スタジオジブリの名作『もののけ姫』は、自然と人間の対立をテーマに描かれた壮大な物語です。
その中でも特に印象的なのが、エボシ御前がシシ神を狙ったシーン。
「なぜ彼女は自然の象徴であるシシ神を敵に回したのか?」と疑問に思った方も多いはずです。
この記事では 「もののけ姫のエボシはなぜシシ神を狙った?」 という疑問に応え、エボシの目的や考えをわかりやすく解説し、作品全体のテーマにも迫ります!
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Filmarksアカウントにも鑑賞レビューを掲載中。
エボシがシシ神を狙った理由に関する考察結果
「もののけ姫」制作にあたって宮﨑駿監督が書いたエボシの設定のメモには、こんな記述があります。
— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) July 21, 2023
“海外に売られ、倭寇の頭目の妻となり、頭角を現し、ついに頭目を殺し、その金品を持って自分の故郷に戻ってきた”
こんな過去を生き抜いてきたからこそ、今の勇ましいエボシがいるんですね😌。👉続く pic.twitter.com/UcKNFybaQd
1. タタラ場(鋳造所)を守り発展させるため
もののけ姫の推しは、タタラ場でアシタカが横に来た時に胸元を隠す女の人なんだけど、相互さんじゃないのでリプはガマンした pic.twitter.com/ErviYtVMtc
— おQQ (@jk15mdmskd) September 30, 2024
エボシ御前が最も大切にしていたのは、彼女が率いる「タタラ場」でした。
そこでは砂鉄を用いた鉄の生産が行われ、人々の生活基盤となっています。
エボシは、
- 病に苦しむ人々
- 社会から差別を受けてきた女性
- 生き場を失った者たち
を受け入れ、彼らに働き口と居場所を与えていました。
つまりタタラ場は、弱者の希望の拠点だったのです。
しかし、
その周囲はシシ神が守る森。鉄を作るには砂鉄採掘が欠かせず、必然的に森を削ることになります。
森の守護者であるシシ神は、タタラ場の発展にとって大きな障害でした。
エボシにとって「住民を守る」ことは最優先であり、シシ神を倒すのは避けられない選択だったといえます。
2. 師匠連との約束と「不老不死の力」への期待
もののけ姫はこのジコ坊ってのが天皇の命を受けて不老不死の力があるというシシ神の首を獲ろうとエボシをそそのかした話だったのか…(今更知った)
— 加藤健 (@katou_ken) July 21, 2023
小さい頃は台詞とかなんとなくでしか楽しんでなかったって改めてわかるなw pic.twitter.com/K7W81F8Iu3
物語では、僧侶ジコ坊が「師匠連」という組織から命を受けてシシ神の首を狙っています。
その首には「不老不死の力」や「病を癒す力」があると信じられており、エボシは彼らと協力することでシシ神討伐を実行しました。
エボシ自身も、その力に希望を見出していた可能性があります。
病や障害を抱える仲間を救いたい、タタラ場をより強固にしたい――そうした思いが彼女を突き動かしていたのです。
ただの破壊衝動ではなく、現実的な理由と「人を救いたい」という願いがそこにはありました。
3. 自らの理想郷=国を築く意志
「もののけ姫」のエボシ御前は、女達を助けるだけでなく、ハンセン病患者の人たちを、タタラ場で唯一人人として扱い、技能集団として育て上げたというその人柄に惚れる。 pic.twitter.com/GJjmtMCbLI
— Bavariya 🐰✂ (@BavariyaHonpo11) March 27, 2016
エボシはタタラ場をただの工場としてではなく、「理想の国」として築こうとしていました。
そこでは男女差別なく、弱者も受け入れられる社会が形作られています。彼女は文明の力によって新しい社会を切り開こうとしていたのです。
そのためには、自然の制約を打破する必要がありました。
シシ神は自然の象徴であり、その存在を乗り越えなければ人間の国は完成しない――エボシはそう信じていたのでしょう。
文明の発展を優先する彼女の思想が、シシ神を狙う理由に直結していました。
エボシに関する関連する考察結果
エボシ御前 『もののけ姫』
— 中村宏平 (@k0hei_nakamura) June 24, 2022
工房集落タタラ場をまとめ上げる指導者。
冷徹な統率力を発揮しつつ、行き場をなくした人たちを受け入れる度量も併せ持つ。
近代人代表として作中では様々に暗躍するが、その信念と佇まいからファンは非常に多い。
かくいう私もその1人🙋♂️
タタラ場で暮らしたいです🐶 pic.twitter.com/Lj1SC37F5r
エボシは本当に悪役なのか?
「もののけ姫」より
— ターベ/箕理 田米李(みり たべり) (@taabe981) September 5, 2020
エボシ御前
「冷酷さ」と「優しさ」、正反対の面を両立させているリーダー。劇中では悪役の面の強い彼女ですが、タタラ場の皆んなの事を考えや呪いを受けた者達を受け入れるその器の大きさが凄い人。 pic.twitter.com/tn3JrsEHLN
エボシ御前は「敵役」として描かれることが多いものの、単純に悪と断じることはできません。
彼女は森を破壊する一方で、弱者を守り、理想社会を築こうとしていました。
その姿はむしろ「人間らしい矛盾」を体現していると言えます。
善悪の二元論を超えた存在であることが、彼女の魅力の一つです。
シシ神の首を狙うことが象徴するもの
シシ神は、鹿がモデルです。
— ジブリのせかい【非公式ファンサイト】 (@ghibli_world) December 23, 2022
宮崎駿監督が『もののけ姫』の構想を練っている時期に、社員旅行で訪れた奈良公園で鹿を見て、モチーフにすることに決めたそうです。
神道では鹿が神の使いのため、宮崎監督の中で結びついたのではないかと思われます。https://t.co/jLaCRHf6o6 pic.twitter.com/MNhPIEr1xU
エボシがシシ神の首を狙った行為は、文明が自然を支配しようとする人間の傲慢さを象徴しています。
しかし同時に「生きるためには必要な行動」とも受け取れる点が興味深いところです。
宮崎駿監督はこの相反するテーマを描き、人間と自然の関係性を深く問いかけました。
サンやアシタカとの対比
【駒場祭演奏会まであと1日✨】
— 東京大学ブラスアカデミー(学内吹奏楽サークル) (@brassacademy) November 23, 2023
曲紹介④「もののけ姫」セレクション
本演奏会のメインを飾るのは「もののけ姫」の音楽です!今回は劇中曲の中から、「アシタカせっ記」、「タタリ神」、「アシタカとサン」をお送りします。映画で描かれる雄大な自然を ダイナミックな吹奏楽のサウンドで表現します🔥 pic.twitter.com/mmZe1g94U3
物語を通して浮かび上がるのは、登場人物たちの立場の違いです。
- サン=自然と共に生きる存在
- アシタカ=自然と人間の共存を模索する存在
- エボシ=人間の未来と発展を優先する存在
この三者の思想が交錯することで、『もののけ姫』は単なる勧善懲悪の物語ではなく、奥深いドラマへと昇華しています。
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まとめ
もののけ姫で一番好きなキャラクター…エボシ様☺️…の一番カッコいいと思うシーン😆🎂🎉#金曜ロードショー#もののけ姫 pic.twitter.com/TtdBNQeAta
— shoei🏴☠️🎂 (@dHyi0118) August 29, 2025
エボシ御前がシシ神を狙った理由は、決して単純なものではありません。そこには複数の動機が絡み合っていました。
- タタラ場を守り発展させるため
- 不老不死や治癒の力を利用するため
- 理想社会=新しい国を築くため
エボシは悪役ではなく、人間社会を生き抜くために強く非情にならざるを得なかったリーダーです。
彼女を通して浮き彫りになるのは、「自然と文明の対立」と「共存の難しさ」。
『もののけ姫』において正義や悪は一面的ではなく、それぞれの信念がぶつかり合っています。
エボシの目的を理解することで、この名作が投げかけるメッセージをより深く味わえるでしょう!
個人的にも、エボシ御前は「悪」ではなく「人間の業」を象徴する存在だと感じます。
彼女の行動をどう捉えるかは観る人次第ですが、その複雑さこそが『もののけ姫』を不朽の名作にしているのだと思います!