映画『タイタニック』の吹き替え声優さんをまとめました!
ジャック・ドーソン役を石田彰さんが務めているのはかなり人気が高いですよね♪実は妻夫木聡さんも以前ジャック役を務めていますが、評判はいまひとつのようです。
全5種類ある映画『タイタニック』の吹き替え版、皆さんどれが好みですか?(*´ω`*)早速見ていきましょう!
吹き替え版の5種類まとめ
映画『タイタニック』の吹き替えは、なんと5種類もあります。その5種類をまとめておくと、
No | バージョン | 特徴 | ジャック・ドーソン役声優 | 代表作 |
---|---|---|---|---|
① | 劇場版/DVD版 | 本家 | 松田洋治 | 『もののけ姫』アシタカ |
② | フジテレビ旧版 | 地上波初放送時 | 妻夫木聡 | 話題作り…? |
③ | 日本テレビ版 | 一番人気! | 石田彰 | 『エヴァ』渚カヲル君 |
④ | フジテレビ新版 | 安定のレオ様の声 | 内田夕夜 | 『X-MEN』シリーズ プロフェッサーX |
⑤ | 機内上映版 | 機内だけで聞ける | 草尾毅 | 『スラムダンク』 桜木 |
こんなに種類があると、聞き比べたくなりますね。
声優 石田彰の吹き替えが一番人気
5種類ある吹き替え版の中で、一番人気があるのが、石田彰さんがジャック役を務めた日本テレビ版の吹き替えと言われています。
日本テレビの金曜ロードショーでは、2003年6月、2008年3月に、この石田彰の吹き替え版が放送され、毎回話題になっていました。そして、視聴者リクエストにより2021年5月7日、14日の放送が決定し、瞬く間にSNSでも話題沸騰しました。
妻夫木聡版の吹き替えの評判はいまひとつ
一方で、『タイタニック』がフジテレビでの地上波初放送が決定した際、話題作りのためか、ジャック役を妻夫木聡さん、ローズ役を竹内結子さんが務めたのですが、こちらは評判はあまり良くないようです。
というのも、ジャックとローズ以外はプロの声優で固めたため、不慣れなお二人の声が逆に目立ってしまったのだとか。プロの声優はやっぱりすごいんだな、とこういう時に気づかされます。
①劇場版/DVD版:松田洋治
劇場版、そしてDVDや動画配信サービスで聞くことができるのが、松田洋治さんがジャック役を務めた吹き替えです。経験のある声優で固めた安定の布陣でした。
松田洋治(ジャック・ドーソン/レオナルド・ディカプリオ)
松田洋治さんといえば、ジブリ作品でも常連で、
- 『風の谷のナウシカ』(1984年)のアスベル
- 『もののけ姫』(1997年)のアシタカ
の声を務めました。最近は舞台役者として活躍しておられます。
日野由利加(ローズ・デウィット・ブケイター/ケイト・ウィンスレット)
日野由利加さんは、洋画吹き替えの大ベテランで、代表作を挙げるのも苦労しますが、例えば、
- 『ターミネーター2』のサラ・コナー
- 『マトリックス』シリーズのトリニティ
- 『X-MEN』シリーズのジーン・グレイ
など、戦う女性の声のイメージです(偶然かもしれません…)。芯のあるパワフルな声が魅力ですね。
ちなみに、この劇場版吹き替えでは、ローズの婚約者キャルドンを山寺宏一さんが務めています。ちょっと意外な配役ですよね。
②フジテレビ版:妻夫木聡
妻夫木聡(ジャック・ドーソン/レオナルド・ディカプリオ)
『タイタニック』が地上波初放送となった2001年当時、妻夫木聡さんは旬の若手俳優さんでした。ドラマにも毎クールのように出演されていた時期ですね。
このときの『タイタニック』のジャックの吹き替えはあまり評判が良くないものの、その後の『STAND BY ME ドラえもん』(2014年)では、大人の野比のび太役を務めており、好評でした。声優は慣れと経験が必要なものなのでしょうね。
竹内結子(ローズ・デウィット・ブケイター/ケイト・ウィンスレット)
故・竹内結子さんは、ドラマに映画に引っ張りだこの実力派女優でした。
映画では、『黄泉がえり』(2003年)や『いま、会いにゆきます』(2004年)、ドラマでは『ランチの女王』(2002年)や『ストロベリーナイト』(2010年)など、出演作は数えきれないほどです。
とても心地のいい声を持っておられたので、吹き替えとしては『インサイド・ヘッド』(2015年)のヨロコビ役、そのほかナレーションもたくさん務めておられました。
③日本テレビ版:石田彰
フジテレビ版の主役2人の吹き替えのみ変更する形で、金曜ロードショー向けの日本テレビ版が制作されました。
石田彰(ジャック・ドーソン/レオナルド・ディカプリオ)
石田彰さんは、アニメの吹き替えも洋画の吹き替えも、何でもこなせるプロ声優で、作品数も数えきれませんが、ファンの間でなじみがあるのが、
- 『エヴァンゲリオン新劇場版』(2007-2021年)の渚カヲル
- 『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』(2020年)の猗窩座
- 『銀魂』の桂小太郎
- 『NARUTO』の我愛羅
など、あの声の人なんだ!と馴染みのある人も多いのではないでしょうか。癖の強いキャラクターは石田彰さん、というイメージがファンの間では定着しているようですね。
2021年の金曜ロードショーで、石田彰さんの吹き替え版が放送されるにあたり、石田彰さんは、
ジャックの声を演じるにあたり、未来への希望を担保にした自信が彼を突き動かす原動力になっていると思うので「若さゆえの勢い」という部分を意識しました。
引用元:yahooニュース
と、コメントしています。若さゆえの勢いがあふれる石田彰さんの声に注目です。
冬馬由美(ローズ・デウィット・ブケイター/ケイト・ウィンスレット)
ローズ役は、声優であるナレーターでもある冬馬由美さんが務めました。
洋画吹き替えではサラ・ウィンター、韓国人俳優としてはキム・ハヌルの吹き替えを担当しています。
④フジテレビ新版:内田夕夜
このフジテレビ新版も、フジテレビ旧版から主役の2人のみ変更する形で新たに制作されたものです。
『タイタニック』が3時間を超える長編作であることから、地上波放送は前編と後編の2回に分けるのが通例ですが、一度だけ、2004年にフジテレビで『タイタニック』を一挙放送することになった時がありました。その時の、後にも先にもない唯一の吹き替え版です。
内田夕夜(ジャック・ドーソン/レオナルド・ディカプリオ)
内田裕也さんは海外作品の吹き替えを多く務めています。これまで、
- 『X-MEN』シリーズ(2011-2019年)のプロフェッサーX
- 『インセプション』(2010年)のドム・コブ(レオナルド・ディカプリオ)
- 『華麗なるギャツビー』(2013年)のジェイ・ギャツビー(レオナルド・ディカプリオ)
を演じており、過去にレオナルド・ディカプリオの声を務めてきたことのある方なので、レオ様の声として馴染みのある人も多いかもしれません。
岡寛恵(ローズ・デウィット・ブケイター/ケイト・ウィンスレット)
ローズの声を担当した岡寛恵さんも、過去に
- 『リトル・チルドレン』のサラ(ケイト・ウィンスレット)
- 『愛を読むひと』のハンナ(ケイト・ウィンスレット)
など、ケイト・ウィンスレットの声を担当したことがあるため、ローズの声としてしっくりくる人も多いかもしれません。
⑤機内上映版:草尾毅
飛行機で映画を観るときは、機内上映版として声優さんが変わるのですね。主役2人だけでなく、そのほかも役者の声優も変わっています。
草尾毅(ジャック・ドーソン/レオナルド・ディカプリオ)
草尾毅さんといえば、
- 『SLUM DANK』(1998年)の桜木花道
- 『ドラゴンボール』シリーズのトランクス
などで知られている声優ですが、実は、レオナルド・ディカプリオ主演の『ロミオ&ジュリエット』ではレオ様の声を担当しているなど、初期の若かりしレオ様の声は草尾毅さんが多く務めていました。
藤貴子(ローズ・デウィット・ブケイター/ケイト・ウィンスレット)
藤貴子さんは洋画吹き替えを多く担当している声優で、例えば
- 『CSI:マイアミ』シリーズのナタリア
- 『ウェントワース女子刑務所』シリーズのビー・スミス
などの声担当です。実は、『呪怨』の佐伯伽椰子役で一躍有名になった方でもあります。
まとめ
映画『タイタニック』の吹き替えの声優について調べてまとめてきました。結論としては、
- 『タイタニック』の吹き替えは全5種類存在
- そのうちジャックを石田彰さんが務めている吹き替えが人気
- ジャックを妻夫木聡さんが務めたものの評判はいまひとつ
ということがわかりましたね。とはいえ、声優さんの好みはそれぞれ皆さん違うと思います。自分が好きなバージョンの吹き替えを楽しみたいですね♪