劇場版ヴァイオレットエヴァーガーデンの指切りは何の約束だった?

見た人は必ず泣く!と言われる京都アニメーション制作のアニメ映画『劇場版ヴァイオレットエヴァーガーデン』

映画が終了してエンドロール後にヴァイオレットとギルベルトが「指切り」をしているシーンが映ります。

二人に言葉はなく、説明もないため「いったい何を約束しているの⁉」と話題になりました。本来指切とはどんな意味を持つのでしょうか?

そこで今回は

  • 最後のシーンの指切りの意味は何?
  • 本来の指切りの意味

について考察していきます。ネタバレを含む可能性がありますのでご注意ください。

目次

最後のシーンの指切りの意味は何?

ずばり、「二度と離れない約束」の意味と考えます。

この作品中での「指切り」は約束の意味合いが強いと思われます。

死期の近い病床の少年「ユリス」から代筆作業を請け負った際に指切りをしており、ヴァイオレットの中で「指切り=約束」の図式があるように思います。

そして、ギルベルトを探してエカルテ島に渡ったヴァイオレットがユリスが危篤との連絡を受けた際、涙をながし「約束したのです!まだ書いていない手紙があります」と叫びます。

命に代えても守りたいギルベルトに会うために生きてきたヴァイオレットが、ユリスの代筆をするために島を出ようとします。

まさにユリスとの「約束」を守るためであり、ヴァイオレットが職務に対して誠実であることも描いています。ヴァイオレットにとって、指切りがいかに大切な「約束」なのかを物語っているシーンだとおもいます。

再会しやっと想いが通じ合ったギルベルトと「もう二度と離れず、生涯一緒に過ごす」という約束の指切りだったのではないでしょうか。

キスシーンではなく、ヴァイオレットとギルベルトが真剣なまなざしでお互いを見つめ、指切りしているシーンがかえって二人の思いの深さを描いているように感じます。

もしかすると結婚の約束ではないか?とも考えますが、再会したばかりの二人なので今すぐではなく後々には結婚という形をとるのかもしれません。いずれ、将来を誓い合っているのは間違いないでしょう。

ただ、詳しく説明がないので結論は映画を見た方に委ねる、という感じかもしれません。

本来の指切りの意味

指切りとは、近世以降の日本において、約束の厳守を誓うために行われた、一般大衆の風習だったそうです。

もともとは男女が不変の愛を誓い合う証拠として、心中立(しんじゅうだて)を行ったのが起源と言われています。

「心中」とは、本来「真の心意、まごころ」を意味する言葉ですが、転じて「他人に対して義理立てをする」意味から「心中立」とされ、特に相思相愛の男女が愛情を守り通すことを言うようになりました。

また、思いあった男女がその愛が変わらぬものである証拠として、髪を切ったり指を切ったり!爪を抜いたりなどの行為も指すようになり、そのくらい重い約束の証だったといわれます。

現代では指や髪を切るようなことはなく、お互いの小指同士を絡めて、約束事を唱えます。

唱える際に「ゆびきりげんまん 嘘ついたら 針せんぼんのます」など、誓約の言葉も唱えますね。これを唱えることによって、「この約束は破ってはいけない」と子供心に思ったものです。

「指切り」は近年日本のアニメなどの影響もあり、海外にも広まってきているようです。

ヴァイオレットとギルベルトが指切りをするラストシーンは、まさに男女が不変の愛を誓い合うシーンと考えてもいいのではないでしょうか。

「ヴァイオレットエヴァーガーデン」は異国が舞台の物語でありながら「指切り」や「命日の墓参り」など日本ならではの風習を描いているため、日本人の私たちが見ても親しみを感じるのではないかと思います。

まとめ

今回は「劇場版ヴァイオレットエヴァーガーデンの指切りは何の約束だった?」について考察してきました。

結論として

  • 最後の指切りの意味は「二度と離れない」という約束を意味している
  • 指切りは日本で生まれた風習で、約束の厳守を誓うためのものだった

と考察出来ました。

指切りが日本古来の風習だったのには驚きましたが、『劇場版ヴァイオレットエヴァーガーデン』の中でも全く違和感なく「指切り」のシーンがとても重要な役割を果たしていたように感じます。

今回の考察をもとに『劇場版ヴァイオレットエヴァーガーデン』をご覧になってみてください。

最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。

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