劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデンのあらすじをネタバレ解説!最後の結末に感動!

映画『劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン』のあらすじをネタバレありで徹底解説しますよ!

戦争で兵士として育てられた少女が様々な愛を知っていく物語が魅力の本作は、何度観ても楽しめます。

今回は、最後の結末まで、感想も一緒にわかりやすくしっかり解説しますよ~♪

目次

映画『劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン』作品情報

『劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン』基本情報

『劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の基本情報を押さえていきましょう。

  • 作品名:劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン
  • 公開日:2020年9月18日
  • 上映時間:140分
  • 監督:石立太一
  • 脚本:吉田玲子
  • キャスト:石川由依、子安武人、
         浪川大輔、遠藤綾、ほか

『劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン』は、当初は2020年1月10日に世界同時公開予定と発表されましたが、京都アニメーション放火殺人事件やコロナウイルスの影響で2020年9月18日に公開日が延期されました。

『劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン』のあらすじ(簡単に・ネタバレなし)

感情を持たない「武器」として育てられた、元兵士の少女ヴァイオレット・エヴァーガーデン。

戦後、彼女は「自動手記人形」と呼ばれる手紙の代筆業に従事しながら、かつて大切なギルベルト少佐に告げられた「愛してる」という言葉の意味を探していました。

今でもギルベルトへの思いを抱えながら生きているヴァイオレットでしたが、そんなある日、彼女はある少年から依頼の電話を受けることになります。

その頃郵便社では1通の宛先不明の手紙が倉庫で発見されていました。

『劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン』のあらすじ内容を詳しくネタバレ解説!

自動手記人形のヴァイオレット

デイジー・マグノリアは祖母アンの葬式に参列するため、両親と共にとある田舎町を訪れました。

デイジーはアンの遺品の中から、大切に保管されていた手紙の束を見つけました。それは曾祖母クラーラから送られたとても大切な手紙でした。

早くに他界したクラーラはアンのために手紙代筆を請け負うあるひとりの自動手記人形(ドール)に毎年彼女の誕生日に必ず手紙が届くよう手配したのだというのです。

手紙は50年間に渡って届けられ、デイジーは祖母の想い出と歴史が込められたその手紙の入ったブリキ箱をじっと見つめていました。

葬式が終わり、両親は仕事のため一足早く戻っていきました。そんな両親に憎まれ口を叩いたデイジーはそのまま一人アンの家に残ることにし、手紙を読んでいるうちにクラーラが手紙の代筆を頼んだというドールがどうしても気になりました。

そのドールの名前はヴァイオレット・エヴァーガーデン。デイジーは船に乗り、かつてヴァイオレットが勤めていたというライデンの街にある「C・H郵便社」に向かいました。

確かに過去に「C・H郵便社」には数々のドールが勤めてはいましたが、調べた結果ヴァイオレットは18歳の時にドールを辞めたということが明らかになりました。そこからデイジーのヴァイオレットの足跡を辿る旅が始まりました。

ヴァイオレットの過去

遠い昔、名もない孤児だった少女は海軍大佐のディートフリート・ブーゲンビリアに拾われ、ディートフリートの弟で陸軍少佐のギルベルトに預けられました。ギルベルトは少女に花の名前を取ってヴァイオレットと名付けました。

それ以来ヴァイオレットは女子少年兵としてギルベルトと共に幾多の戦場を渡り歩きましたが、ある激戦の最中にヴァイオレットは両手を失い、重傷を負ったギルベルトを助けることもできず生き別れることとなりました。

それから1年後。ギルベルトは生死不明のまま遂に戻ってくることはありませんでした。機械の義手を手に入れたヴァイオレトは後見人から「エヴァーガーデン」という苗字を与えられました。

ギルベルトの親友だったクラウディア・ホッジンズが社長を務める「C・H郵便社」でドールとして働くことになりました。

ヴァイオレットに残されたのは、かつてギルベルトから買ってもらったエメラルドのブローチ、そして別れ際にギルベルトが発した「心から愛してる」という言葉でした。

感情の起伏に乏しく、「愛」という言葉の意味も知らなかったヴァイオレットはそれ以来代筆業を通じてその意味を考えるようになっていきました。

ギルベルトを想うヴァイオレット

代筆の依頼が3ヶ月待ちという人気ドールに成長したヴァイオレットは、ギルベルトの母の月命日になると彼の代わりを担うかのように墓参りに出向いていました。

そこにディードフリードが現れ、ギルベルトのことはもう忘れるべきだと告げましたが、ヴァイオレットにとっては決して忘れることはできませんでした。

ヴァイオレットが去った後、ディートフリートは彼女が落とした赤いリボンを拾い、「C・H郵便社」に届けに向かいました。

ヴァイオレットの内に秘めた想いを読み取っていたディートフリートは、今度所有している船を処分する際にギルベルトが使っていた本やおもちゃなどを受け取らないかと呼びかけました。

ヴァイオレットは今までにない感情を露わにして「欲しい」と返答し、その場にいた者たちは驚きを隠せませんでした。

その頃、とある孤島ではどこか見覚えのある、右目と右手が不自由なジルベールという男が地元の少年から手紙の代筆を依頼されていました。男は戸惑いながらも依頼を引き受けることにしました。

少年ユリスとの約束

時を同じくして、ヴァイオレットは、あるひとりの少年ユリスから代筆の依頼を受けていました。

ヴァイオレットは3ヶ月先まで予約が入っていたものの、ユリスの依頼を引き受けることにし、早速タイプライターを持ってユリスが入院している病院へと向かいました。

重い病を患うユリスは長きにわたる入院生活のせいか家族や親友のリュカなどに辛く当たってしまい、どうしても素直になれない自分にもどかしさを感じていました。

ユリスはもし自分が逝ったら家族とリュカに手紙を届けてほしいと頼み、そんなユリスの心情を悟ったヴァイオレットは彼と指切りを交わして必ず手紙を送り届けると約束しました。

その後、ヴァイオレットはディードフリードに案内されてブーゲンビリア家のヨットに向かい、兄弟の昔話を聞き、ギルベルトが使っていたテーブルゲームや本を頂いて大切そうに抱きしめながら帰路につきました。

ギルベルトの後悔

そんなある日、荷物を仕分けしていたホッジンズや配達員のベネディクト・ブルーは、倉庫で1通の差出人不明の手紙を見つけました。

その筆跡は紛れもなくギルベルトのものと酷似しており、ホッジンズは戸惑いながらもヴァイオレットに手紙の件を伝えました。

ヴァイオレットは目に涙を浮かべながら、もしかしたらギルベルトは生きているのではという期待と不安に胸を焦がしていました。

その頃、手紙の差出先であるジルベールのいる孤島では島民たちが歌を歌いながら花輪を海へ投げていました。

ジルベールは島の老人から、この島の若い男は全て戦争へ行き誰も戻って来なかったこと、今や島に残されたのは女子供と老人しかいないことを告げられ、「君が島のために尽くしてくれて本当に嬉しい」と感謝の意を伝えられていました。

ヴァイオレットとホッジンズは意を決して、真相を確かめるべく孤島へと向かいました。ホッジンズは島の少年への聞き込みから、このジルベールこそギルベルト本人であることに間違いないと確信しました。

ホッジンズは単身でギルベルトの家に向かいましたが、ギルベルトは過去は全て捨て去ったと言い放ち、ヴァイオレットに会うことを頑なに拒みました。

ホッジンズから事の顛末を聞いたヴァイオレットはそれでも諦めきれず、自らギルベルトの元に向かいましたが、ギルベルトはヴァイオレットを冷たく突き放してしまい、衝撃を受けたヴァイオレットは悲しんで走り去っていきました。

見かねたホッジンズは家の中にいるギルベルトに怒号を上げ、その夜は島に唯一ある灯台の郵便局に泊まることにしました。

その頃、ギルベルトは過去を振り返っていました。ギルベルトは過去の戦争でヴァイオレットを兵器として利用してきたことを深く後悔しており、自分がいない方が彼女にとって幸せなのではないかと感じていました。

あの戦いの後、辛うじて一命を取り留めていたギルベルトは全ての過去を捨て、故郷に戻らず各地を転々として戦争の爪痕を見つめ直す日々を送っていました。

そしてギルベルトはいつしかこの島に辿り着き、これからは誰にも何も知らせずひっそりと生きていこうと決意していたのです。

『劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の最後と結末

少年ユリスの最期

灯台の郵便局に「C・H郵便局」から電報が入りました。それはユリスが危篤に陥ったという知らせでした。

島は嵐に見舞われており、島から出ることのできないヴァイオレットは同僚のアイリス・カナリーとベネディクトに頼んで病院に向かわせました。

しかし、家族宛ての手紙までは書き終えていたもののまだ肝心のリュカ宛ての手紙は書き上がっておらず、その間にもユリスの容体は悪化していきました。

アイリスたちは最後の手段としてリュカの家に電話をかけ、ユリスは受話器越しにリュカにこれまで言えなかった感謝の気持ちを伝えました。

リュカもユリスとの変わらぬ友情を伝え、そしてユリスは静かに息を引き取りました。約束通りに手紙を受け取ったユリスの弟は、兄の遺体に笑顔で感謝の意を伝えました。

ヴァイオレットとギルベルトの再開

翌日、ヴァイオレットはギルベルトに手紙を書き、彼に会うことなくホッジンズと共に帰りの船に乗り込みました。

手紙には「少佐(ギルベルト)、あなたに教えていただいたことは全て覚えています。少佐に頂いた「愛してる」の意味も、今は少しは分かるのです」と書かれていました。

手紙を読んだギルベルトは、かつて言葉も感情も知らなかったヴァイオレットの精一杯の気持ちに心を打たれ、必死で船を追いかけました。

ギルベルトの声を聴いたヴァイオレットは迷わずに船から海に飛び込み砂浜でようやく対面を果たしたヴァイオレットとギルベルトは互いの想いを確かめ合いました。

その後、ヴァイオレットは依頼された仕事を全てこなしてから「C・H郵便局」を辞め、ギルベルトと一緒に孤島で暮らし始めました。

ヴァイオレットは島の灯台の郵便局で、戦争で傷ついた島民たちのために手紙代筆業を続けました。ヴァイオレットはユリスから教えてもらった指切りをギルベルトと交わし、二人はそれから穏やかで幸せに暮らしました

時は流れ、ヴァイオレットの功績を称えた島の記念切手が発行されました。その色はヴァイオレットの花の色である紫に彩られていました。

ヴァイオレットの足跡を辿るデイジーの旅はこの孤島で終わりを迎え、デイジーは故郷の両親に宛てた手紙を島のポストに投函しました。手紙には「ずっと素直になれずにごめんね、パパ、ママ、ずっと愛してるよ」としたためられていました。

『劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン』感想まとめ

映画『劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の感想をまとめました!

心が洗われる作品!
最初から結構ヤバかったけど後半は涙腺が崩壊しました!

少年の話もヴァイオレットと少佐の話もどちらも感動してしまいました!
本当にシリーズのフィナーレと感じて感無量でした!

繊細で美しい作画の良さによりストーリーの味わいが何倍にも増幅されています!
万人が共感出来るほど涙腺崩壊するシーンがてんこ盛りでした!

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』
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まとめ

映画『劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン』のあらすじを、ネタバレあり(詳しく)とネタバレなし(簡単)で解説してきました!

最後の結末までご紹介してきましたが、美しさを感じさせる映像で、物語も様々な愛が描かれていて感動する素晴らしい映画でしたね♪

何度も見たくなってしまう映画です!

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