プリンセスと魔法のキスが人気ないのはなぜ?海外では人気な理由!

プリンセスと魔法のキス 人気ない なぜ 海外 人気 理由

みなさんはディズニー映画『プリンセスと魔法のキス』をご覧になったことはあるでしょうか?

数多くあるディズニー映画の中で本作は世界的に高評価を受けながら、日本での知名度が低い作品です。

そこで今回は、

  • 『プリンセスと魔法のキス』が日本で人気がない理由は?
  • 『プリンセスと魔法のキス』が海外で人気がある理由は?

について解説していこうと思います。

ネタバレを含みますのでご注意ください。

目次

『プリンセスと魔法のキス』が日本で人気がない理由は?

『プリンセスと魔法のキス』は日本で知名度が低く、この記事をご覧になっていただいてもストーリーを知らないという方が多いかもしれません。

そこで、簡単なあらすじを紹介したいと思います。

『プリンセスの魔法のキス』簡略版あらすじ

主人公ティアナは料理が大好きな女の子で、いつの日か自分のお店を開く夢を持っています。

そんなある日、舞踏会に出席したティアナは、カエルの姿になってしまった王子様に出会いました

『プリンセスとのキスで人間に戻れる』ことを知っていた王子様は、ティアナをプリンセスだと思い、キスをしたのです 。

しかし、ティアナはプリンセスではないので、ティアナもカエルに姿を変えてしまいました。

カエルになったティアナと王子様は、お互いに惹かれ合っていくのです。

そしてカエルのまま結婚式を挙げたところ、2人は人間に戻ることができ、夢だった自分の店を開くことができました。

ティアナは王子様と結婚したことでプリンセスになり、王子様の魔法が溶けたという解釈で間違いはないでしょう。

それでは簡単なあらすじを理解したところで、日本で人気がない理由に迫っていきたいと思います。

日本で人気がない理由①黒人初のプリンセス

『プリンセスと魔法のキス』の主人公ティアナは、ディズニー映画初の黒人プリンセス

です。

日本で有名なプリンセスと言えば、シンデレラや白雪姫、近年ではアナと雪の女王が爆発的にヒットし、プリンセスの代表格となりました。

プリンセス=白人というイメージが強い日本で、黒人のプリンセスは親しみにくい

と感じた方が多いため、日本で人気が出ないのかもしれません。

しかし今後、黒人のプリンセスが描かれる作品が増え、ヒット作が生まれれば、日本人にも黒人のプリンセスは定着していくと期待できます。

世界では人種の多様性、ジェンダーレスという考え方が浸透しつつあるので、日本でももっともっと多様性が一般的になって欲しいですね。

日本で人気がない理由②カエルという姿に抵抗がある

ディズニー映画は大人も子供も楽しめる作品が多いですが、ストーリーの面白さはもちろんのこと『美しいプリンセス』を求める人が最も多いと考えられます。

しかし、『プリンセスと魔法のキス』は主人公ティアナと王子様が、ほぼカエルの姿で物語が進んでいきます。

物語重視派だったら主人公がどんな姿をしていようと気にしないと思いますが、『美しいプリンセス』を求める子供たちは主人公がカエルの姿だと抵抗感を感じてしまうのではないでしょうか。

こればっかりは仕方のないことですが、物語が面白いので敬遠されてしまうのは残念ですよね。

そして『そもそもカエルが好きではない』という声も意外に多く、ヒットしなかった要因のひとつかもしれません。

日本で人気がない理由③原作と物語の舞台に馴染みがない

『プリンセスと魔法のキス』の原作は『カエルになったお姫様』という小説で、作者はアメリカ人作家のE.Dベイカーさんです。

超有名なシンデレラ、白雪姫、人魚姫などに比べると知らない人が多数なのではないでしょうか。

そして物語の舞台がアメリカの南部に位置するニューオーリンズ州で、これも日本人には馴染みが薄い地域です。

ヨーロッパのお城が舞台でないとピンとこない人が多かったのかもしれません。

日本で人気がない理由④2D作品

『プリンセスと魔法のキス』は、CGを使っていない作品で全編手書きです。

1990年以降、CG技術の進歩により映像のリアルさが増し、映像が素晴らしい映画が増えました。

ディズニー側もCGを駆使した作品を多く手掛けていますが、今作では2D技術を残していくため、あえてCGを使わなかったのです。

CGに慣れてしまった現代人ですが、逆に手描きの優しい雰囲気に癒される人が多いかもしれません。

『プリンセスと魔法のキス』が海外で人気がある理由は?

『プリンセスと魔法のキス』は日本で人気がない理由を解説してきましたが、海外では日本とは逆でとても人気です。

なぜ海外で人気があるのか、理由を説明していきます。

海外で人気な理由①ティアナの生い立ち

ディズニーのプリンセスというと、生まれながらの貴族だったり王族だったりという生い立ちが多く見られます。

しかし、

『プリンセスと魔法のキス』のティアナは、生まれは一般家庭で職業はウエイトレスです。

そういった普通の部分に海外の人々は共感しているのかもしれません。

ティアナのような普通の女の子が、最終的にプリンセスになるのは夢がある物語ですよね。

海外で人気な理由②見た目で判断しない

ティアナは王子様と初めて出会った時、王子様はカエルの姿をしていました。

しかし、

ティアナはカエルの姿の王子様に対し、出会った時は気が合わなかったものの、様々な体験を経て愛情を抱いていきます。

よくある一目惚れでないところ、そしてカエルの姿しか知らない王子様を好きになるところが共感を得るのかもしれません。

見た目で判断してはいけないと子供に注意したことがあるという親御さんはたくさんいるはずです。

この作品を親子そろって鑑賞するだけで、大切なことを学べるのかもしれません。

海外で人気な理由③初の黒人のプリンセス

日本での人気のない理由のひとつに『初の黒人プリンセス』を挙げましたが、海外ではこれが逆に人気を得た理由なのではないでしょうか。

アメリカでは歴史の中で『人種差別問題』が長らくはびこってきました。

時代は進み、人種差別撤廃の動きが盛んになったことで、『人種なんて関係ない』という考えの人々が増加していきます。

アメリカ初の黒人大統領となったバラク・オバマさんも人種を超えて人気を集めましたし、海外の人々は『ディズニー初の黒人プリンセス』を待ちわびていたのかもしれません。

\『プリンセスと魔法のキス』/
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まとめ

『プリンセスと魔法のキス』が日本で人気がない理由、逆に海外で人気な理由を解説してきました。

日本で人気がない理由は、

  • 日本では黒人初のプリンセスは親しみがなかった
  • 主人公がカエルの姿なのに抵抗があった
  • 原作と物語の舞台が馴染まなかった
  • 2D作品

海外で人気な理由は、

  • 一般家庭出身のティアナに共感した
  • ティアナは見た目で判断しない
  • 黒人初のプリンセス

ということになります。

プリンセスのイメージが偏ってしまったことで日本ではヒットしなかった『プリンセスと魔法のキス』ですが、ストーリーや登場人物はとても魅力的な映画なので、みなさんもぜひご覧になってみてはいかがでしょうか。

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