琴に起きた現象を不可逆な時間を真琴だけが移動した「タイムリープ」であると言います。

千昭の告白

腑に落ちない真琴は河川敷で、自転車が壊れた時のようにその身を川に投げ出すと、前日である7月12日に戻ることに成功。

再度の7月13日、その日に起きることを網羅している真琴は抜き打ちの小テストを満点で突破。調理実習の失敗を同級生の高瀬になすりつけるなど、その日を順調に進めます。

その後も真琴はカラオケの時間を伸ばすためや、一昨日の鉄板焼きを再度食べるためにタイムリープの能力を使い始めます。

真琴は和子にタイムリープを使い青春を謳歌してることを話すと、和子に「あなたが良い思いをしている分、悪い思いしてる人もいるのでは?」と問われます。しかし「どうせリセット出来る」と真琴は深く考えることはしませんでした。

ある日の放課後、功介がボランティア部の後輩の果穂から告白されますが、あることを理由に断ります。

その話しで功介と盛り上がった帰り道、千昭と2人きりなった真琴は告白を受けます。しかし、「ずっと3人で居たい」と言う思いとの葛藤で答えを出すことができない真琴は、タイムリープで千昭の告白を無かったことにしました。

千昭の告白を無かったことにした真琴は、複雑な思いを抱えます。そしてその日以降、千昭を意識的に避け始めます。

変化した未来に納得がいかない真琴

真琴に調理実習の失敗をなすりつけられた高瀬は、それを契機に同級生にいじめを受けていました。遂に耐え切れなくなった高瀬は、いじめっ子たちに消火器を噴射し復讐していました。

その様子に割って入った真琴は高瀬に逆恨みされ、消火器を投げつけられます。真琴を守ろうとした千昭が負傷するのを避けるため、真琴はタイムリープし千昭を突き飛ばします。ところが代わりに近くにいた真琴の親友の友梨が負傷してしまいます。

友梨は長く千昭のことが好きであり、その件をきっかけに2人は付き合い始めます。千昭が自分のことを好きだと告白したことがあるにも関わらず友梨と付き合い始めたことに、真琴は複雑な気持ちを隠せません。

その日の夜、真琴は腕に「90」と言う数字が刻まれていることに気づきます。

千昭が友梨と付き合うようになり、前のように3人で会う時間は無くなりました。そのことを和子に話すと、自身の手掛けていた絵画の修復を終えた和子は「功介と付き合って駄目ならタイムリープしてなかったことにすれば良い」と言います。

人の心情を弄ぶことはできないと言う真琴に対し和子は「今まで散々タイムリープして好き勝手して来たでしょ」と指摘しました。

千昭にタイムリープを疑われる

後輩の果穂から功介が告白を断った理由が、自分のタイムリープによる改変にあったことを知った真琴は7月13日に戻り、功介と果穂を事故的に出会わせることに成功。

しかし、腕の数値が「10」に減っており、さらにその数値には底線が引かれており実際の数値が「01」であることも分かります

メールで功介から果穂に告白され付き合い始めたことと自転車を借りることの報告を受けた真琴は、その日が自転車のブレーキが壊れた日であることを思い出し、居ても立っても居られず自身が電車に撥ねられた踏切へと走りました。

電車は何事もなく過ぎ去り、安堵した真琴は千昭からの電話でタイムリープしていることを疑われます。「タイムリープ」と言う言葉を使い追及されたことに焦った真琴は、時間を巻き戻し千昭の質問を無かったことにしました。

腕の数値が「00」になりこの数値がタイムリープ出来る残数であったことに落胆する真琴の横を功介と果穂の乗る自転車が通り過ぎていきます

自身が電車に撥ねられた時と同時刻であることを悟った真琴は、必死に自転車を追いかけます。ブレーキの壊れた自転車は止まることなく、2人が電車に向かって投げ出されていく様子を泣き叫びながら見ることしか出来ませんでした

未来から来た千昭

次の瞬間、真琴以外の時間が静止し動揺する真琴の前に千昭が壊れた自転車を持ち現れます。そして自身が未来から来た人間であることを自白し始めます

千昭の居た時間ではタイムリープする技術が開発されており、胡桃のような装置を破壊することで身体に能力がチャージされ誰でも利用することが可能でした

千昭はその装置を学校内で落としてしまい、真琴がチャージするきっかけを作ってしまったと話します。

千昭がタイムリープしてきた理由は1枚の絵画を見るためでした。その絵は和子が修復しているもので、現在にしか存在しないものでした。どうしても絵画を一目見たく、千昭はこの時代にタイムリープしたのです。

しかし、元の時代に帰るために残しておいた最後のタイムリープを功介を救うために使ってしまい、元の時代に戻れなくなってしまいました

千昭は真琴や功介と居る時間が楽しくて長居してしまったと語ります。真琴は絵画の修復がもう少しで終わることを伝え、どこかに行こうとする千昭を引き留めます。

しかし、千昭は「過去の住人にタイムリープの存在を教えてはならない」と言う禁忌を犯したため姿を消すと真琴に告げます。すると時間が動き出し、千昭は目の前から消えていました。

『時をかける少女』(アニメ)の最後と結末

千昭、未来に帰る

翌日千昭は学校を退学し、校内では様々な憶測が流れます。事情を知らない功介が千昭は真琴のことが好きだったと話すと、真琴は自分が千昭の告白を無かったことにしたことを強く後悔します。

落ち込む真琴を見る和子は、高校時代に好きだった相手と遠く離れ今も自分は待ち続けているが、真琴は自らその人のもとに駆け寄っていく行くタイプだと元気付けます。

夜、真琴がタイムリープを利用した狭間の時間を千昭が巻き戻したことで真琴のタイムリープ回数が1回増えたことに気づいた真琴は、千昭がタイムリープを利用する前の時間に戻れば彼のタイムリープの残数を戻すことが出来ると考えます

7月13日に戻った真琴は友梨に千昭のことが好きだとはっきりと告げると、友梨は千昭を準備室付近で見たと話し後を追うようにと真琴を笑顔で見送ります。

功介と会った真琴は遠くから功介を見つめる果穂を野球に誘うように功介に言うと、自転車を使ったら罰金を取ると忠告し千昭のもとへと走ります。

野球グラウンドで千昭と会った真琴は千昭がリストバンドに隠している数値が「01」に戻っていることに安堵し、状況が飲み込めない千昭にこれまでのことを全て話します。真琴は千昭の見たかった絵画を千昭の時代でも見れるように守ると約束します。

真琴は思いを伝えられずに、去っていった千昭を泣いて見送ります。すると千昭が戻ってきて「未来で待ってる」と真琴に伝えます。真琴は「すぐ行く、走って行く」と答えると千昭は去って行きました。

翌日、留学のための退学と言う建前で学校を辞めた千昭に功介は憤ります。真琴は千昭は「やりたいことを見つけたんだ」と話すと自身もやりたいことを見つけたと言います。野球には果穂や果穂の友達も加わっていました。

『時をかける少女』(アニメ)感想まとめ

映画『時をかける少女』の感想をまとめました!

夏になると見たくなります!
タイムリープしてるんじゃないかってくらい繰り返し見てる気がします!

夏が来たから千昭が恋しくなる季節!
大人になっても何回観てもいい作品です!

男の煩悩をくすぐる映画!
観賞後に爽快感を感じますし、素直に泣けます!

まとめ

映画『時をかける少女』のあらすじを、ネタバレあり(詳しく)とネタバレなし(簡単)で解説してきました!

最後の結末までご紹介してきましたが、夏になると見たくなってしまう青春を思い出す映画でしたね♪

何度も見たくなってしまう映画です!

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