スタジオジブリの代表作のひとつ『風の谷のナウシカ』。
腐海が広がっていく世界で生きているナウシカの正体について、一体何なのか調べてみないとわかりませんよね。
漫画版ではしっかりと説明があり、ナウシカの正体が判明しています。
そこで今回は、
- ナウシカの正体は?
- 漫画版『風の谷のナウシカ』でナウシカは人造人間?
- 漫画版『風の谷のナウシカ』ナウシカが人造人間という理由は?
について詳しく解説していこうと思います。
ネタバレを含みますのでお気をつけ下さい。
『風の谷のナウシカ』ナウシカの正体は?
久しぶりに
— めい子🪙 (@ABKOUMUIN) June 21, 2023
風の谷のナウシカの登場人物がつけるようなマスクしてる人見た。
マスクしない人が増えた分、感染対策をしたい人はそりゃいるよね… pic.twitter.com/u6r1hgezdG
ナウシカと腐海の秘密
『風の谷のナウシカ』の世界に広がる腐海で、人間たちはマスクなしで生きていくことはできません。
腐海の植物から出る瘴気は人々を死に至らしめるもので、腐海に入る時は必ずマスクをしていました。
しかし、
腐海=毒という考え方にナウシカの正体の秘密があったのです。
ナウシカたち新人類は汚染された世界で生きている
「風の谷のナウシカ」腐海カット完成しました!
— Granicoph (@granicoph) September 9, 2020
暗くおどろおどろしい雰囲気の中、腐海の美しさ、蟲たちの生命を感じてもらえたら幸いです!
よろしくお願いします!#sketchfab #nausicaa #腐海 #Ghibli #ジブリ #ナウシカhttps://t.co/a9Y9eHWDaz pic.twitter.com/kAydWOqo3s
腐海を作り出したのは、計画的に『火の七日間』戦争を起こし、世界を焼き尽くした旧人類です。
旧人類たちは、汚染された世界の浄化装置として腐海を作り出し、腐海の植物たちは汚染された空気を取り込み、浄化された空気を排出しています。
そうして腐海は汚染された場所を綺麗な状態へ戻す役割を担っていたのです。
ということは、ナウシカたち新人類に対して『?』が浮かびますよね。
実はナウシカの正体は、汚染された世界でないと生きられない人間だったのです。
汚染された空気や場所でないと生きられず、腐海が生み出す浄化した空気と場所に不適合。
考えると恐ろしいですよね。
なぜナウシカたちが汚染された世界でしか生きられないのかは、次で解説していきます。
漫画版『風の谷のナウシカ』でナウシカは人造人間?
何ヶ月ぶりかの映画館、風の谷のナウシカ見た。ナウシカが人造人間、そんなの都市伝説だろうと思ったら、あらホントにそうなのね。 pic.twitter.com/fXvwxYJPpw
— tadashi (@goldbug3) July 2, 2020
映画版『風の谷のナウシカ』ではわからなかった部分が、漫画版『風の谷のナウシカ』では詳しく描かれています。
先ほど、汚染された世界でしかナウシカたちは生きられないと説明しましたが、
ナウシカたち新人類は、文明を持つ旧人類の手で汚染された世界で生きられるように改良を加えられていたのです。
人間が人間に改良を加えたら人造人間ということになりますし、結構衝撃的な事実だと思いませんか?
汚染されたのは腐海だと思っていたのに、実はナウシカたちの住む風の谷が汚染されていたなんて。
『風の谷のナウシカ』が問題作と言われる所以が理解できます。
懸命に世界を救おうとしていたナウシカの行動を思うと、悲しくてやりきれない気持ちになってきてしまいます。
しかし、なぜ旧人類はナウシカたちを人造人間にしたのでしょうか?
漫画版『風の谷のナウシカ』ナウシカが人造人間という理由は?
【にゃんこニュース】
— ケンミンすげぇぇ。 (@NyNcNw) October 4, 2014
「風の谷のナウシカの舞台は火星だった?」この都市伝説を深く掘り下げて考察してみた ⇒
証拠がいっぱいあるんだね! pic.twitter.com/mbpC6MgMm2
ナウシカが人造人間である理由
ナウシカたちが人造人間というのには理由があり、
腐海による世界の浄化が終わった時、高度な文明を持つ旧人類や動物たちを蘇らせる役目があったからです。
旧人類たちは、新人類が平和を好むか争いを好むかわからなかったので、腐海による浄化が終わり綺麗な世界になった時は絶滅するように設計しました。
その時点でなんてひどいことをするのだろうと思ってしまいますよね。
どんなに改良を加えても、必ず『ほころび』が出てくるのは間違いありません。
新人類が滅びて、平和を好む旧人類が蘇ったとしても、その中に必ず変異が見られるのではと思います。
もし自分が人造人間だったとしたら?
『風の谷のナウシカ』は、宮崎駿自身が描いた原作マンガがあります。映画よりも更に世界観が掘り下げられていて、ナウシカ達が真相に迫っていく過程がメッッッッチャ面白い傑作中の傑作です。ぜひ読んでください。 pic.twitter.com/lZIPKRerOz
— タカノンノ (@takanonnotakano) December 25, 2020
宮崎駿監督は、原作漫画『風の谷のナウシカ』を圧倒するような世界観で描いています。
『風の谷のナウシカ』を深く調べていくと、映画を見ただけではわからないことを知ることができました。
漫画『風の谷のナウシカ』で、ナウシカは自分たちが人造人間だったことに気づきますが、
もし自分がナウシカの立場だったとしたら、どんな行動を取るのか?
世界が争う中、自分に何ができるのか?
こういった観点で原作漫画、映画『風の谷のナウシカ』を見てみることをお勧めします。
私たちが生きる世界と紙一重かもしれませんし、『風の谷のナウシカ』は人類の未来なのかもしれません。
まとめ
宮崎駿監督は『風の谷のナウシカ』で引退を考えていたhttps://t.co/gtAxGSYBpwpic.twitter.com/Dh9v3KqkLt
— ジブリのせかい【非公式ファンサイト】 (@ghibli_world) June 11, 2023
『風の谷のナウシカ』について、ナウシカの正体や人造人間ということを解説してきました。
解説のまとめとすると、
- ナウシカたち新人類は汚染された世界でないと生きることができない
- 文明を持つ旧人類は、新人類が汚染世界で生きられるよう人造人間にしていた
- 新人類は旧人類と動物たちを蘇らせて絶滅するように設計されていた
ということになります。
色々と恐ろしい事実が原作漫画では描かれていましたね。
原作漫画の内容を理解して、映画『風の谷のナウシカ』をもう一度見てみようと思いました。