映画「そしてバトンは渡された」の梨花は、映画の終盤に病気であることが明かされます。
劇中での梨花は、目的のために手段は選ばない性格で、「それってどうなの?」と思った方も多かったかもしれません。
そこで今回は、
- そしてバトンは渡されたの梨花は何の病気だった?
- そしてバトンは渡されたの梨花は自分勝手な性格
- そしてバトンは渡されたの梨花がひどい?
について考察してみようと思います。ネタバレを含む可能性がありますのでご注意ください。
そしてバトンは渡されたの梨花は何の病気だった?
【本日放送】
— TVガイドWeb【公式】 (@TVGweb) November 11, 2022
👉血のつながらない親に育てられた高校生の優子(#永野芽郁)は、義理の父・森宮(#田中圭)と2人暮らし。一方、自由奔放な女性・梨花(#石原さとみ)は、泣き虫なみぃたん(#稲垣来泉)を残して姿を消してしまう。#そしてバトンは渡された@kinro_ntvhttps://t.co/cKKi0IJ7F1
映画終盤で梨花が病であることが明かされるも、最後まで何の病気だったのか明かされることはありませんでした。
しかし、それぞれのシーンを確認していくと、「もしかしてがんなのかな?」と考察できる場面があります。
梨花は水戸秀平との結婚の時点で子供が産めない体であり、がんが再発することを恐れ、ブラジルについていくことを拒否しました。
そして
痩せていく・スカーフと帽子で髪を隠す
のは、抗がん剤による副作用ではないかと考察できます。
そのため、
子宮頸がんor子宮体がん
の可能性が高いと思われます。
梨花はなぜ病気のことを優子に隠していた?
【ネタバレあり】石原さとみ「梨花の愛情がこれだけの人を巻き込んだ」“娘”への愛明かす『そして、バトンは渡された』https://t.co/FKnfhECkOT
— シネマカフェ/cinemacafe.net (@cinema_cafe) November 15, 2021
梨花は優子に病気のことを隠していました。
なぜ隠したのでしょうか?
それは優子が『みぃたん』であった頃、梨花にこう言ったことがあったからでした。
ママには、ずっと死なないで欲しいの
優子の実の母親は、優子を出産後すぐに亡くなってしまい、母親というものを知らずに育っていました。
梨花は『みぃたん』にそう言われたことで、2度も母親を失う経験をさせたくなかったのではないでしょうか。何も話さず、突然いなくなるのはひどいことかもしれませんが、梨花なりの配慮があったのかもしれません。
そしてバトンは渡されたの梨花は自分勝手な性格?
「そして、バトンは渡された」、梨花が石原さとみ級の美人でない限り成り立たない話のような気がする。#そしてバトンは渡された #私がつなぐ涙のバトン pic.twitter.com/DiWmjTLyRo
— タナカ (@hhhllaa1) October 29, 2021
「そしてバトンは渡された」の梨花は、目的のためには手段を選ばない女として、公式HPにも紹介されています。
子供が産めない体の梨花ですが、どうしても子供が欲しかったのです。そこで、シングルファーザーの水戸秀平をターゲットにし、見事結婚します。
梨花はお腹を痛めることもなく、可愛い娘を手に入れることができ、目的を果たしました。やることはとても恐ろしいですが、あれだけの美貌があればなんでも手に入るのかもしれません。
しかし、「自分の願望のために人を振り回しすぎていいるのでは?」と感じてしまいます。
そしてバトンは渡されたの梨花がひどい?
「そして、バトンは渡された」
— ゆき゜ (@yulayuki28) November 26, 2021
どう語ってもネタバレになるので、前情報なしに観てほしいけど、一言で言うなら”みんなに愛された女の物語”。愛という愛がぎゅっと詰まってた。よき。
あと個人的に梨花さん(石原さとみ)が強い女かつ可愛らしさ満載でとてもよかった。強さは見た目にでなくてもいい。 pic.twitter.com/xdYIuSUvcs
「そしてバトンは渡された」の梨花は、目的のために手段を選ばないという性格がわかりました。
しかし、劇中いろいろ「ひどい」という意見が多いようです。
確かに自由奔放な女性なので、つっこみたくなる場面も多いかもしれませんね。梨花は料理が苦手で、焦げた目玉焼き、冷凍食品などが食卓に上ることも。
優子に愛情があるのはわかりますが、自分の外見ばかりに気を配っていて、もう少し優子のために家事を頑張るべきと思ってしまいます。
そして、ひどいと言われる最大の理由はなぜなのでしょうか?
理由①梨花が優子と実父を引き離したから?
優子の実父である水戸秀平がブラジルへ行くことになりますが、梨花はブラジルへ行くことを拒否します。
この時、梨花は優子を手放したくないと思い、どうにか優子が日本に残りたいと思えるよう説得します。結果、梨花と水戸秀平は離婚することになり、優子は梨花が引き取りました。
しかし、映画終盤に梨花が
優子へ実父からの手紙を隠し続けた
という衝撃の事実が発覚します。
優子が実父の元へ戻りたいと言い出すことを恐れた梨花は、送られてきた手紙を隠していたのでした。
すべては優子を失いたくないという思いからの行動ですが、結局は梨花のエゴであり、実父と引き離したと言われてしまっても仕方ないのかなと思ってしまいます。
優子と一緒にいたかったのなら、実父がブラジルへ行かずに済むように配慮することもできたかなとも思います。
理由②梨花が離婚と再婚を重ねるから?
梨花は何度も離婚と再婚を重ねます。
その理由は、
優子のため
でした。
ピアノを習いたいといった優子のために泉ヶ原茂雄との再婚を決め、裕福な暮らしができるようになります。しかし梨花は病気で自分が死ぬことになれば、年を取っている泉ヶ原では優子を任せられないと感じます。
そして泉ヶ原と離婚し、森宮壮介との再婚を決めます。森宮壮介は若く、梨花が病気で死んだとしても、優子を任せられると感じたからでした。
優子に選択の余地がないところがかわいそうだと思ってしまいます。
森宮がどんなにいい人で、いい父親になってくれると言っても、優子は思春期の女の子で、見ず知らずの男の人とともに暮らさねばならないのは苦痛なのではと感じます。
やはり、「実父である水戸秀平の元へ帰るという選択肢をあげるべきだったのでは?」と思ってしまいますね。
まとめ
今回は『そしてバトンは渡された』の梨花の病気や性格を考察してみました。
結論として、
- 梨花の病気は子宮頸がんor子宮体がんの可能性が高い
- 実父からの手紙を隠し、優子を失いたくないというのは梨花のエゴである
- 離婚再婚を繰り返し、優子に選択の余地を与えない
- 目的のためには手段を選ばず、人を振り回している
ということが考察できました。
梨花は天真爛漫で、美人という男性にモテる要素満載の女性でした。そして優子への愛は本物で、優子を悲しませたくないという気持ちが強いことはわかりました。
しかし、目的のために手段を選ばないのは少し恐いと感じてしまう人も多いのかなと思います。
是非『そしてバトンは渡された』をご覧になって、梨花の魔性ぶりをチェックしてみるのはいかがでしょうか♪